フェースト
23話の最後を少し変えました。
前部射撃指揮所の中に入ると一人の男性が動かしていた。男は紅たちの方を向く。紅がその人に銃口を向け言った。
「何故入ってこれた!」
「すっと前から乗っていたぞ、戦いが始まる前からな。」
「隠れていたのか」
「隠れてはいない。そこのメルナっと一緒にいたさ」
男はメルナの名前を知らないはずなのに名前を言った。それを聞いたメルナはびっくりしたようで紅の後ろに隠れた。
「覚えてないのか?あ!そうか、この姿だからか。なら、これでわかるだろ?紅さんや」
今度は紅の名前を言った。男は自分に魔法をかける。するとそこには共に旅をしたフェーストがいた。
「これでどうだ。あ、声も変えようか?どうや?ウチはフェーストや。紅、お前の持ってる銃を返してもらうか。それは俺の二十六式拳銃だ。」
男には銃の名前を言った覚えがないのにフェーストの声でズバリと言い当てた。
「お前のやってる事をやめたら返してやる。」
「それは出来へんな。」
「それじゃあ、阻止するまで!」
「残念、『神の御加護』」
紅は引き金を引いた。銃弾が行き良いよく飛び出る。しかし、フェーストはそれを難なく防いだ。紅はシリンダーの四発を撃ち尽くした。が、フェーストのスキルによって体に触れる前に速度が下がり、落ちる。すると、後ろに隠れていたメルナが魔弾を撃った。しかし、
「吸収まー、レベル差があるから当たっても大した傷にならないがな。」
あっさりとメルナの魔弾を吸収してしまった。
「何故こんなことをするんだ!お前はあいつらの仲間か?」
「違うが、あいつらの事を聞いてると俺もやりたくなってきてな。ちなみに俺はこの大和と共に来た転移者だ。」
「嘘だろ。」
「それじゃあ何でここに主砲を動かせるものがあると知ってるんだ?」
「砲弾はどうやって?」
「それがまだあったんだよ。何でだろうな。だから魔力を電気に変換して電気を送り動かしている。流石にきついな。だから、早めに終わらさないとな。」
「そうはさせるか!」
紅はリロードして引き金を引く。撃ったところは男ではなく動かす装置にだ。
「メルナ!僕が撃った所中心に撃ってくれ!」
「にゃん、『物体燃焼』!」
「させるか!『神の御加護』」
紅は装置の方に銃口を向けていたのを男の方にパッと向け撃つ。男はそれを予想することが出来ず、右手に当たった。
「どうやら、俺を怒らせたようだな。仕方ない。お前らには死んでもらうしかないか。『全自動発射』!からの『地獄への落とし穴』!」
「『テレポート』にゃん!」
咄嗟のメルナの判断により落ちることがなかった。紅たちは大和の甲板にでることができた。しかし、大和は砲撃を始めてしまったため、屋根がボロボロと落ち始めた。紅は眠ってしまったメルナをせよい外にでる。でると治安維持隊が反乱軍を制圧していた。
紅は走って連隊長のところに行き、国民の避難命令をだしてもらった。荷物を置いているところに行き、銃を持ち、森の方へ走る。上から見るとこの都市にいる人たちが森に向かって走っていた。振り向くと砲弾が突き抜けたのか都市に一発、二発っと降り注いでくる。それは人のところには落ちなかったものの建物が崩れ出す。治安維持隊も危険と判断し、撤退をする。制圧させた反乱軍を一時的に解放させて逃げさした。
早く、メルナを安全なところにやって砲撃を止めないとな。このままだとこの都市滅んじゃうぞ。紅はメルナを前で担ぎながら逃げる。後ろから連隊長と他の隊員、反乱軍が逃げてくるのが分かった。紅は連隊長のところに行き言う。
「連隊長、この中に女性の隊員いますか?」
「いるが?何故だ?」
「メルナを預けておきたい」
「まさか、あれを止めに行くんじゃねぇだろうな」
「そのまさかだ。とりあえずメルナを!」
「分かった。とりあえず、うちから第一部隊を出してやる。」
「部隊の中で魔法が使えるものは?」
「いる、メイジ!この人と一緒に行ってくれないか?」
「分かりました!」
「あと、あの船の破壊許可を出してくれ!」
「分かった。許可を出す。」
メルナを女性の隊員に預けて、元来た道を引き返す。M24を取り出す。メイジは後ろから付いてくる。
「メイジさん、魔弾は出せますか?」
「出せます。」
「それじゃあ、あの建物目がけて五発、撃ってください!」
「分かりました!『5連射炎弾』!」
メイジは建物目掛けて撃った。紅は二秒後に五発、撃つ。撃った銃弾は炎弾にあたると魔弾吸収して建物向かって飛ぶ。屋根はもう骨組みすらもなくなっていたため弾丸は全弾、大和に当たる。
続く




