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033●不合格の予感?

「なんか、へんよね。」

「昨日の出願で、高校生のお姉さんたちに悩殺されちゃったのよ。今度、3年生になるんですって。そりゃあ、ステキな人たちだったけど。情けない。」

「えっ〜!なるほど、瞳がうるんでる。ボッ〜としてる男子って、みんな同じ出願校ね。目の焦点が定まってないよ。」


やっと着いたぞ!駅から遠いなあ。何度か道に迷いそうになる。女子がお店の人に聞いてくれて、たどり着いた。いつもながら、頭があがらん。さらに、受付場所がわからん。校門を入って、両側に校舎。うーん、左に職員室ありそうな雰囲気だけど。

「あれっ、君たち、中学生?!出願に来たの?」

ふたりの高校生が声をかけてくれる。

「そうなんです。でも、どこが受付かわからなくて。」

物怖じしない。受け答えがはやい。なんか、いつも、僕ら押されてるよな。

「今日はまだ、表示がちゃんと出てないよね。先生、いかんなあ。」

背の高い方の人が言う。大人っぽいな。綺麗。かっこいいな。

「こっちまで来過ぎちゃったのね。校門の横の図書館の1階なの。」

もうひとりの人が指をさしてくれる。この人も、すごくかわいい。長い髪。なんだか、いい匂い。ドキドキする。

「無事、合格を祈ってるね。入学したら体育大会、応援団に入ってね!」

「こらこら、こんなところで勧誘してどうする?君たち、ごめんね。」


「・・・みんな行くよ。男子、何、ボ〜ッとしてるの!」


帰りの電車の中でも、みんな、ため息をついたり、中空を見上げてり。次、降りるよ!あ〜ぁ、こりや、だめだ。こんな調子じゃあ、男子全員、不合格だよ?!


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