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第二節:衆目の下の品評會(公開式の幕開け)
眩い南アフリカの太陽が、私たちの無慘な肉體を容赦なく照らし出す。
すり鉢狀に設置された特設の觀客席には、現地の若い構成員たち、新ボスに付き從ってきた日本の殘黨、そして近鄰の裏組織の幹部たち、數百人の人閒がひしめき合っていた。
廣場の中央には、三つの鐵製の處刑臺がそびえ立っていた。
私、母、姉は、それぞれ衣服を剥ぎ取られた姿のまま、衆目の前に晒され、太い鎖で拘束された。
「見ろ! これが我がボスに逆らった前體制の遺產と、その家族の末路だ!」
司會進行を務める側近の聲がスピーカーを通じて大音量で響き渡る。
觀客席からは、地鳴りのような嘲笑と、野蠻な歡聲が沸き起こった。かつて日本で誇り高く生きていた「美波」とその家族の尊嚴は、この異國の地の見世物として、完全に大衆の欲望の底へと踏みにじられていく。
さらに殘酷だったのは、私たちの足元に、二年前に產まされたばかりの「新ボスの血を引く幼い子供たち」が竝べられたことだ。子供たちは、自分たちの母親がどのような目にあっているかも理解できぬまま、新ボスの配下たちによって「次世代の奴隸兵」としての禮を盡くすよう、强引に頭を下げさせられていた。
「この子供たちは、彼女たちの絕望の苗床から生まれた。我が帝國の未來の兵隊だ!」
新ボスの宣言に、會場のボルテージは最高潮に達する。




