表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5月のまぶしい空  作者: 青井 海
PR
29/39

家族別れ

すごい勢いでどんどん歩いていく知世ちせ優弥ゆうやは小走りで追っかけ、肩をつかんだ。


 「美優みゆ三山みやまに言えなかったんだよ」


 「なんで?なんで私には何も言ってくれないの?」

 「私、いつも美優のこと気にしてるつもりだった」

 「木島きじま君が言ったじゃない、美優をよろしくなって」

 「確かに、私は、夏休み、不確かな情報で美優を傷つけてしまったけど、ずっと美優と一緒に思ったのに、女の友情なんて、こんなもんなのね」


優弥は知世を学校の近くの公園のベンチに座らせると自分も隣に座った。落ち着いてくれとでも言うように。


 「夏休み、三山のクラスメートが見たのは、俺たちの親父だったんだ」


 「え?」

 

 「もちろん、美優は化粧もしてなかったし、私服だったけど、保護者だから問題ないだろ?」


 「で、うちの親父は、最悪なことに向こうに家庭ができてしまったからって言いに帰ってきたんだよ」

 「それを母さんに言う前に、美優に言ってたわけ」

 「俺や母さんじゃ、逆上するとでも思ったのか?」

 

 「悪いけど、おじさん最低だね」

 「美優がそれを許すとでもいうわけ?」


 「美優だったら、とりなすとは思ったのかな?実際、先週、最後の家族旅行で北海道に行ってきたけどな」

 「それで、美優は親父の新しい家族と暮らすわけではないんだけど、B国で語学留学して、B国の音大に行くとか言い出して・・・」

 「俺や母さんと一緒にいるのが嫌なのかわかんないけどさ」


 「それって、私にも嫌気がさしてるってことなの・・・」



 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