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人界魔討伝〜三魔〜  作者: 人工サンマ
72/77

第六十七魚 絶望

 サンマーズレッド「ブルー……まさかお前が裏切っていたなんてな……」

 サンマーズブルー「違うんだ!!話を聞いてくれレッドー!!」

 サンマーズピンク「嘘よ!そいつの言葉に耳を傾けないでレッド!!」

 サンマーズレッド「ああ、裏切り者の声なんて俺には聞こえない」

 サンマーズブルー「やめてくれレッドー!!うわぁーー!!」

 サンマーズピンク(そうよ……全てブルーが悪いのよ)

 ナレーター「ブルーが裏切っていた!!??どうなるサンマーズ」

 ───続く


 三魔「人界魔討伝〜三魔〜このあとすぐ!チャンネルはそのままだ!」


 超合金!サンマーズ七輪!

 サンマを受け継ぎしサンマーズの力を君の手に…!!

 サンマーズ七輪でサンマを焼け!

 超合金DXサンマーズ七輪!

 〜鮮魚売り場にて〜


 サンマーズベーコン!

 サンマーレッド「俺たちのベーコンが発売だ!美味しい!新鮮!食べれるベーコンだ!!」

 サンマーブラック「必ずカードが1枚着いてくる!」

 サンマーグリーン「ゴールドカードを当て豪華景品と交換だ!」

 〜鮮魚売り場にて〜


 おサンマをキメる時は周囲を明るくし、精神状態を整え、周りの目を気にしながらキメましょう。

『三魔との約束だ!』

 ────────────────────────

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【字幕】【副音声】【新鮮】

「Dies ist eine köstliche Saury!!僕は荒筋亜番。ある時、異形のサンマを目にし、世界の真実を知りました。闇の中で秋刀魚を武器に異形のサンマと戦う日魔星達を見て、僕の中で何が変わりました。そんなある日、サンマヴジュデックを倒すとサンマレスペロと名乗るサン魔が……」

「それでは、せーのっ!」


「闇ありし所にサンマあり。

(Saury in the dark)

 死をもたらす災厄の化身。

(Incarnation of the disaster that causes death)

 サンマの前にあるのは絶望による死のみであった。

(Despair and die by saury)

 だが、人は希望の光を手に入れた。

(But people got the light of hope)

 人を守り、人を導く存在。

(Those who protect and guide people)

 人は彼らを称えてこう呼んだ。

(People praised them and called)」


『日魔星』


(原作 人工サンマ)

 貫け!走れ!

(制作 サンマクリエイト)

 刃を振るえ!

 金色の夢を抱いて〜


 常闇の街に

(秋水三魔-大平陽 サン・マリアンヌ -インドー・ヨー)

 狂笑が鳴り響く〜

(達-尼本皆 母秋刀魚-尾法)

 絶望の到来

 終末の鐘が鳴り渡る〜

(音響 女川獲 撮影 気仙沼涼)

 誓いを込めた

(照明 釜石旭)

 刃を胸に

 サンマを裂く刃金

(サンマデザイン 人工サンマ)

 金色の夢を抱く者よ

(撮影協力 神戸サンマリンピアランド )

 飛び立て〜闇黒の空に~

(アクション監督 横須賀鮮魚丸)

 闇を討ち倒すために!

(脚本 きょうちゃん)

 貫け!走れ!

 獅子の如く駆けろ!

 喪おうとも吼えろ!

 魔を裂く刃となれ

 三魔~~~!!

(総監督 人工サンマ)


『駆けろ!三魔』


 ────────────────────────

 人界魔討伝〜三魔〜は

 未来クリエイター、SANDAIとご覧のスポンサーの提供でお送りします。

 薬物のおサンマ

 サンマの素

 ────────────────────────

「殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ」

「コロセコロセコロセコロセコロセコロセコロセ」

「ころせころせころせころせころせころせころせ」

【サンマランド PM.12:00】

 飛び上がるように目を覚ます。

 薄い月明かりのみの静寂に包まれた部屋では、自分の鼓動だけが耳を衝く。

 母秋刀魚の屋敷、日魔星の拠点の一つに軟禁されてきた数日間。

 決して長くもなく、短くもない日々。

 ────────────────────────

 謹賀新年

 あけましておめでとうございます

 平成三十三年(ことし)は実質さんま年の丑年

 もーれつに熱い日魔星の戦いを見逃すな!

