第5話 屏風な丈夫なジョーズ?!
登場人物紹介
らっちー しゃべる犬のご隠居
ちょまる しゃべる犬のくのいち
チロ子 しゃべる犬の女サムライ
ばすこん しゃべるフェレット
たくわん 屋敷の殿
まつもと 殿に仕えるジイ
*登場する名称は全てフィクションです。
『なぁ...ちょまる...。』
『団子は無いわよ。』
『そんな...即答せんでも...。』
『あのさぁ...らっちーと言えば~。』
『言えば~。』
『団子に決まってるじゃない。いっつも団子よね。たまにはスイーツが欲しいのよ。』
『いいですね、ちょまるさん。スイーツ食べるの。』
『でしょでしょ、あの香り...味...とろける美味しさよ♥️』
『団子はスイーツじゃないんか?』
『んな訳ないでしょ!スイーツと言えば~。』
『言えば~。』
『あんみつなのよ!』
『アン○カ?!白200とか何とか...。』
『違うわよ。らっちーのボケも最近やるわね。』
『そうかのぅ...ワシ嬉しい。』
『さてと、アホな話はこれくらいにして、進むわよ。』
少し進んだ先のお屋敷。
『なんじゃ?あの屋敷?』
『屋敷の主...らっちーなの?』
『ちゃうよ。ワシ...知らん...。』
『ご隠居様...看板に...ウェルカムとか...あるんですけど...。』
『ここはオイラの出番だな。この屋敷、事件の薫りがする...。』
『ばすこん...それを言うなら臭いじゃない?』
『ちょまる姐さん、それは...言わんといて...。』
『ごめんくさ~い。ダレか~、らっちー参上!!』
「ふざけないで下さいよ殿...ん?あれ?ダレです?」
『ワシ、らっちー。それと愉快な仲間たち。』
『ダレが愉快な仲間なのよ!失礼しました。私はちょまる、こちらはチロ子とばすこん。』
「旅のお方でしたか。私はここの主に仕えるまつもとと申します。」
『あの看板ナニ?』
「あれは...うちのアホ殿...いや、主がどうしても出せと聞かないのです。」
『分かります、まつもとさん。うちにもアホ隠居いるんで。』
「そうですか...ちょまるさん。何だか気が合いそうです。では、こちらにどうぞ。」
奥の広間に通される。
「なんじゃ、ジイ。客人か?」
「殿が、ウェルカムとか出すからですよ...。」
「そうか!遂にキターーー!!」
『ナニはしゃいでるんじゃ、オッサン?』
「オッサンではない、たくわんじゃ。」
『たくわん...和尚か?』
「それより...お主...妙に同じ雰囲気を持っているのぅ。」
『ワシ?単なるご隠居じゃよ。』
「ならば、この屏風の虎を見事出してみせよ!」
『なんで?トラ...ん?』
「どうかしたのか?」
『これ...虎じゃ...ないですよね、まつもとさん。』
「はい、ちょまるさんの認識通りで御座います。」
『あの...ご隠居様...これは何ですか?』
『待ちな...、この動物の推理はこの名探偵ばすこんに任せな。うむ...これは...背鰭...尾鰭...灰色の胴体...鋭い歯...、両サイドの目...間違いない!これは...おで○け子ザメちゃんだ!!』
『タダのジョ○ズじゃない。』
「なっ...なんと...虎ならぬ鮫とな!」
『間違い過ぎじゃね?』
『さて、らっちー行きましょうか。』
「待たれよ、一行の者。」
『ん?IKK○?』
「そのボケかまし具合、やるな旅の者!」
『たくわん和尚もデキると見たぞぃ。』
見つめ合うらっちーとたくわん。
『史上最低の戦いだわ...。』
「アホの頂上決戦ですな...。」
「ならば問う、らっちーよこの鮫を屏風から出してみよ!」
『ならば問う、たくわんよこの屏風を破ってみよ!』
「ん?え~と...なんで?破るって...。」
『ワシ...鮫なんか出せんよ。』
「あのさぁ...どうして破るんか?」
『こだわるのじゃ、たくわんワン。』
「破れるのかな...、ムリか...丈夫な布じゃからな...。」
『そう...たくわんよ...ムリな物はムリなのじゃ。虎も出んし、鮫も出ん。破る事も出来ぬのじゃ。』
「そうか...虎...いや鮫...会いたかった...。」
『たくわんよ、この世には出来ぬ事もあるが、やれる事もあるのじゃ。精進せいよ。』
「ご隠居...分かり申した。これはささやかですが、手土産にどうぞう。」
『ん?ナニこれ?』
「銅像です。どうぞう、お受け取り下さい。」
『いらんわい!』
お屋敷を後にしたらっちー一行。
『ちょまる...団子...。』
『あの主、何からっちーに似てたわね。』
『ちょまるさん、それを言うならドッペルゲンガーです。』
『いやいや、チロ子。あれはクローンだよ。』
『なんか...ワシ...他人には...思えない...。』
次の宿場町。
「おいおい、家賃払えねぇだとぉ!ふざけんじゃねぇよ!」
「今年は不作なので、お支払は厳しいです。」
「はぁ?ふさくぅ?そんなん知ったこっちゃねぇよ!払えないんなら娘貰うからな!」
「それだけは...ご勘弁を...。」
「なら、どうすんだよ!」
「それは...。」
『ねぇ、らっちー。あの人困ってるんじゃない?』
『むぅ...そこのに~ちゃん...何事なのじゃ?』
「なんだよ、ジジイに用はねぇんだよ。」
『ワシご隠居。ジジイじゃないぞぃ。』
「ん?隠居とジジイ...何が違うんだよ!」
『字が違う、意味が違う、表記が違う、発音が違う、アクセントが違う、その他諸々色々違うのじゃ。』
「ふざけんじゃねえぞ。訳わかんねぇ...。」
『にーちゃよ...、良く聞け...。世の中...え~と...う~ん...なんだっけ?』
第6話 予告
町の取り立て屋VSチームらっちー。
果たして勝利は誰の手に?!
次回 「地上げ、爆上げ、アゲアゲ~♥️」
らっちー一行の旅は続きます。
次は...どうする?
ではまた。




