第六十四魚 強化
サンマーズ「超合体!!瞬・斬魔砲」
チュードーーーーンンンン
サンマーライオンデラックスカイザーデットリミックスビヨンド・オブ・リビング・エンド「ギョエエエエエエエエエエエエエエエ」
サンマーズレッド「一件落着だ!」
謎のサンマ「くくくっ……奴らがサンマーズ」
ナレーター「遂に宿敵、サンマーライオンデラックスカイザーデットリミックスビヨンド・オブ・リビング・エンドを倒したサンマーズ!!やったぞ!サンマーズ!!」
───続く
三魔「人界魔討伝〜三魔〜このあとすぐ!チャンネルはそのままだ!」
超合金!サンマーズ七輪!
サンマを受け継ぎしサンマーズの力を君の手に…!!
サンマーズ七輪でサンマを焼け!
超合金DXサンマーズ七輪!
〜鮮魚売り場にて〜
サンマーズベーコン!
サンマーレッド「俺たちのベーコンが発売だ!美味しい!新鮮!食べれるベーコンだ!!」
サンマーブラック「必ずカードが1枚着いてくる!」
サンマーグリーン「ゴールドカードを当て豪華景品と交換だ!」
〜鮮魚売り場にて〜
おサンマをキメる時は周囲を明るくし、精神状態を整え、周りの目を気にしながらキメましょう。
『三魔との約束だ!』
「Dies ist eine köstliche Saury!!僕は荒筋亜番。ある時、異形のサンマを目にし、世界の真実を知りました。闇の中で秋刀魚を武器に異形のサンマと戦う日魔星達を見て、僕の中で何が変わりました。そんなある日、達がさんまになったので食べました」
「それでは、せーのっ!」
「闇ありし所にサンマあり。
(Saury in the dark)
死をもたらす災厄の化身。
(Incarnation of the disaster that causes death)
サンマの前にあるのは絶望による死のみであった。
(Despair and die by saury)
だが、人は希望の光を手に入れた。
(But people got the light of hope)
人を守り、人を導く存在。
(Those who protect and guide people)
人は彼らを称えてこう呼んだ。
(People praised them and called)」
『日魔星』
(原作 人工サンマ)
貫け!走れ!
(制作 サンマクリエイト)
刃を振るえ!
金色の夢を抱いて〜
常闇の街に
(秋水三魔-大平陽 サン・マリアンヌ -インドー・ヨー)
狂笑が鳴り響く〜
(達-尼本皆 母秋刀魚-尾法)
絶望の到来
終末の鐘が鳴り渡る〜
(音響 女川獲 撮影 気仙沼涼)
誓いを込めた
(照明 釜石旭)
刃を胸に
サンマを裂く刃金
(サンマデザイン 人工サンマ)
金色の夢を抱く者よ
(撮影協力 神戸サンマリンピアランド )
飛び立て〜闇黒の空に~
(アクション監督 横須賀鮮魚丸)
闇を討ち倒すために!
(脚本 人工サンマ)
貫け!走れ!
獅子の如く駆けろ!
喪おうとも吼えろ!
魔を裂く刃となれ
三魔~~~!!
(総監督 人工サンマ)
『駆けろ!三魔』
────────────────────────
【サンマランド PM11:20】
次はない、と宣告した万浄はそれを証明する為か明確な殺気を纏って一刀を放つ。
「くっ……!!」
村正刀魚を振るい、返す刃で受ける。
先程まではそれで拮抗、ないしは打ち返すことも出来た。
だが、今は違う。
万浄の圧倒的な膂力により、渾身の一刀ですら押し込まれてしまう。
万浄の秋刀魚、秋刀正国が俺の首元に喰らいつく寸前、身を引いて捻り危うく鼻先を掠めるほどで済む。
まさに紙一重、ほんの数センチほどズレていれば鼻はおろか脳天より頭蓋を叩き割られ真っ赤な血の花を咲かす羽目になっていただろう。
「ほう…今の一太刀で終わりにするつもりであったが」
万浄が零す。と、同時に。
確かに目先に捉えていたはずの万浄の姿が揺らぎ、俺の体に衝撃が走る。
万浄が刃を放った踏み込みの姿勢のまま当身を放ったのだ、と頭で理解するよりも早く俺の体は宙を舞い、次の瞬間には地面に叩きつけられていた。
「ぐわぁぁぁぁ!!」
衝撃で苦悶を漏らす。
それ程までに強烈な一撃であり、そして最悪の一撃であった。
俺の腰から七輪が転がり落ちた。
今の一撃で俺の変身が解けたのだ。
「ポン酢一滴にもならない死に体だと思ったが……大根おろし程度の足しにはなったな。だが、どうということもなし。死に果てるがよい日魔星」
