17時八十七分
目が覚めると公園のベンチで横になっていたみたいだ。起き上がり辺りを見渡すとヘッドゴーグルを付けた少年たちが立ち尽くしていた。彼らは見る限りサッカーをしているみたいだ。公園の広場には大きくサッカープレイ中と書かれ少年たちは立ち入り禁止と四角く囲まれたフィールドに立っておりそこがサッカー専用の競技エリアだった。
何故俺は今こんなどうでもいいことを説明しているのか。やはり今日も脳みそが焼かれ機能していないみたいだった。既に太陽が沈み始め夕焼けだと云うのに彼らは動こうともしなかった。俺は無視をし帰路に着く。真っ白なアスファルトの上を歩き続けると車が見えてくる。タイヤのない羽を左右に付けて宙に浮くそれは音も立てずにまっすぐ進んでいる。
既にこの星は侵略されてしまっている。ネットというエイリアン達は我々の脳を蝕みそれどころか新たな技術を生み出して世界は変わってしまった。僕らが知る世界は消え去り平穏は失われた。
気がつくとボロボロなアパートが見えてくる。ここの10001号室が俺の部屋だ。扉を開け中に入るとペンキの匂いが充満していた。真っ白な部屋に中心に人が血の海に倒れていた。
顔は爛れ胸には刺し傷が何十とあり苦痛を浮かべているであろう顔はこの部屋で笑っていた。
コンコンとノックが聞こえ俺はすぐに対応する。外には二人の監視員が立っていた。
「救済が始まる」
そういうと俺の額を撃ち抜いた




