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第二節:二人の手下による共同統治(新たなる地獄)
新ボスの死體を地下室の隅へ投げ捨て、その血塗れの椅子の座を奪い取ったレフティとジャック。彼らによる「新々ボス」としての共同統治が始まった。
ビジネスマンとして利權や商品價値を最優先していた前ボスとは違い、この若い二人には、組織を運營するための知性も、冷徹な計算も存在しなかった。あるのは、首輪の外れた獸のような、ただ剥き出しの「嗜虐欲」と「支配欲」だけだった。
「これからは俺たちの時代だ。誰にも文句は言わせねえ」
二人の手下によるクーデターの成功により、最も過酷な煽りを受けたのは、地下室に取り殘されていた美波とエレーナの二人だった。ボスが變わるたびにその運命を飜弄され、原型を失うほど叩きのめされてきた二人に、さらなる最惡の運命が襲いかかる。
「おい、廢品ども。お前らを裏社會へ賣り飛ばそうとしてたケチな前ボスは死んだぞ。今日からは、俺たちの專屬の玩具として、死ぬまで每日の奉公をしてもらう」
レフティとジャックは、アジトに殘されたすべての若い構成員たちを地下室へと集め、再び「玩具の解放」を宣言した。前ボスの敷いていた最低限の商品管理(これ以上の破壞の禁止)というルールは完全に消滅し、二人の運命は「底なしの暴虐の泥沼」へと引きずり戾された。




