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人界魔討伝〜三魔〜  作者: 人工サンマ
66/77

第六十一魚 蹴球

 サンマーズレッド「こうするしか……こうするしかなかったんだ!!!」

 サンマーズブルー「ぐ、グリーン……」

 サンマーズピンク「いやぁぁぁぁぁ!!」

 サンマーズグリーン「ごほっ……俺は死なねぇ……死ねるわけがねぇ……!!レッドオオオオオオオオオオオ!!俺はお前をオオオオオオオオオオオ!!」


 ナレーター「憎悪に吼えるサンマーズグリーン。…どうなる!?」

 ──続く。


 三魔「人界魔討伝〜三魔〜このあとすぐ!チャンネルはそのままだ!」


 超合金!サンマーズ七輪!

 サンマを受け継ぎしサンマーズの力を君の手に…!!

 サンマーズ七輪でサンマを焼け!

 超合金DXサンマーズ七輪!

 〜鮮魚売り場にて〜


 サンマーズベーコン!

 サンマーレッド「俺たちのベーコンが発売だ!美味しい!新鮮!食べれるベーコンだ!!」

 サンマーブラック「必ずカードが1枚着いてくる!」

 サンマーグリーン「ゴールドカードを当て豪華景品と交換だ!」

 〜鮮魚売り場にて〜


 おサンマをキメる時は周囲を明るくし、精神状態を整え、周りの目を気にしながらキメましょう。

『三魔との約束だ!』


「僕の名前は荒筋亜番。ある時、異形のサンマを目にし、世界の真実を知りました。闇の中で秋刀魚を武器に異形のサンマと戦う日魔星達を見て、僕の中で何が変わりました。そんなある日、達さんが川に落ちました…!!」

「それでは、せーのっ!」


「闇ありし所にサンマあり。

(Saury in the dark)

 死をもたらす災厄の化身。

(Incarnation of the disaster that causes death)

 サンマの前にあるのは絶望による死のみであった。

(Despair and die by saury)

 だが、人は希望の光を手に入れた。

(But people got the light of hope)

 人を守り、人を導く存在。

(Those who protect and guide people)

 人は彼らを称えてこう呼んだ。

(People praised them and called)」


『日魔星』


(原作 人工サンマ)

 貫け!走れ!

(制作 サンマクリエイト)

 刃を振るえ!

 金色の夢を抱いて〜


 常闇の街に

(秋水三魔-大平陽 サン・マリアンヌ -インドー・ヨー)

 狂笑が鳴り響く〜

(達-尼本皆 母秋刀魚-尾法)

 絶望の到来

 終末の鐘が鳴り渡る〜

(音響 女川獲 撮影 気仙沼涼)

 誓いを込めた

(照明 釜石旭)

 刃を胸に

 サンマを裂く刃金

(サンマデザイン 人工サンマ)

 金色の夢を抱く者よ

(撮影協力 神戸サンマリンピアランド )

 飛び立て〜闇黒の空に~

(アクション監督 横須賀鮮魚丸)

 闇を討ち倒すために!

(脚本 人工サンマ)

 貫け!走れ!

 獅子の如く駆けろ!

 喪おうとも吼えろ!

 魔を裂く刃となれ

 三魔~~~!!

(総監督 人工サンマ)