────────────────────────
~人界魔討伝〜三魔〜を見逃したらSC信者の集いへ!第1話から最新話まで無料で配信中~
────────────────────────
秋刀正国を構えた万浄はただ冷酷に、冷淡にそう告げた。
その言葉が嘘か誠か。答えは万浄が放つさんまの口ほど鋭い威圧感が示している。
友の肉を喰らい漸く変身を遂げたというのにまだ及ばない。
純然たる事実が冷凍のさんまのような冷たさで俺を突き刺す。
「終わりだ、お前は所詮、鮮魚売り場の氷漬けさんまよ」
『ナウ・シーズン・スラッシュ』
「日魔道士スラッシュ」
終わりを告げ万浄が秋刀正国を抜き放つ。
およそさんまでは喩えようのない速度で必殺の刃が、日本全土のさんまの漁獲料を足してもまだ足りぬほどのサン魔力を纏い俺に迫る。
避けようもなく、防ぎようもない純然たる暴力。
必殺の剣理。
為す術もあろうはずなく、俺へ死を齎す。
だが。
……だが、例え必殺であろうと。
常理であろうとも、その刃を受け入れ命潰える訳にはいかない。
無駄な足掻きでも、行わない理由などないのだ。
ただ我武者羅に、そして全霊を込めて村正刀魚を抜き放つ。
放たれた二対の刃が明星と見紛う程の火花を上げて鍔迫り合う。
避けようもなく、防ぎようもなく、残されたものは我武者羅に抗うこと。
「魚オオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
故郷へ向けて回遊するさんまのように。
ただ偏に全身全霊を……己の存在をかけて村正刀魚を振るう。
再び交わる光条。
村正刀魚と秋刀正国。
二対の秋刀魚が衝突し、空間を揺るがす。
拮抗は……しない。
一秒とも数えられない刹那の一瞬。
その一瞬、一瞬、村正刀魚は押し込まれ俺は死に近づく。
数秒後に己が生存しているか、その確証はなく絶望的な現実だけが実感としてある。
村正刀魚を握る両腕には柄がめり込み、全体重を支える両足は震える。
どちらも骨が軋み、いっそ折れてしまった方が痛まないのではないかと思わせる程の激痛が走る。
絶望と痛みが俺を苛み、そして決して俺は折れない。
「魚オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
狂った獣のように吼えたて、さんまの直腸のように真っ直ぐに抗い続ける。
そして。
「全く大したもんだよ、あんさんは」
「……!?」
突如現れたイレギュラーの一声。
無論、生死を分ける刹那、極限の一刻の最中ではどのような愚者であろうともその声に耳を貸すはずもない。
だが、確かにその声は俺に届き、そして俺が声の元へ振り返え驚嘆することが出来るほどの余裕を齎したのだ。
声の主はサンマッドドクター。
サンマイルドを名乗る人類の味方であるサン魔。
そして、この現象はサンマッドドクターによるものに違いなかった。
俺と万浄の間、より正しく指すならば村正刀魚と秋刀正国の間に七輪による障壁が築かれていた。
「……っ!!なんだ!!この巫山戯た七輪は!!」
「なぁに、ただの失敗作さ。んで、こっちが本命ってやつさ、受け取りな三魔!」
サンマッドドクターは叫びながら懐に手を伸ばすと七輪を取りだし俺に投げて寄こした。
「こ、これは!?」
「そいつは旬・サンマスクドドライバー」
────────────────────────
三魔!!
三魔炭を君の七輪にセットして!!
サンマスクドドライバーがスーパー強化!!
サン魔の力でサン魔を倒せ!!
DX三魔炭
発売!!おもちゃ売り場にて!!
〜今なら歴代日魔星達の三魔炭が貰える!〜
ワンモア!!
三魔炭を君の七輪にセットして!!
サンマスクドドライバーがスーパー強化!!
サン魔の力でサン魔を倒せ!!
DX三魔炭
発売!!おもちゃ売り場にて!!
〜今なら歴代日魔星達の三魔炭が貰える!〜
────────────────────────
「旬・サンマスクドドライバー……?」
「あぁ、そいつは新型のサンマスクドドライバーだよ!ともかくこいつを使いな!」
続いてサンマッドドクターがさんまを投げてよこす。
「旬のさんま!どこで!?」
「築地だよ!!」
納得だ。その言葉と共にさんまを飲み込む。
────────────────────────
番組の情報は公式SNSをチェック!今が旬の最新情報が見られるぞ!
