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ダンジョン街のミミとビビ ~世界はダンジョン産で満たされる~  作者: 石火
第一章:境界線の向こう

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第八話 神罰の残滓 後編

前中後編の後編になります。

 朝食を済ませ今日の予定を確認する。


「いよいよ六カ所目、ムーンドロップは三個、ムーンリフレインも三個、これだけあれば問題ないだろう」


「そうだな逆に余裕過ぎる可能性もある」


「そだね髭もムズムズしないし……一応金の目やっとく?」


「そうだな、念には念を入れておかないとな。神威の採取の成功の可否な」


「りょうかーい」とビビは元気に返事をし、準備完了と答えた。


「じゃあ、始めるぞ」


「金の目」

「きーんのめ」

「金の目」

「きーんのめ」


「「仕事しろ!」」

『ポコン』


 そう言ってお互いの頭を軽く小突く。


「「……」」


「成功はする」

「そうだな、たしかに成功を喜んでた……」


「なんだよ歯切れ悪ぃな」


 うーん、なんて説明をしたら良いんだろう。


「サイゾーが超サイゾーになるかも?」

「なに言ってんだ? どうなって超がつくってんだよ」


 ロークの言うように、俺も良く解らないという事しか言えない。


「金の目って別に万能ではないんだと思う。そして親切でもないから、途中が無くて結果だけが知らされるんだ」


「ふむ、悪いことが起きるわけじゃないんだよな?」

「「たぶん」」


「じゃあ、良い! 分かんないことを言い争っても意味がない」


 その通りだ。ただサイゾーがな……。


「じゃあ、さっさと行こうぜ。行けば分かる」

「なんか、かっこいい」

「そうだな、日に日に素が出てくるな」


 うっせーと言いながら左の籠に収まるロークだった。




 さて、ここが最終六カ所目の神威溜まりだ。


「昨日の神威溜まりと同等か少し強い力を感じるが、二人はどう思う?」


「そうだな、おれもそう感じるな」


「昨日の場所より力が強い」


 少し強いくらいなら許容範囲だということで、採取することになった。


「準備は万端、忘れ物無し、いくぞ!」

「「おー」」


 俺は二本のムーンドロップを地表に撒き、次に箱の準備だ。

 ビビは銀の鋏を持ちスタンバイだ。

 ロークは手に箱を持ち、足元にもう一つ準備している。


「きたぞ!」

「きたっ」


 蔦が地表に現れ、実がポコンポコンポコンと三個現れた。箱も足りた!


 一個、二個、と順調に採取していく。そして三個目。


「ダメだ入らない!」

「これを入れたら終わりなんだ!」


 俺もギュウギュウと実を押すが、あと少しのところで蓋が閉まりきらない。


「くそーっ!入れよ!」

「あとちょっと!」

「まずいぞ膨張してきてる!」


「「「しまれー!!」」」

「ブルルル!」



  突然俺たちの間から顔を出したサイゾーはパクっと一口、神威の実を齧った。その一口分で蓋は閉まり、蔦は萎み風に消えた。


 神威の実を食べたサイゾーは全身が光りだし、収まったときには超サイゾーさんになってた。……ああ、これが見えてた場面か。


 ビビとロークが顔をクシャクシャにして喜んでいる場面だ。


 そしてサイゾーさんは一回り大きくなり、角が太くなり、金色に輝いている。


「どうしよ、気軽に呼び出せない見た目だ」

「超サイゾーさんだー!」

「呼び出せよー、サイゾーかっこいいよ」


 ビビとロークにちやほやされ嬉しそうなサイゾーだ。


 そうか、格好良いか……。



帰還(リターン)

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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では、次話で!

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