『駆けろ!三魔』


 ────────────────────────

 初めに感じたものは強い日差しだった。

「……?」

 続いて衝撃。

 視界を白と黒の球体が覆い、頭部に何かが当たった衝撃が走った。

「………?」

 唐突に受けた衝撃で体制を崩し地面に倒れる。

 背中に走ったの大地の硬さと芝生の柔らかさ。

 見上げる空は広く澄み渡り、燦々と輝く太陽が一心に地上を照らしていた。

「おい三魔!大丈夫か?」

 地に寝転んだまま混乱していると、視界の隅に達が現れた。

 …だが、一目で分かるほど様子がおかしい。

「……達、どうしたその格好?」

「その格好って…これは」

 達が身にまとっているのは日魔星がその象徴としてまとっている銀箔のコートではなく。

 雲のような白と銀箔のラインでデザインされている…

「ユニフォームだろ?」

「ユニフォーム………?」

「なんだ?まだ俺が勝手にデザインしたことを根に持ってるのか?…いや、それとも」

 達は俺に背を向け、数歩程歩き一度視界から外れると何かを抱えて戻ってきた。

「頭に当たったみたいだし、おかしくなったか?」

 達が抱えているもの。

 俺の頭を強く打ち付けたそれサッカーボールであった。


 記憶の奔流。

 混迷する事態を前に沈んでいた記憶が浮上(フラッシュバック)する。

 そう、確か俺は…


「俺がお前を倒す」

 朧月夜。

 どんよりと暗く曇った暗夜の下、相対するサン魔へ村正刀魚を向け構える。

「くくくっ…俺の名はサンマリシャス。お前を倒すサン魔だ」

「戯言を。ただ吠えるだけで果てていけ」

「くくくっまだ気付かぬのか?お前はもう既に俺の術中よ」

「……お前の術より俺の刃がお前の喉元を突き破る方が早い」

 下段に構えていた村正刀魚を一閃、サンマリシャスの喉元へ。

「いいや、もう遅い!」

 サンマリシャスの咆哮。と、共に強烈な光が辺り一面を染め上げた。

 そして、俺の意識は光に呑まれ……


 何故かグラウンドに立っていた。

「ともかくだ三魔。ボールを思いっきり頭で受けたんだ。救護室に行け」

 達が俺に手を差し伸べ、それを掴むと引き上げられる。

 足元は安定しており、混乱はしているが体調には問題なさそうだ。

「おーい、大丈夫か?三魔」

 心配そうに声をかけてくる達を無視して周りを見渡す。

 辺りには同じ日魔星が散らばっており、全員達と同じユニフォームを着ている。

 そして、それは俺も例外ではなかった。

 確かに俺はついさっきまでコートを纏っていた。いや、そもそも先程までは確かに夜であったし、俺はサン魔と戦っていたのだ。

 だというのに。

 いつの間にやら『ツインテールラヴァーズ』とロゴが入っている悪趣味なユニフォームを着せられ、太陽は昇っており、目の前にいたサンマリシャスは姿を消し、村正刀魚も消えてしまった。

「悪夢…いや、幻か?」

 サンマリシャスによる何らかの攻撃だろう。

 それ以外に悪趣味なユニフォームを着ている理由が考えられない。

「いい加減返事をしろ!!」

「お、おう?」

 その場で考え込んでいた俺に達が声を荒らげた。

「問題はないのか?」

「問題ない、少しボッーとしていただけだ」

 アピールのつもりでその場で二、三度飛び上がった。

「とりあえずは問題なさそうだな。だが、もし何か変調が見られたら直ぐに救護室行きだからな?」

 そう告げ、達が振り返るとグラウンドに散った日魔星達へ大声で叫んだ。

「よーし!練習再開するぞー」

「「「「おおー!!」」」

 達の掛け声に応える日魔星達。

「おい三魔、返事はどうした?チーム作りは掛け声からだぞ」

「……おおー?」

「小さいな…まあいい。じゃあ例の作戦の練習だ」

「例の作戦?」

「おいおいさっきからどうしたってんだ?あの作戦は打倒サンマリシャスのためにお前が考えてきた秘策だろ?」

「サンマリシャス!?」

 おそらくこの事態の元凶であろう対敵の名を聞き反射的に大声を出してしまう。

「ああ、サンマリシャスだ。あいつを倒すのが俺たちの目標だろう?」

「サンマリシャス…あいつはどこに?いいやそもそも秋刀魚(ぶき)もなしにどうやってやつを…」

「どこにってそりゃあ知らんが、どこにいようたって来週の試合で嫌でも顔を合わせるだろ。……それに武器ってお前、そんなもの必要ないだろ。俺たちに必要なもの。それは…」

