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5月のまぶしい空  作者: 青井 海
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38/39

2年後

あれから、2年近くになろうとしていた。


美優みゆは結局、連れ戻しに行った母と日本に帰国することはできなかった。

有罪が確定したので、日本への入国が許されなかった。


母は泣く泣く帰ってきた。


優弥は大けがをしたジョーをかわいそうには思ったが、父と父の新しい配偶者への怒りで頭がおかしくなりそうだった。


ただ、美優が父を通じて送ってきた手紙で勇気づけられ、高校だけは頑張って行っていた。

母も美優と一緒に暮らすために、祖父の手伝いは土日だけにして、平日はフルタイムで働く場所を見つけた。


 お母さん、優弥へ


お母さん、優弥心配かけてごめんね。

ジョーにはほんとにかわいそうだったけど、私は有罪にはなったものの、罰金とボランティア活動でゆるされました。

ジョーはもう松葉づえで歩けるように回復したようです。

ステファニーとお父さんの新しい赤ちゃんは女の子で、アリソンというそうです。

私は語学研修を寮があるところで続けています。たまにお父さんが会いに来てくれます。

新しい高校と音楽への道は今のところあきらめています。

帰られるものなら、日本に帰りたいです。

お母さん、優弥、知世ちせ、おじいちゃん会いたいです。

優弥、お母さん私が帰ってこられる日まで、今まで通りの生活を送っていてくださいね。

お元気で


  早く日本に帰られる日を夢見て・・・              美優より


その手紙がきたのは、美優の有罪判決が出てから1カ月後だった。


あれから、美優からの手紙は届いていない。

母と優弥、知世は何度となく美優へ手紙を書いた。

寮の住所は教えてもらえなかったが、父はひと月に一回は美優に会いに行っているらしかったので、美優には届いているはずだった。





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