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朱美の百合ハーレム全ルート攻略記――選べないから、全員幸せに(攻略)します!――  作者: M・A・J・O
それぞれの完全攻略ルート

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第16話 妹:完全攻略①

「朱美おねーちゃんだいすきー」

「はいはい。私も美桜のこと大好きだよー」

「えへへ」

「まったく、甘えん坊なんだから」

「だって朱美おねーちゃんが大好きなんだもん!」


 美桜は朱美に抱きつきながら言った。

 その顔はとても幸せそうだ。

 そんな妹を見て朱美は微笑む。


「私も好きだよー」


 そう言って頭を撫でると、美桜はとても嬉しそうな顔をした。その笑顔を見ているとこっちまで嬉しくなる。

 蒼衣と紫音先輩を振ってまで美桜を選んだことを後悔なんてしていない。むしろ、美桜を選んでよかったと思っている。


 美桜のことが大好きだし、大切にしたいと思ってる。

 だから、美桜に嫌われることだけは絶対に避けたい。


「ねぇ、朱美おねーちゃん」

「なに?」

「キスしたい」

「え?」


 突然そんなことを言われて驚いたが、すぐに冷静になる。こんなことで狼狽えていては美桜にふさわしくない。


「はいはい。また今度ね」


 そう言って頭を撫でてあげると、美桜は頬を膨らませた。どうやら不満らしい。でも、ここで甘やかすわけにはいかない。


「えー、いいじゃん」

「だーめ。私たちにはまだ早いよ」

「そんなことないもん」

「はいはい。ほら、そろそろ寝ようね」

「むー」


 不満そうな美桜を布団に押し込むと、電気を消してから朱美も横になる。

 するとすぐに隣から寝息が聞こえてきた。どうやら眠かったようだ。


「おやすみ、美桜」


 そう言って頭を撫でると、美桜は嬉しそうな表情を浮かべた。

 そんな美桜を見ていると朱美まで幸せな気分になる。

 この幸せを守るためにも頑張らないといけないな。そう思いながら眠りについたのだった。


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