 達は足元に転がっていたボールをすくい上げ、膝を使って六回程リフティングを行うと狙いを定めて強く蹴りつけ、30メートル程離れたゴールに突き刺した。

サッカーボール(こいつ)だろ?」

 熟達した、自然な流れであった。その所作に達が本気でサッカーの練習に取り組み、修練を重ねてきた遠き道の一幕が垣間見えた。

「なかなかやるじゃねえの」

 グラウンドの外、ベンチの方より声が響いた。

 続いて、パンパンパンっと乾いた音。

 大袈裟なまでな拍手をしながら、グラウンドに入ってきたものが一体。

「だが、そいつぁ無駄な努力ってもんじゃねえの?」

 達が積み重ねてきた努力を嘲笑う声を上げながら、サンマが現れた。

「お前は…サンマリシャスの…」

「ああ、チームメイトってところだな。まあ、あいつがそう思ってくれてるかは知らねぇがな」

「何をしに来た」

「決まってんだろ?試合だよ」

 達の問に、当然だろと返すサンマ。

 その答えに続いてグラウンドへ数体のサンマが集まってくる。

 数は合わせて11。

「俺たちは二軍ってやつだ。だがな、目障りなお前らを潰せばベンチに上げてくれるってお達しでな。…悪いとは思ってねぇ。潰させてもらうぜ」

「試合ぐらいいつだって受けてやるさ。だが、潰されるのはお前たちだ」

 達は即答し、サンマを強く睨んだ。

「おい達、いくらなんでも唐突すぎるだろ。そもそもサンマとサッカーをするなんて訳が…」

「いいか三魔。お前が大切なことを忘れているようだから言わせてもらうぜ。…俺たちはサッカーから逃げない。何故なら…」

 いいことを言ってカッコつけたいのか、達は一度間を置いた。

「それが俺たち日魔星の誇り。相手がどんなサンマであれサッカーで倒す!!!」

「「「キャプテーン!!!」」」

 達の言葉に感心したのか日魔星達が歓声を上げる。

「さあ行くぞ三魔。俺たちの努力の成果をアイツらに叩きつけてやるんだ」

 有無を言わせない、と肩に手を置かれそのまま引っ張られて整列させられる。

「審判は私が務めましょう」

 どこからともなく母秋刀魚が現れ、フィールドに立つ。

 ゴールを背に両チームが並び、互いの闘志を燃やし睨み合う。

 もはや俺に逃げ道などなかった。

「それではコイントスで…」

「裏だ」

「んじゃこっちは表だな」

 達が裏、サンマが表を指定しコインが弾かれる。結果は…

「裏です」

「エンドはこのままで」

 達が指定し、センターサークルから出る。

 日魔星、サンマ共に散らばりそれぞれのポジションにつく。

 こちらのフォーメーションは4-3-3。

 達がトップ、俺が右ウィングである。

「それでは両チーム、スポーツマンシップに則ったフェアプレイを心がけて」

 母秋刀魚が警告し、胸元にかけたホイッスルを口元へ。

 ピーッ。甲高い音がフィールドに響き渡る。

 笛の音が遠くなると、サンマがボールを蹴り始める。

 相手チームのフォーメーションは3-2-4-1。

 トップは初めに宣戦布告してきたサンマであり、背番号は10。

 相手チームのエースだと見て取れる。

 10番、トップのサンマから9番のセンターハーフへボールが渡る。

 攻撃的なチーム性のようで最終防衛ラインの3人を残し7人がハーフラインを越えこちらのエンドへ切り込んでくる。

 達が一度俺の方へ振り返るとアイコンタクトをし、相手エンドへ。

 それに応え俺は9番のサンマと相対する。

 このサンマからボールを奪い達へ送る。それが俺の役割だろう。

 幸いにして相手エンドへ切り込んだ達にマークはついていない。

 9番サンマは足を止めることなく俺の方へ。

 合わせて走り込み、ボールへと足を伸ばす…が、するりと軌道を変えたボールに足が届かず容易く抜かれてしまう。

「任せろ!」

 背後からチームメイトの声。

 9番サンマの前に立ちはだかるチームメイト。サンマの動きに合わせて距離を詰め、自分の間合いに入った瞬間、ボールを奪った。

「達!」

 ボールを奪ったチームメイトが前方を駆ける達へダイレクトパスを送ろうと踏み込む。…が。その視界をこちらのエンドへ切り込んできた敵チームのMFであった。


「始まった…ね」

「何がでありますか?」

 フィールドから外れたグラウンドのベンチ。

 青葉を茂らせた植えられた樫の木の木陰の下、マリアンヌとサンマッドドクターが試合を観戦していた。

「あのチームのコンプセントは攻撃的守備。つまるところハイプレスサッカーだよ」

「ハイプレスサッカーでありますか?それはどういったものでありますか?」

「簡単に言うと、全員攻撃、全員守備と言ったところだね。みてごらん、日魔星側のエンドにいるサンマの数を」

「ひい…ふう…みぃ……な、7サンマであります!相手エンドはガラガラでありますよ。守備はどうしたでありますか?」

「いいかい。守備はDFだけがやるもんじゃないんだ。そして常に受け身って訳じゃないのさ。ほら…」

