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091●オトシドコロ
「タカミヤ、なんだ、この請求書は?」
「ちゃんと任務を、完全に完璧に完了しました。必要経費です。」
局長が呻くのもわかる。多分、彼が思っていたのと、桁が違う。2桁以上もね。
「何をやっても構わん、任せるとおっしゃいました。」
「・・・だが、無制限に予算を使っていいとは、言っていない。」
あっ、これ頑固もの同士の会話ね。
「では、局長、先日の借りは無し、ということでいかがでしょう?」
「借り?・・・ココアの最終段階チェックのことか?!」
「はい。ラボへの貸しにしておく、ということでした。」
「うまいな、タカミヤ。・・・わかった。それでいい。」
局長、笑ってるの?う〜ん、いいオトシドコロっていうやつよね。
じゃあ、今夜はパアッといきましょうか!
もちろん、ココアちゃんも一緒!えっ、ジンのアパートに行くの?
いいけど。初めてよね。買い出しは、ココアちゃん?任せてくださいって。
いいのかな?じゃあ、まあ、いいか!ジャマイカ?
ー間違いない。この世界線だよ。時間軸が違うだけね。
ーこんなくだらないダジャレ、そうそうお目にかかれないものね。
ー共鳴する世界線。近いほど、影響があるのねえ。




