第2話ー少年達の意思ー
「人類は一度絶滅している。
いや、エネミーによって絶滅させられた、
とでも言おうか。
そう、8人の精鋭を除いて、の話だが。」
***
某日午前6時。エンゲージメント学院から50キロメートル離れた住宅街。ここの中心にあるマンションに2人の男女がいる。
「おはよう。ねえ、ダイはこのままここにいるの?私は、1度エンゲージメント学院に行きたい。他に人がいないか気になるの。」
「七歌おはよう。俺は別にどっちでもいいけど、遠くないか?だいたい50キロメートルだろ?七歌はそこまで歩けるのか?」
「なによダイ、馬鹿にしてるの?これでもエンゲージメント学院の選抜戦闘生だったのよ。それに、七歌じゃなくて、ナナでいいって言ったでしょ。」
「わ、悪い、ナナ。と言うかお前、エンゲージメント学院に通ってたのか?しかもただの戦闘生じゃなくて選抜か・・・。」
「それで、どうするの?私は50キロメートルなら半日で行けるわよ。」
「なら、行くか、エンゲージメント学院。俺も一応、戦闘生の選抜予備隊だったから。よし、行こう、エンゲージメント学院に。」
***
その日の午後5時。腐敗した街の中心にある、大きな教会のような建物。ここ、エンゲージメント学院に2人の人物がいる。
「ハル、これからどうするんだ?もう、この地球には、俺等しかいないんだよな?」
「あ、十夜。わからない。十夜と僕が感じた、他の人の気配が気になってるんだけど・・・。」
「トウでいいって言ったろ、ハル。他の人の気配は俺も気になってる。じゃあ、エンゲージメント学院の周りを探索してみるか?」
「そうだね、トウ。もしかしたら僕達の他にも誰かいるかもしれないし、探索してみようか。」
こうして、春馬と十夜はエンゲージメント学院の周りを探索することになった。
***
そして、その日の深夜1時。住宅街からさらに50キロメートル離れた荒野。実はもう1人の人物が住んでいる。彼は十夜と同じ共同住宅に住んでいる。筈だった。
「トウがこの共同住宅を離れてだいぶ経つな。あいつは、トウは元気にしてるだろうか。今の俺じゃ、心配する義理もないだろうが。とにかく、あいつは首都圏に行くって行ってたから、そこで何かを見つけたか、あるいは途中で・・・。クソっ、俺は・・・。いつまでもここにいるのか?独りで?嫌だ、そんなの嫌だ。俺も・・・。俺もトウの所に行きたい。誰かと一緒に居たい。・・・よし。」
そう言って、一輝は首都圏に向かって歩き始めた。
第2話ー少年達の意思ー
を読んでいただき本当にありがとうございます
第2話にしてようやく
登場人物のセリフが出てきました(笑)
セリフが出てきたので一言…
やっぱりトウが好きだァァァァァ!!!!!
と言う訳で
トウへの愛を叫んだところでさらに一言
みんないい人です
トウに限らず、みんな好きです
ハルの口調もなんか可愛いですよね
と言う訳で
まだ次話をお楽しみにっ!!