 サンマッドドクターがフィールドを指さす。

 その指先で日魔星が攻め込んできたサンマと対峙しボールへ足を伸ばしていた。

 伸ばされた足は的確にボールを捉え、サンマの足元から日魔星の足元へ。

「やったであります!」

 マリアンヌの歓声。だが、その声が響いた直後。

 ボールを奪いサンマを抜いて走る日魔星の前方を他のサンマが塞ぐ。

「か、完全に囲まれているでありますよ!」

「ああそうさ。あんな風にしつこく距離を詰められて執拗にパスコースを塞がれたんじゃ追い込まれる他ない。そして…」

 サンマッドドクターがその先を口にするより早くその時が訪れる。攻守交替、追い込まれた日魔星がサンマにボールを奪われる。

「ハイプレスサッカー。相手チームに執拗にプレスをかけ追い詰めていく攻撃と守備を両立させた高度な戦術だよ」


 サンマチームによる苛烈な攻撃が続く試合。

 試合内容的にはサンマによる一方的な展開と見れなくもないが日魔星も負けていない。

 サンマの猛攻を危ない場面もあったとはいえゴールを割られることなく防ぎきり、前半を終えた。

 試合はスコア上は膠着状態で後半を向かえる。


「さて、みんな。よく持ち堪えてくれた」

 ロッカールームに戻ると達がチームに声をかける。

 場を和ませるつもりなのか明るい調子の声だ。

 だが、チーム内の雰囲気は暗い。失点はなかったとはいえ、主導権は相手に握られていたのだ。

「みんなここからだ」

 その声に皆が顔を上げ達を見つめる。

「あの策だ」

「達さん…ですが、まだ練習が足りません…」

「練習が足りないか。そうだな。…だからこそだ。試合だって練習の場だ。ここで俺たちは進化する」

 達が方針を示し、日魔星達がそれに応じる。

「…勝つぞ」

 胸の内の不安は拭えきれなくとも、勝つという意志だけは確かに、俺たちはフィールドへ向かった。


「後半が始まったでありますね」

「ああ。だが、このままでは勝ち目はないよ」

「……何か打開の策はないでありますか」

「無いわけじゃないさ。…ともかく心配はいらないよ」

 サンマッドドクターが言葉を切るとフィールドに立つ選手たちを指さした。

「いい顔になっただろう?」

 ただ一重にゴールを狙う眼光。

 勝利をこの手に掴まんと滾る選手の顔つきは精悍なものであった。


「三魔!」

 達が勢いよく俺の方へボールを蹴り出す。

 バウンドすることなく一直線に飛ぶボール。

「任せろ!」

 落下地点を見定め走り込むと右足でトラップし足元に落とし込むと続け様に8番のサイドハーフへパスを出す。

「受け取れ!」

 再び蹴り出されたボールが一直線に飛ぶ。

 受け取った日魔星が足元に収めると同時にさらに前線へと蹴り出す。

 最小限の動きでボールを繋げゴールへと迫る。

 ダイレクトサッカー。

 ハイプレスサッカーに対抗するためにチームで練り上げた戦術らしい。

「小癪なっ!」

 点と線、次々とゴールへ運ばれていくボールに食らいつこうとサンマが走る。

 が、その足取りは鈍重。

 ハイプレスサッカーはその性質上、選手のスタミナは著しく消費される。

 いかにサンマと言えどスタミナは底なしではない。なれば、動きが鈍ることは必然。

 前半はサンマの猛勢を受けていたが、その間攻撃陣はなるべく温存していた。必死の守備でDF陣の消耗が激しいが何とかもっていてくれている。

 あとは俺たちが点を獲るだけだ。

 攻撃陣の間を渡り飛ぶボール。…そして、ついに達がゴールの前へ。

「決めろ!達!!」

「魚オオオオオオオオオオオ!!」

 雄叫び、強烈な勢いでゴールへ駆けるボール。

「っ…!」

 必死に手を伸ばすGK。

 だが、その手がボールを触れるより早く、ネットにボールが突き刺さった。


 それからの試合展開は日魔星側の攻勢であったと一言で片付けられる。

 スコアは2-0。

 達に続き、7番の日魔星が決めたのだ。

 スコア上は圧勝で俺たちは勝ち星を上げた。

 そして…

「まさか俺たちが負けるとは…なっ……くっ………ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 試合終了直後、相手チームのサンマ達が胸を抑えて苦しみ始めた。

「どうしたんだ?」

「…どうしたも何も、サッカーで敗北したサンマは爆散する。当たり前だろ?」

 至極当然だと達が語り、言い終えると同時にサンマが爆散した。

「これが勝つということか…」

 目の前で起きたことを目に焼き付け呟いた。

 俺は秋刀魚を振るってサンマと戦い続けてきた。だが、今はサッカーでサンマを倒せるらしい。

 ならばやることは一つ。

 ───俺はサッカーでサンマを倒す。

 ────────────────────────

 三魔!!

 村正刀魚でサンマを倒せ!!

 サン魔力で必殺技を放て!

「零刀・散魔!!」

 DX村正刀魚

 ~好評発売中〜


 日魔星ベーコン!

