表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5月のまぶしい空  作者: 青井 海
PR
21/39

文化祭の準備

夏休みもあけ、普通の高校生活が始まった。

でも、知世ちせ美優みゆはもう一緒に登校はしていなかった。


今までも、部活の朝練のときは別々に行っていたけど、あの騒動のとき以来、美優は知世を避けるようになっていた。


たまに見かける優弥ゆうやのことも気になったが、元気なく笑いかけ、すぐ家に入っていくので、話しかけることもできなかった。


文化祭まであと2週間。知世のクラスでは、喫茶店コーナーを作ることになって、お菓子作りの好きな子がクッキーを焼いてくることになっていた。知世は裁縫が得意な子が作ってくれた、うさぎの着ぐるみを着て、接客をすることになっていた。


美優は話しかけようとすると、ふいっといなくなるので、2学期に入ってから、話してない状態なので、わからないのだが、何の係りをするんだろう?と思っていた。


例の噂の発信源、テニス部の須藤夏樹すどうなつきが意地悪そうに言った。


 「姫さー、喫茶店手伝わないみたいよ。あたしたち、部活もあるのに、準備で忙しいのに、姫ってほんとわがままだよね。シスターに説教部屋に連れて行ってもらいたかった」


他の子たちが同調した。

すかさず、知世が反論した。


 「その、夏樹が言ってたオジサンと歩いてた化粧した人って、美優じゃなかったよ。誰か別な人だったんじゃないの?」


 「それって、姫があんたにそういっただけでしょ」

 「それとも、知世、あんた私が嘘を言ったとでもいいたいわけ?」


不服そうに目を吊り上げて夏樹が言った。


廊下を走る音がした。振り返ると美優だった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