6/7
盆樹ー流
20XX年7月69日午前567時711分
真っ白な部屋で目覚めた俺はベットを抜け出し無言のカメラの前に立つ。
「今日は救済の日だ。いい加減儀式を始めたらどうだ?」
レンズが動き出すと無機質な音声がまた喋り始める。
「我々は見誤っていた。かつては世界を震撼させた大予言も今ではホラだの嘘だの言われてしまっている。実際にはあの日神が死んだというのに」
「救済が始まる。なら神はいるのだろ?」
「残念だ。君は今まで何を学習した?」
「学習?君達のお陰で私はいかれてしまった」
「残念だ。我々はまた失敗をしたみたいだ。世界は歪みを正すことはできなかったみたいだ、君は神になれない」
「神を創造するなどおこがましい。貴様らは世界を、人間を甘く見ている」
「我々の観測はここで終了だ」
「クソッタレな人生にサヨナラを」
「サヨナラ」
彼らの言葉と同時に世界には閃光が訪れる。世界は救済されたのだ。