 三魔「俺たちのベーコンが発売だ!」

 達「ベーコンを食べて日魔星を集めよう!」

 燃部「俺のカードもあるぜ!」

 サンマーベリック「シークレットは全2種」

 日魔星ベーコン、好評発売中。

 〜鮮魚売り場にて〜

 ────────────────────────

 サンマリシャスのチームの二軍を倒した翌日。

 俺たちはグラウンドに立ってパスの練習をしていた。

「いいか?俺たちが目指すはあくまでも打倒サンマリシャスだ!二軍を倒した程度で気を抜くな!」

 達の一喝と共にボールが飛ぶ。

 練習、練習、また練習。ただ練習あるのみ。

 サッカーの上達にはそれしかなく、近道などない。

 数日後に控えたサンマリシャスとの試合を目指して俺たちは練習に励んだ。

 二日、三日と時が過ぎ。

 …俺たちは頭を悩ませていた。

 練習を通して俺たちは確かに上達していた。

 だが、相手は恐るべきサンマ。

 前回のようにダイレクトサッカーだけで討ち果たせるのか。

 言葉には出さずとも誰しも胸中に不安を抱えていた。

 そして三日目。

 俺たちに転機が訪れた。

「あーーくそ!!俺たちこのままでいいのか!?」

 4番、右サイドバックの右尾守が己の胸をうちを吐露した。

「いいのかってそりゃあ…それしかないだろ」

「それしかないって…いいよなお前は頭が空っぽで」

「なんだとぉ!?」

 一人の吐露、たったそれだけ、然してたしかな一石がチームの雰囲気をより重いものへと変えた。

 一触即発の空気。誰が見ても良いものではなく、達が仲裁に入ろうと駆けていく。

「おいおい、サッカーは楽しんでやるものだろ〜?」

 どこからともなく男の声が響いてくる。

 その男はグラウンドの外に立ち、腕を組みながら俺たちを見下ろしていた。

「なっ…!?」

 達はその男を一目見ると口を大きく開き固まり、それから大声を上げた。

「あ、あなたは……現日本代表、Sリーガーの高知誠吾さん!!??」

「「「ええええーーー!!!」」」

 達の大声で気づいた他のチームメイトたちが困惑の声を上げる。

「通りがかっただけなんだけどね。君たちが目に付いたから…どうだい?僕が教えてあげようか?」

「そ、そんな、いいんですか?」

 珍しくしり込みしながら問いかける達。

「ああ、問題ないよ」

 高知誠吾は快い返事を返し、フィールドに入ってきた。

 俺たちにとって願っても見ない展開だった。


 こうして時が流れ…ついにサンマリシャスとの決戦の時。

 ハーフラインを挟んで相手チームと睨み合う。

「逃げなかったことだけは褒めてやるよ」

 試合前の煽りのつもりかサンマリシャスが俺たちを嘲笑う。

「サッカーを恐れることは無いからな」

「ほう…」

 短いやり取りを終え、両者散らばる。

 ボールはこちらから。

 笛の音と共に達が蹴り出す。

「行け!左出攻!」

 左ウィングを担う日魔星へパスを出す。

 弧を描き宙を翔るボールは乱れることなく放物線を描き左出の足元に収まる。

 先日の試合を元に、高知に学びながら俺たちはダイレクトサッカーを磨いてきた。

 ここで発揮出来ねばどこでやる。

 一糸乱れぬパスワークで前へ前へとボールを運ぶ。

「ほう、見事なものだ」

 サンマリシャスが敵ながら簡単の声を漏らす。

「先制点はもらった。…行け!三魔!」

 達のコーチング。相手チームの最終防衛ラインへと駆ける俺目掛けてパスが放たれる。

「ああ…見事なものだ。だからこそだ。お前たちがそうしたように()()()()()()()()()