 ────────────────────────

 与えられたのは平穏であった。

 この部屋を出ることは許されないが、家具は一式揃えられ、暇つぶしになる娯楽は与えられている。

 最近は見張りすらもつけられていない。

 なんて不用心な人達なのだ、と半場呆れつつ自分が絆されているのを感じていた。

 けれど、私の胸には確かに父を殺された憎悪がある。

 近頃見る夢がその証左だろう。

 何も無い空間に現れたサン魔が壊れた腹話人形のように「殺せ」と繰り返し続ける夢。

 ふぅ、とため息とつく。

 たかが夢だが、されど夢。

 繰り返し気分の悪い夢を見るのは堪える。

 部屋の電気をつけず真っ暗な中立ち上がる。

 今宵は眠れそうにない。

 窓辺に向かい月夜でも眺めていようか。

 暗闇に馴れてきた目が次第に部屋の輪郭を捉え始める。

 足元を確認しながら窓辺に向かおうとして、ふと背後に目をやった。

 そこには外側から閉ざされた扉があるはずであったが、サンマンチカン一匹通れるほど開けっぴろげてある。

 時刻は深夜。

 今ならばこの部屋を抜け、屋敷からも抜け出すこともできるかもしれない。

「でも、どこに行けばいいの」

 溜息混じりに呟いて、そんな自身に驚愕する。

 自分の父親を殺した三魔に対する憎しみが巣食っていることは自覚している。

 だが、ここ数日間でずいぶんと毒気を抜かれたようだ。

「どこに行くか、なんてどうでもいい」

 私は扉に手をかけ、おおっぴろげると踏み出した。

「………………」

 途端、廊下の先から何かの息遣いを感じた。

 息遣いの先は明かりのない暗闇。

 呼ばれている、と直感し音を立てないように向かう。

「……………………」

 何かに近づくにつれ息遣いが大きくなっていくように感じる。

 廊下を渡り、襖を開け、部屋を通って、わたしは地下へと続く階段の前で立ち止まった。

 この下に何かがいる。

 確信めいた直感。

 好奇心につられて階段を下り、石造りの地下へとたどり着くと目の前には地下室への扉が。

 私の胴よりも太い石扉は侵入を拒む門として万全であるのだろうが、今はどういう訳かその門戸を開いている。

 迷うことなく私は部屋へと進み、自身の目を疑った。

 部屋を端的に表すならば、手術室。

 ただ、病院の清潔なそれと違う。

 まるで適当に並べられた器具たちは黒くこびりついた血に染まり、そこら中に七輪が散乱していた。

 そして部屋の中央、手術台には女の子の遺体が横たわっていた。

 真っ白な髪をもつ彼女は透き通るような肌を恥ずかすしげもなく露にしている。

 外傷はなく、まるで眠っているような遺体。

 しかし、薄く開いている眼はただ一点を見つめほんの少しの瞬きをせず、死の香りを醸している。

「……………」

 いつの間にか遺体の傍に立ち、覗き込んでいた私は何かの気配を感じはっと顔を上げた。

「見て……しまいましたね」

 背後から何者かの……いや、この屋敷の主の声。

 振り返った私を、扉を背に母秋刀魚は悲しそうな表情で見つめていた。

 ────────────────────────

 サンマの窓口~♪

「いやーこの前、サンマに襲われましてね」

「そら大変だ!よく生きてるねーあんた」

「危なかったよ。あとほんの少し自衛隊が遅れてたら死んでたね」

「そんな貴方にオススメなのがサンマ保険!」

「サンマ保険?」

「サンマ保険は死亡保障がついて月々がこのお値段!」

「やっすいー!」

「これならサンマに襲われても安心ですね!」

「安心だ!」

「さらになんと!今入会すると早割りでこのお値段!」

「こんなに安くなるの!!!??」

「安心・安い!サンマ保険はサンマの窓口へ!」

 ────────────────────────

【サンマランド PM.12:00】

「効かぬ!」

 サンマレスペロの首元に向けて放った一撃は、硬い皮膚により弾かれる。

「人間が俺を穿つなど不可能。疾く諦め、絶望するがいい」

「誰が!!」

 体制を整えさらに一閃。

 が、手応えは虚しいほどにない。

 サンマヴジュデックとの決着の直後、サンマレスペロが現れそのまま交戦。

 状況は膠着。

 こちらが渾身の一撃を放とうと、サンマレスペロに有効打を与えることは叶わない。

 サンマレスペロはそんな俺を嘲笑うかのように立ち尽くす。

 ────────────────────────

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 状況は膠着……否、膠着させられている。

「三魔さん!」

 状況の不利を悟ってか、マリアンヌが不安そうな声を上げる。

「問題ない」

 自分に言い聞かせるように一声、再び斬り込む。

「こそばゆい」

 結果は変わらず、全くの無傷でサンマレスペロが立ち尽くすのみ。

「なんて硬いサン魔でありますか……」

 事実これ程まで村正刀魚で斬りつけても、傷一つつかないサンマレスペロの頑健さは驚嘆に値する。

 が、俺のうちには違和感が巣食う。

 今までもただ硬いサン魔には幾度なく相対した。

