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26.ワン様漫遊記  作者: ひろーら


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第5話 屏風な丈夫なジョーズ?!

登場人物紹介

らっちー  しゃべる犬のご隠居

ちょまる  しゃべる犬のくのいち

チロ子   しゃべる犬の女サムライ

ばすこん  しゃべるフェレット

たくわん  屋敷の殿

まつもと  殿に仕えるジイ


*登場する名称は全てフィクションです。

『なぁ...ちょまる...。』

『団子は無いわよ。』

『そんな...即答せんでも...。』

『あのさぁ...らっちーと言えば~。』

『言えば~。』

『団子に決まってるじゃない。いっつも団子よね。たまにはスイーツが欲しいのよ。』

『いいですね、ちょまるさん。スイーツ食べるの。』

『でしょでしょ、あの香り...味...とろける美味しさよ♥️』

『団子はスイーツじゃないんか?』

『んな訳ないでしょ!スイーツと言えば~。』

『言えば~。』

『あんみつなのよ!』

『アン○カ?!白200とか何とか...。』

『違うわよ。らっちーのボケも最近やるわね。』

『そうかのぅ...ワシ嬉しい。』

『さてと、アホな話はこれくらいにして、進むわよ。』


少し進んだ先のお屋敷。

『なんじゃ?あの屋敷?』

『屋敷の主...らっちーなの?』

『ちゃうよ。ワシ...知らん...。』

『ご隠居様...看板に...ウェルカムとか...あるんですけど...。』

『ここはオイラの出番だな。この屋敷、事件の薫りがする...。』

『ばすこん...それを言うなら臭いじゃない?』

『ちょまる姐さん、それは...言わんといて...。』


『ごめんくさ~い。ダレか~、らっちー参上!!』

「ふざけないで下さいよ殿...ん?あれ?ダレです?」

『ワシ、らっちー。それと愉快な仲間たち。』

『ダレが愉快な仲間なのよ!失礼しました。私はちょまる、こちらはチロ子とばすこん。』

「旅のお方でしたか。私はここの主に仕えるまつもとと申します。」

『あの看板ナニ?』

「あれは...うちのアホ殿...いや、主がどうしても出せと聞かないのです。」

『分かります、まつもとさん。うちにもアホ隠居いるんで。』

「そうですか...ちょまるさん。何だか気が合いそうです。では、こちらにどうぞ。」


奥の広間に通される。

「なんじゃ、ジイ。客人か?」

「殿が、ウェルカムとか出すからですよ...。」

「そうか!遂にキターーー!!」

『ナニはしゃいでるんじゃ、オッサン?』

「オッサンではない、たくわんじゃ。」

『たくわん...和尚か?』

「それより...お主...妙に同じ雰囲気を持っているのぅ。」

『ワシ?単なるご隠居じゃよ。』

「ならば、この屏風の虎を見事出してみせよ!」

『なんで?トラ...ん?』

「どうかしたのか?」

『これ...虎じゃ...ないですよね、まつもとさん。』

「はい、ちょまるさんの認識通りで御座います。」

『あの...ご隠居様...これは何ですか?』

『待ちな...、この動物の推理はこの名探偵ばすこんに任せな。うむ...これは...背鰭...尾鰭...灰色の胴体...鋭い歯...、両サイドの目...間違いない!これは...おで○け子ザメちゃんだ!!』

『タダのジョ○ズじゃない。』

「なっ...なんと...虎ならぬ鮫とな!」

『間違い過ぎじゃね?』

『さて、らっちー行きましょうか。』

「待たれよ、一行の者。」

『ん?IKK○?』

「そのボケかまし具合、やるな旅の者!」

『たくわん和尚もデキると見たぞぃ。』

見つめ合うらっちーとたくわん。

『史上最低の戦いだわ...。』

「アホの頂上決戦ですな...。」


「ならば問う、らっちーよこの鮫を屏風から出してみよ!」

『ならば問う、たくわんよこの屏風を破ってみよ!』

「ん?え~と...なんで?破るって...。」

『ワシ...鮫なんか出せんよ。』

「あのさぁ...どうして破るんか?」

『こだわるのじゃ、たくわんワン。』

「破れるのかな...、ムリか...丈夫な布じゃからな...。」

『そう...たくわんよ...ムリな物はムリなのじゃ。虎も出んし、鮫も出ん。破る事も出来ぬのじゃ。』

「そうか...虎...いや鮫...会いたかった...。」

『たくわんよ、この世には出来ぬ事もあるが、やれる事もあるのじゃ。精進せいよ。』

「ご隠居...分かり申した。これはささやかですが、手土産にどうぞう。」

『ん?ナニこれ?』

「銅像です。どうぞう、お受け取り下さい。」

『いらんわい!』


お屋敷を後にしたらっちー一行。

『ちょまる...団子...。』

『あの主、何からっちーに似てたわね。』

『ちょまるさん、それを言うならドッペルゲンガーです。』

『いやいや、チロ子。あれはクローンだよ。』

『なんか...ワシ...他人には...思えない...。』


次の宿場町。

「おいおい、家賃払えねぇだとぉ!ふざけんじゃねぇよ!」

「今年は不作なので、お支払は厳しいです。」

「はぁ?ふさくぅ?そんなん知ったこっちゃねぇよ!払えないんなら娘貰うからな!」

「それだけは...ご勘弁を...。」

「なら、どうすんだよ!」

「それは...。」

『ねぇ、らっちー。あの人困ってるんじゃない?』

『むぅ...そこのに~ちゃん...何事なのじゃ?』

「なんだよ、ジジイに用はねぇんだよ。」

『ワシご隠居。ジジイじゃないぞぃ。』

「ん?隠居とジジイ...何が違うんだよ!」

『字が違う、意味が違う、表記が違う、発音が違う、アクセントが違う、その他諸々色々違うのじゃ。』

「ふざけんじゃねえぞ。訳わかんねぇ...。」

『にーちゃよ...、良く聞け...。世の中...え~と...う~ん...なんだっけ?』


第6話 予告

町の取り立て屋VSチームらっちー。

果たして勝利は誰の手に?!

次回 「地上げ、爆上げ、アゲアゲ~♥️」

らっちー一行の旅は続きます。

次は...どうする?

ではまた。

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