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5月のまぶしい空  作者: 青井 海
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高校受験とピアノ

中学3年で優弥ゆうやはピアノをやめた。ピアノに対して、本気になったふりをしたのは、母親を満足させるためで、自分の満足ではなかった。

ピアノの同じコンクールに優弥も美優みゆも出た。

優弥が本気になったふりをしてから、美優の練習量は明らかに減っていた。


優弥のほうが本選まで残った。


 「おめでとう。本選頑張って」

美優は優弥に言った。でも、優弥の目は見ていなかった。


本選で入賞したわけでもなかった。次のコンクールに向けてまた頑張りましょうと母親と先生は言ったが、もうできなかった。

美優からピアノを奪ったような気がして・・・


美優はピアノを続けた。優弥がやめてから、練習量が少しだけ増えた。受験生だから、そんなものだろう。


美優は自分や三山知世みやまちせと同じ高校を受験することに決めたらしい。

何か、自分を嫌がっているから、てっきり他の高校を受けるつもりなのかと思っていた。


三山からの熱い視線は3年になり同じクラスになってから、嫌でも感じる。

そして、三山が家にやってきたとき鉢合わせになり、美優が自分に送る冷たい視線も・・・

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