 その度により強い一刀をもって打ち砕いてきたが、サンマレスペロは今までのサン魔とは根本的に異なる気がするのだ。

 違和感の原因は、手応えのなさ。

 全体重をかけ、総身の一撃を与えているのに対し手応えが無さすぎる。

 硬いものに当てた感触も、反動もない。

 まるで、攻撃そのものが無効化されているようだ。

「無様よなぁ日魔星。お前がどれ程強健をもって鳴らそうとも所詮は人。俺に敵う道理なし」

「だからとて、引き下がる道理もなし」

 サン魔力を己のうちに滾らせる。

「戒刀──零刀散魔」

 ありったけのサン魔力を込め、俺が持つ最強の技を放つ。

 刀身に宿ったサン魔力が絶対零度へと至り、サン魔を断つ刃となる。

「無駄ぁ!」

 あらゆるサン魔を討ち滅ぼしてきた必殺の一刀。

 ……だが、それすらも及ばない。

 サンマレスペロは不敵な笑みを浮かべ、立ち尽くす。

 その体には一切の傷がない。

「なんでやつ……だ」

「お前のどんな技も俺には及ばぬ。絶望するがいい日魔星」

「くっ……」

「隙ありであります!」

 マリアンヌの叫びと共に銃声が駆け、サンマレスペロに銃弾が吸い込まれていく……が、次の瞬間には銃弾がそのままサンマレスペロの足元に落ちる。

「駄目でありますか……だけど!」

 マリアンヌは続け様に引き金を引き、サンマレスペロに銃弾を叩き込む。

 しかし、どの銃弾もサンマレスペロに傷一つ負わせることは叶わない。

 だが、無駄ではない。

「サンマレスペロ、俺たちは絶対に絶望しない」

 村正刀魚を構え直し、吶喊。

「俺たちは日魔星だからな!」

 零刀散魔を放ったため、サン魔力は枯れ果て眩暈、頭痛に襲われている。

 手指は痺れ、村正刀魚をしかと握れているか怪しい。

 だが渾身。

 踏み込み、上段に構えた村正刀魚を力のまま振り落とす。

 その一撃をサンマレスペロは体を翻し躱した。

「絶対に絶望せぬか、日魔星」

「あぁ俺は、俺たちは絶望(おまえ)なぞに負けない」

「くくくっ……なれば日魔星。俺と戯れているうちにお前たちの大事なモノはどうなったと思う?」

「なんだと…?」

「自分の目で確かめるがよい」

 サンマレスペロはそう言い残すと、身を翻し飛び上がった。

「待て!!」

 残された力を振り絞り、叫びながら追いかける。

 しかし、サンマレスペロの姿は遠のくばかりで、ついに見失ってしまう。

「くそっ!!」

 膝をつきながら叫ぶ。

「さ、三魔さん!」

「なんだ?」

 後ろから追いかけてきたマリアンヌが焦り混じりに声を上げる。

「ヤツがいい残した事が気になって……その、サンマランドに通信を入れてみたであります……」

「………まさか?」

「サンマランドから通信が途絶してるであります……」

 ────────────────────────

 このあとはみんなとダンシング!


 サンマベーコン!

「サンマベーコン?普通のベーコンでしょ?(ぱくっ)」

「べーーーーーこん!!!!!!」

 驚くほどベーコン

 サンマベーコン発売中


 サンマのブッーク!

 超合金1/144スケール七輪!!

 毎週着いてくる七輪の網を集めて七輪を完成させよう!

 第二回は金網1/130がついてくる!


 夕陽に縛られて

(秋水三魔-大平陽 サン・マリアンヌ-インドー・ヨー)

 広がるあなたの影

(達-尼本皆 母秋刀魚-尾法 )

 その影に縋りたくて

(駆けろ!三魔 歌-秋水三魔 作詞作曲-人工サンマ)

 あなたの傍を歩きたくて

(進め!日魔星! 歌-マリアンヌ 作詞作曲-人工サンマ)

 振り返らず

(撮影-気仙沼涼 音響-女川獲 照明-釜石旭)

「さよなら」は言わないで

(サンマデザイン-人工サンマ)

 夕闇に溶けた

(企画-旭川海 制作進行-田老丸)

 思い抱えて走るよ

(編集-七志権兵衛)

 いざ進め!私よ進め!

(シリーズ構成-トウキョウ・ワァン)

 恐れを振り払って

(音楽-オオサカ・ワァン)

 涙は要らない

(美術監督-瀬戸内獬 アクション監督-横須賀鮮魚丸)

 いざ進め!私よ進め!

(原作-人工サンマ)

 きっと いつの日か

(脚本-きょうちゃん)

 たどり着くと

(総監督-人工サンマ)

 信じて───


『進め!日魔星』

 ────────────────────────

 この後、SC信者の集いでショート小説が公開!欠かさずチェック!


 てれてれてれってれってってっててて〜♪

 ナレーター「次回の三魔は!?」

  「全くもって僥倖よのぉ」

  「母秋刀魚ぁーー!!!」

  「ポニーテールはいいぞ」

 ナレーター「次回、未定。ポニーテールはいいぞ!三魔!!」

 Chew well and eat is next saruy!!


 この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りしました。


 宗教法人三魔の会

 SANDAI

 三間建設



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