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098●後悔させてもらう
「いや、いや、わたしは何にもできないぞ!貴婦人のようなことは、できない!」
ロイが目の前で膝をついている。どうしよう?!
「今までどおりで、いいんじゃないか?僕ができることは僕がするよ。君にしかできないことは、頼むよ。」
そんなこと、あるのか?君は何でもできるし。
わたし、君以上のことはできないぞ・・・。
「わたしは、歩き方もこんなだし、馬にも乗るし、これからも陛下のお役に立つつもりだし。」
「それも問題ないよ。今のままの君がいいんだ。それに、重責を担っているんだから、続けないとみんなが困る。」
「きっと、後悔することになるぞ。」
「そうかな?それでは、是非、後悔させてもらおうじゃないか。」
「・・・いいんだな?本当に?」
「もちろん。返事を聞かせてくれないか。」
「・・・喜んで・・・お受けします。」
言ってしまった!わたし、言ってしまった!兄上、わたし、言ってしまいましたあ!