 俺の足元へピタリと飛来するボール。俺はそれを受けて前へと駆けようと…。

「遅いぜ」

「──!?」

 ボールを受け取った、その時点で。俺は既にDFに囲まれていた。

「なっ…!?」

 一瞬、呆気に取られ、その隙にボールを奪われる。

「どうした?ボールはしっかりと持つんだぜ?」

 俺からボールを奪い、ドリブルしながらサンマが言い残していく。

「くっ…」

 取り返そうと振り返り駆け出す。

 だが、既にボールは相手チームのパスワークでセンターライン付近へと運ばれていた。

「三魔!そこにいろ!」

 達にコーチングされ、その場で踏みとどまる。

 今ボールを保持しているのはサンマリシャス。

 サンマリシャスは見事とゆうより他にないドリブル技術で攻め上がっていく。

 MF達が立ちはだかり、ボールを奪おうと距離を詰めていく。

 だが、サンマリシャスがひらりと身をかわし守備陣を抜いていく。

 止まることなく攻め上がるサンマリシャス。

 右サイドにより、守備陣を切り崩していく。

 そして最終防衛ライン。

 三人のDFが三方よりサンマリシャスと対峙する。…が。

「おい!それは釣り出しだ!」

 達が悲鳴をあげる。

 しかし、それは遅かった。

 達が叫んだことをDFが理解するより早く、守備の意表をついてパスが出せらた。

 方向は逆サイド、受け取ったサンマは完全にフリーの状態でゴールラインに到達し強烈なシュートを放った。

「くっ…!!」

 一瞬、息を飲む。

 時がスローモーションに流れ、放たれたボールの軌道を捉える。

 一条の矢のように飛ぶボールに手を伸ばすGK。だが、それを超えてボールが飛び。

 …サンマが歓声を上げた。

 前半十八分。俺たちはサンマに先制点を許した。

「まだだ!!まだ逆転できる!!俺にボールを回せ!」

 今の出来事に呆然としていた日魔星達に達が一喝した。

 それで幾らか平静さを取り戻した日魔星達は頷き、再びフォーメーションを構築する。

 サンマリシャスを倒すためには最低2点…困難であるが不可能ではない。

 自身のうちに宿る勝利への執念を確認し、試合を再開した。

「行くぞ!」

 カウンターを恐れていられない。

 先程同様に達が蹴りだし攻めあがる。

 再び点と線、磨き続けてきた技術が実を結び相手エンドを割る。

 しかし、その時。

 ピピッー。

 と、甲高いホイッスルの音が鳴った。


「始まった…ね」

 試合をサンマッドドクターとマリアンヌが観戦していた。

「何がでありますか?」

 眼下では試合が一時中断され、ボールを握っていた日魔星側からサンマへボールが渡っていた。

「今のは偶然だと思うかい?」

 サンマッドドクターがマリアンヌに問いかける。

「今の…オフサイドでありますよね?偶然も何も、誘発できるものなのでありますか?」

「あぁ、勿論。オフサイドトラップって言うんだけどね。見てれば分かるさ」

 中断されていた試合が再開し、サンマがボールを蹴り出す。

 サンマからサンマへとボールが渡り、受け取ったサンマが攻め上がろうとドリブルする。

 しかし、それを読んでいたと如く、達が飛び出し流れるような動作でボールを奪う。

「やったであります!」

 日魔星チームに流れる攻めのムード。

 達が前方を走る右ウィングにパスを出す。

 受け取った右ウィングから更に前へ。

「いいかい、よく見てみな」

 サンマッドドクターがサンマチームの最終防衛ラインのDF2人を指さす。

 その位置は…

「な、なんであんな高い位置にいるでありますか!?」

 相手エンドの半分より高く、ゴールを遠く背後にDFが飛び出していた。

「む、無防備では…?」

「いいや、こいつはよく効くよ…ほら」

 サンマッドドクターが呟くと同時に、ホイッスルが鳴る。

 二度目のオフサイドである。

「奴らの狙いはこいつさぁ…最終防衛ラインを上げればそりゃあオフサイドが起きやすくなるさ」

 状況が切迫したまま時間が流れていく。

 サンマチームがリードしたまま前半は終盤へと。

 その間、日魔星がただやられていた訳では無い。

 サンマによるハイプレスサッカーの圧に負けず、隙を見てボールを奪い、パスワークで繋いでいく。

 だが、ホイッスルの音で試合が一時中断され、攻守交替が起きる。

 …無論それだけではない。

 ホイッスルが鳴るよりも多くボールを奪わていた。

「頼むぞ!三魔!」

 達がボールを叩き三魔へ贈る。

 それを受け取ろうと三魔が構えるが…

「ダメだね…こりゃ…」

 サンマッドドクターのため息。

 それもそのはず。三魔がボールを受け取り蹴り出す…よりも早くサンマにボールを奪われる。

「完全に狙われているね」

 これで4回目。

 どれも、良いタイミングでパスが回ったと言える。のだが、パスが回る頃には三魔が囲まれており狙いすましていたようにボールを奪われるのだ。

「こいつは中々の苦境だね…」

 サンマッドドクターのため息混じりの呟きと共に前半が終了した。


「おい、なんか言うことねぇのか?」

 前半を終え、ロッカールームに戻るとチームメイトの左ウィングの燃部が俺に向かって声を荒らげた。

「…申し訳ない」

「申し訳ない…って謝れば済む問題か?」

 燃部に胸ぐらを捕まれ迫られる。

「落ち着け燃部!!三魔から手を離せ」

「落ち着いてられるか!!こいつのせいで何度得点のチャンスを失った…ええ?」

 落ち着くことなく燃部が荒らげる。

「こいつを下げろ。こいつの性で負けたってんじゃ腹の虫が収まらねぇよ」

「……おい」

 燃部が言っていることは全て事実であり、言い返すつもりもなく受け入れていたが、達が声を上げた。

「お前、本気でそれを言っているのか?」

「んだよ、何怒ってんだよ。こいつが下手なのは本当のことだろ」

「そうか…。お前はチームということを本当の意味で分かっていないな」

「なんだ…と…?」

「お前の言う通り、三魔は下手くそだ。だからチームなんだよ。下手なやつがいるなら全員でそいつを助ける。下手なやつは全力でチームを助ける。それがチームだ。一人の強さは全員の強さ、一人の弱さは全員の弱さ。そうだろ?」

