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第三十六章の第一節:肉體の軋みと、終わりなき狂宴の最深部
「あ、がぁっ……! ぅあ、ああぁっ……!!!」
最下層の檻のなかに響き渡る美波の喉を潰した絕叫は、もはやこの囚人帝國における「背景の音」と化してゐた。
首席の處刑を經て、完全に知性なき獸どもの手に落ちたアジトでは、いかなる統制も手加減も存在しない、純粹な暴力の質量だけが每日を支配してゐた。
衣服を一筋も身に纏わぬまま、床面へと打ち込まれた鋼鐵のアンカーボルトに四肢を完全固定され續けてゐる美波、エレーナ、クロエ、そして母と姉の五人。彼女たちの顏も胸も尻も完全に潰され、原型を失った五體に向けて、看守となった囚人たちの重厚な鐵パイプや、ガルシアの「最强の握力」が、今日という日も容赦なく振り下ろされてゐた。
「ひっ……あ、が、あぁ……!!! いや、いやぁぁぁっ……!」
エレーナとクロエの魂の拔けたような掠れた悲鳴に、母と姉の理性を失った狂亂の嗚咽が重なり合う。だが、この日行われてゐたのは、通常の「每日がパーティー」のルーティンを遙かに凌駕する、新帝國の支配を誇示するための「最恐パーティー」の開幕であった。