────────────────────────
「魚オオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
サン魔力の膨張、再び変身をとげる…のだが。
「何も変わらないって疑問に思ったかい?ふふふっ、なんたったそいつの真価はここからだからねぇ!次はこいつだよ!」
意気揚々と語らうサンマッドドクターは懐から炭を3つ取りだし俺に投げて寄こした。
「こ、こいつは!?」
「あんさん達が倒してきたサン魔の亡骸から作った炭さ。そいつにはそれぞれのサン魔の譚と共にサン魔力が宿っている。三魔炭、あんさん達の新しい力だよ」
「……!!」
「三魔炭を一度にセットできる数は最大で3つ。まずはそいつらでお披露目といこうじゃないか!」
手にした3つの三魔炭、かつて戦ってきた強敵たちの力そのものを一度強く握りしめ、旬・サンマスクドドライバーにセットする。
『サンマッハ!サンマガモ!サンマルゴミグモ!光速真鴨怪奇!!サンマリアージュ!!』
瞬間、サン魔力が爆ぜる。
血管という血管、体の隅々でさんまが泳いでいるような衝撃。
力の奔流。
「くそっ!!たかが七輪如き!!」
七輪の障壁を破った万浄が向かい撃たんと秋刀正国を傾ける。
その万浄に向かって一足。
まさに寒流に乗ったさんま、サンマッハの力とサンマガモの力で颶風となり間合いへ。
そして残るもう一つの力、サンマルゴミグモの力を放ち万浄へ七輪の網のように細い蜘蛛の糸を絡める。
「くっ、小細工を!!」
光速に迫らんばかりのスピードに蜘蛛の糸による捕縛、純粋な力と小細工。
それはただ一手のために。
零刀・散魔。
数多の強敵を屠ってきた俺の必殺の剣。
体中を巡るサン魔力を収束、大気を凍てつかせ地を覆う絶対零度へと。
「戒刀」
「──零刀・散魔」
散魔の太刀が万浄へと──
「お前は何故……」
地に伏し、己の血に染まる万浄を見下ろすとつい問いかけが零れてしまった。
鎧の上からとはいえ、村正刀魚による一撃を受けた万浄の体には生々しい大きな傷が開き、留めなく血が溢れ続けている。
「……はははっ」
乾いた声で笑う万浄。
意識があるどころか、俺の問いかけを耳にして笑うほどの余裕があるとは素直に驚きであった。
「答えて……くれるのか?」
半場、諦めに近い問いかけであった。
抑答えを知ってどうするというのだ。俺は万浄を殺すつもりで本気の一撃を放ったのだ。
その結果、万浄は今死へと向かい続けている。
瀕死の相手にわざわざ問いかけて何を欲すると言うのだ。早々に首をはねてやるのが情ではないか。
と、自問自答し情けを与えるために村正刀魚を握り直す。
万浄へと近づき、村正刀魚を振りあげようとしたその瞬間。
「なぁに……ただ真っ直ぐでいたかったのさ……さんまの直腸のように……な」
聞き間違いではないかと疑ってしまうほどのか細い声。
しかし、俺にはその答えが真実であるという確証を伴って届いた。
万浄は言葉を発し、それから目を閉じた。
「万浄……?」
沈黙に陥った万浄に再び問いかける。
が、次は返答がない。
「心配なさんな、気絶しただけだよ」
俺の背後に立って居たはずのサンマッドドクターがいつの間にか横たわる万浄の体をまさぐりながら話す。
「運がいいねぇ、重要な臓器はみんな無事だよ……でどうする?あんさん」
「……あとは頼みます」
「ついに強敵を倒した三魔さん!さすがです!!……そしてそろそろ僕の出番……かな?」
────────────────────────
このあとはみんなとダンシング!
サンマベーコン!
「サンマベーコン?普通のベーコンでしょ?(ぱくっ)」
「べーーーーーこん!!!!!!」
驚くほどベーコン
サンマベーコン発売中
サンマのブッーク!
超合金1/144スケール七輪!!
毎週着いてくる七輪の網を集めて七輪を完成させよう!
初回は備長炭がついてくる!
夕陽に縛られて
(秋水三魔-大平陽 サン・マリアンヌ-インドー・ヨー)
広がるあなたの影
(達-尼本皆 母秋刀魚-尾法 )
その影に縋りたくて
(駆けろ!三魔 歌-秋水三魔 作詞作曲-人工サンマ)
あなたの傍を歩きたくて
(進め!日魔星! 歌-マリアンヌ 作詞作曲-人工サンマ)
振り返らず
(撮影-気仙沼涼 音響-女川獲 照明-釜石旭)
「さよなら」は言わないで
(サンマデザイン-人工サンマ)
夕闇に溶けた
(企画-旭川海 制作進行-田老丸)
思い抱えて走るよ
(編集-七志権兵衛)
いざ進め!私よ進め!
(シリーズ構成-トウキョウ・ワァン)
恐れを振り払って
(音楽-オオサカ・ワァン)
涙は要らない
(美術監督-瀬戸内獬 アクション監督-横須賀鮮魚丸)
いざ進め!私よ進め!
(原作-人工サンマ)
きっと いつの日か
(脚本-人工サンマ)
たどり着くと
(総監督-人工サンマ)
信じて───
『進め!日魔星』
────────────────────────
この後、SC信者の集いでショート小説が公開!欠かさずチェック!
ナレーター「次回の三魔は!?」
次回予告。
それはレモンと紅茶。
まるでレモンティー。
ナレーター「次回、未定。ポニーテールはいいぞ!三魔!!」
この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りしました。
宗教法人三魔の会
SANDAI
三間建設