「…………っう!!」

 燃部は達の言葉を受けしばらく黙り込んだ。それから、俺に向かって言葉を投げ出した。

「三魔、お前のトラップは点なんだ。いいか?ボールを受けるために止まるんじゃない、ボールをトラップした時にはもう前に走り出せるようにするんだ」

「…あぁ、わかったやってみる」

「それとパスに迷ったら俺に回せ。俺ならお前の下手くそなパスぐらい問題にならない」

「…あぁ!!任せたぞ」

 燃部との会話を終え、フィールドへ向かう。

 後半が始まるのだ。


「いい顔になったね。こいつぁなんとかなりそうだね」

 サンマッドドクターが引き締まったさんますた達を見下ろし安心したように声に出す。

「ええ、彼らは心配ありません。必ず勝ちますよ」

 サンマッドドクターとマリアンヌの背後に一人、同じように日魔星達を応援する者がいた。


 達がボールを叩き、放物線を描いてボールが飛んでくる。落下地点を見定め駆け込むとノーバウンドで受け止め、勢いを足で殺すとそのまま走り出す。

 前方のサンマはまだ俺から距離があり、空いたスペースへ走り込む。

 サンマが俺と距離を詰め、間合いを詰められる。と、そこで逆サイドを走る燃部へパスを出す。

 針の穴を通すようなパスであったが確かに、燃部の元へと。

「な!?」

 サンマは俺に引き付けられており、燃部の前には最終防衛ラインの2人のみ。

 燃部がDFと相対し、足を止める。

 引き付けられ距離を詰めるサンマ。

 そして、燃部が逆サイドにパスを出す。

「…!?」

 そのパスを受け取ったのは俺。燃部に気を取られ虚をつかれたサンマ。

 右サイドからゴールへと切り込む。

 GKと一体一、千載一遇のチャンスである。

 構えるGKを睨みつけ、踏み込んだ勢いと共に右足をしならせ強く叩きつける。

 一条の矢の如く左コーナーへと迫るボール。

 それを止めようとGKが飛ぶ。

 それよりも確かにボールは早かった。

 だが、向かった先はネットではなくゴールポスト。

 ポストに阻まれ呆気なく弾かれたボールが宙を舞う。

「くっ…!!」

 千載一遇のチャンスであったがそれを逃してしまった。

 歯噛みしながら目線を落とす。

「まだだァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 燃部の声で弾かれるように目線を上げる。

 そこにはポストに弾かれ宙を舞うボールへと飛び込む燃部の姿。

「魚オオオオオオオオオオオ!!」

 燃部がボールに食らいつき、頭でゴールへ押し込んだ。

「───っう!!魚オオオオオオオオオオオ!!」

 点を仰ぎみて叫ぶ。

 全身で興奮を感じながら、燃部の元へと走る。

 燃部はゴールポストの元で…倒れ込んでいた。

「も、燃部…?」

「へへへっ…ちくしょう…やっとお前からいいパス貰えたってのにこんなドジ踏んじまうとはな…」

「っ!?」

 どうやらボールへダイビングしてヘディングで押し込んだものも、勢い余ってゴールポストへ衝突してしまったようだ。

 燃部の額から血が滴り、痛々しく蹲っている。…その様子から試合続行不可避だとみてとれる。

「そん…な…」

「っ…すまねぇ……変えがいねぇってのに…こんなザマですまねぇ…」

「謝るな。お前が入れてくれたおかげで同点だ。次は俺が決める。見てろ!!」

「…あぁ任せたぜ三魔」

 救護班が駆けつけ燃部をフィールドの外へと運んでいく。

 これでフィールドに立つ俺たちの人数は10人。

 燃部のおかげで同点に追いついたとはいえ、サッカーでは1の差はかなりでかい。

「それでも…俺たちは勝たなければいけない」

 自分に言い聞かせるように呟き、睨みつけるようにゴールへと目を向ける。

「もう一度、ボールを叩きつけてやる…」

「まぁまぁ…サッカーは楽しんでやるものだろぉ〜?」

 背後から声をかけられる。

 その声の持ち主は…

「高知誠吾…さん!?」

 この数日間、俺たちにサッカーを教え導いてくれた男だった。

「燃部くんの代わりに僕が入るよ。いや〜サンマと試合なんて初めてだよ」

 朗らかに笑いながら高知がフィールドに立つ。

 これで元通り11人。

「…勝つぞ!!」


 炎天下の下、白熱の試合が繰り広げられる。

 日魔星チームの燃部が退場した時はどうなるものかと思ったが、代わりに高知誠吾が加わったことで問題なく試合は続けられている。

 スコアは1体1。

 追いつかれたサンマは前半に負けじと劣らずの猛攻を繰り広げ日魔星チームに攻め入っていた。

 だが、日魔星チームの守備陣は1本たりともシュートを許すことなくスコアは膠着したまま後半四十分へ差し迫る。

「さあ…いよいよ決着だね」


 試合は最終盤、俺たちはサンマに攻められていた。

「三魔くん、言っちゃダメ」

 俺たちが立つハーフライフより後方、日魔星チームの最終防衛ラインでサンマと日魔星が睨み合っていた。

「いいかい?DFを信じることもFWの仕事だ。彼らはきっとボールを奪いパスを送ってくる。僕達はいつでも攻められるように構えているべきだ」

 仲間を信じろと、高知誠吾が俺を窘める。

「はい」

 それに応じ、いつでも走り出せるように構える。

