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5月のまぶしい空  作者: 青井 海
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知世から美優へ

知世ちせ美優みゆへ返事を書いた。


 美優へ


 エアメールありがとう。

 ほんとは、私から美優へごめんなさいの手紙を出さないといけなかったのだろうけど、どう書けばいいかわからなくて、出さないままでした。

 美優から手紙をもらって、美優は私を大切な友達と思ってくれていたのに私は美優に何をしてあげられていたのだろうかと考えてしまいました。

 私にとって、美優は憧れの存在でした。ピアノが上手なのは当然だけど、人として、私は美優が尊敬するような人だった。一人でいても、気持ちが強くて、でも思いやりの気持ちを持っている、そんな美優に何かしてあげられてたのだろうかと美優がB国に行ってしまってからずっと考えていました。

 確かに、木島きじま君のことを好きになってしまい、美優と友達であることにかこつけて、美優の家にたびたび遊びに行ってしまってました。

 美優がそういう私にイライラしているのに気付いたし、木島君も私なんかより美優が本当に大切って感じだったので、半ばあきらめ、高校に入ってからは、木島君に会っても木島君が気にかけている美優のことを話していたことを謝らないといけないのかと思います。それで、美優を傷つけてしまったみたいだし。

美優、ごめんね。

部活で部員から聞いた話をうのみにして、木島君に言ってしまい、美優に不愉快な思いをさせたこと。

そして、文化祭の準備の時、美優は多分、軽音部の練習で忙しかったのに、クラスのみんなにそういっておけば、喫茶店の衣装だって最後の最後に嫌な思いしなくて済んだんだよね。


美優が夏休みのころ、家に居づらいと言っていたことを思い出し、もっと話を聞けばよかったのかなと後悔していました。

美優には美優の進むべき道が見えていたから、私に言ったら、その道をあきらめてしまいそうだったから、言えなかったんだね。

美優のやさしさをわかってあげられず、ひどいこと言ってごめんね。


美優が必ず、美優の大好きな音楽の世界で自分の場所を作っていくことを信じています。

また日本に帰ってくることがあったら、こんな私だけど、笑って会えるように美優の帰りを待っています。

家族も不慣れな土地でも無理せずに、美優のペースで頑張れ!!


                                  知世より

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