第二節:狂亂の「種付けパーティー」と、床に零るる白濁の利權
「野郞ども、集まれ! 今日は俺たちの完全獨占を祝う、最大の『種付けパーティー』だ! 首席の野郞の小難しい科學管理なんざクソ喰らえだ、俺たちの種を、この動けねえ女どもの子宮の奧底まで同時にぶち込み、このアジトを俺たちの血肉だけで滿たしてやるんだよ!」
玉座に座したガルシアの狂った怒號とともに、廣場の重厚な鐵扉が完全開放され、興奮が最高潮に達した何百人もの飢えた囚人たちが一齊に雪崩れ込んできた。
首席の時代であれば、次のミルク生產のために檢體のバイタルや榮養狀態を計算した「交配」が行われていたが、ガルシアの新體制においては、そのような知性的配慮は一微塵も存在しない。あるのはただ、勝者としての全能感を滿たすための、剥き出しの質量と暴力のルーティンだけであった。
「おい、まずは俺からだ!」
ガルシアが巨軀を搖らし、床に固定されて身動きの取れない美波の上へと無慈悲に伸しかかった。男の太い手が、美波の腫れ上がった瞼の奧にある「鐵の意志」を嘲笑うようにその顏面を床へと押し付け、容赦のない凶暴な肉的結合を叩き込んだ。
「あ、がぁっ……! ああぁっ……!!!」
美波の口から、肺を絞り出すような激痛と屈辱の絕叫が漏れ出た。四肢を鐡輪で床に固定されてゐるがゆえに、ピストンの凄まじい衝擊が加わるたびに、手首と足首の枷が皮膚を裂き、肉を抉っていく。
あるいは興奮のあまり、床に大の字で固定されてゐる五人の人形たちの頭上へと、バケツから直接大皿やグラスで汲み上げたプレミアム・ミルクを亂暴にぶち撒けた。




