優弥へ
優弥へ
元気にしていますか?
私は新しい家族ともうまくやっています。ステファニーとジャズセッションして、エレンやジョーを喜ばせて、楽しんでいます。
しばらくはB語を勉強して、来年から新しい高校に行けたらとお父さんと話しています。ステファニーが来月赤ちゃんが生まれる予定だから、ステファニーがいない間、私はエレンやジョーのお母さん代わりです。でもB語の先生は、まだまだエレンやジョーだね。
知世から手紙の返事がきました。お互い、すれ違った気持ちのままでなくて良かったと思いました。
優弥が知世に言ったように、私も優弥にお願いします。
知世をよろしくね
そして、お母さんを大切にしてあげてください。
私はお母さんと分かり合えなかったのかもしれない。でも、いつかお母さんには私をお母さんが導いてくれた音楽の世界で生きていけたときに、感謝の気持ちを伝えたいと思っています。
音大に行くにはお金がかかる。お父さんの心がこの13年間でお母さんから離れてしまった以上、離婚しないでとお父さんに言えなかったし、離婚して、養育費とおじいちゃんちのお店の手伝いで養うお母さんに音大に行かせてくださいとは言えなかった。
だからって、優弥にお母さんを押し付けたつもりはないのだけど、優弥は小さいころからお母さん子だったから、お母さんは優弥が近くにいたほうが嬉しいんだろうなとちょっとひがみ根性でB国に行く決意をしたのも事実だったけど、何はともあれ、男が近くにいたほうがお母さんも安心だよね、と思っています。
優弥はやさしいし。
いつになるかわからないけど、自分が納得がいく時点で、またお母さん、おじいちゃん、優弥、知世に会えたらと思います。
それまで、みんなをよろしくね
美優より