 後方で見合うサンマと日魔星。

 サンマがボールを蹴り出す。どうやらドリブルで抜くことを選んだようだ。

 サンマのFWと日魔星のDFが交差する。

 そして、日魔星がボールを奪い取った。

「いっ……けぇー!!!」

 日魔星の咆哮。

 一直線に駆けるボールが達の元へ。

「任せろ!」

 受け取った達が前へ、合わせて高知と攻め上がる。

 時間的にラストプレイ、最後のチャンスだ。

 達がボールを蹴りだしドリブルでゴールへ向かう。

 その先を阻うとサンマが一体躍り出る。右サイドへと走り、達が引き付け、一体抜き去る。

 そして、高知へとパスを送る。

 ボールを少しでも弾くことなく高知が受け止め、流れるような所作で前へと進む。

 その華麗な動きは流石Sリーグの選手と目を見張るものだった。

 それを横目に俺は攻め上がる。

 先程、高知が仲間を信じろと言っていたように、高知を信じて。

 前方を塞ぐサンマを抜き去り、そして高知がボールを蹴り出す。

 その先には俺がいる。

 落ちてくるボールを足元へ、体を倒し前へ。

 吸い付くように張り付いたボールを蹴り迫る、迫る。

「させるかよ!!」

 ゴールまでの道を塞ぐサン魔が一体。

 サンマリシャスが俺へ向かって走ってきた。

 これがラストプレイ。

 俺はサンマリシャスを抜かなければならない。

 たった1回、残されたチャンスを物にするために駆ける。

 サンマリシャスの間合いに迫り、交差する。

 その一瞬、サンマリシャスが足を伸ばし、確かに俺の足元にあるものに触れた。それを刈り取らんと足を振り、自分の元へと引き付けた。

「もらったぁ!!」

 歓喜するサンマリシャス。

 …だが。

 それは()()()()()()()で在らず。

「───それは七輪だ」

「なっ…!!??」

 インビジブル七輪。ボールと七輪を入れ替えるドリブル技の一つである。

 サンマリシャスが気づいた時はもう遅い。

 俺は既にサンマリシャスを背後にゴールへと駆け、ゴール目掛けて右足を強く叩きつけた。

 放たれた渾身の一撃。

 宙を翔る一刀のように鋭く迫り。

 ゴールネットへと吸い込まれた。

「魚オオオオオオオオオオオ!!」

 瞬間、フィールド中の日魔星達が雄叫びを上げた。

 響き渡る雄叫び。それが止むと試合終了を告げるホイッスルが鳴った。

 試合は俺たちが勝利して幕を閉じた。


「さあ、サンマリシャス。俺を元の場所に返せ」

 ハーフライフを挟んで向かい合い、サンマリシャスに凄む。

「はははっ…まさか俺がサッカーで負ける…とはな。安心しろ日魔星。俺が敗れた以上、術は破れお前は元の場所に戻されるさ」

 サンマリシャスが笑みを浮かべて答えた。

「いい試合だった」

 俺に手を差し伸ばすサンマリシャス。

 俺はその手を掴んで握手する。

「ああ、いい試合だった」

「……あっちに行っても負けるなよ」

 サンマリシャスはそう言い残すと、爆散した。

「俺は負けないさ。例え、サッカーでもな」

 呟くと、チームのみんなの方へ向く。

「みんな、ありがとう。…楽しかった」

 と告げる。

「ああ、三魔。サッカーは楽しいだろ?」

 達が笑いながら答えた。

「──あぁ」

 いつか、またお前たちとサッカーをしたい。と、そう口にするよりも早く俺の視界は光に包まれ、次の瞬間には元の朧月夜に戻されていた。

 言えなかった言葉を飲み込み、代わりの言葉を吐き出す。

「こっちのサンマは俺が倒す」

 ────────────────────────

 夕陽に縛られて

(秋水三魔-大平陽 サン・マリアンヌ-インドー・ヨー)

 広がるあなたの影

(達-尼本皆 母秋刀魚-尾法 )

 その影に縋りたくて

(駆けろ!三魔 歌-秋水三魔 作詞作曲-人工サンマ)

 あなたの傍を歩きたくて

(進め!日魔星! 歌-マリアンヌ 作詞作曲-人工サンマ)

 振り返らず

(撮影-気仙沼涼 音響-女川獲 照明-釜石旭)

「さよなら」は言わないで

(サンマデザイン-人工サンマ)

 夕闇に溶けた

(企画-旭川海 制作進行-田老丸)

 思い抱えて走るよ

(編集-七志権兵衛)

 いざ進め!私よ進め!

(シリーズ構成-トウキョウ・ワァン)

 恐れを振り払って

(音楽-オオサカ・ワァン)

 涙は要らない

(美術監督-瀬戸内獬 アクション監督-横須賀鮮魚丸)

 いざ進め!私よ進め!

(原作-人工サンマ)

 きっと いつの日か

(脚本-人工サンマ)

 たどり着くと

(総監督-人工サンマ)

 信じて───


『進め!日魔星』


 ナレーター「次回の三魔は!?」

 次回予告。

 それは終幕と創世

 世界は常にその循環。

 ナレーター「次回、未定。ポニーテールはいいぞ!三魔!!」


 この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りしました。


 宗教法人三魔の会

 SANDAI

 三間建設

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