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26.ワン様漫遊記  作者: ひろーら


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第4話 橋の端は箸で走る?!

登場人物紹介

らっちー  しゃべる犬のご隠居

ちょまる  しゃべる犬のくのいち

チロ子   しゃべる犬の女サムライ

ばすこん  しゃべるフェレット

なっち   宿屋のおかみさん


*登場する名称は全てフィクションです。

らっちー一行。

『のぅ...腹減ったよ...。』

『らっちー、さっき団子食べたばかりじゃない。』

『いいじゃろ...ちょまるのケチ...。』

『ケチって何よ!あんた認知症でボケたの?何で30分おきに団子なのよ!』

『ワシの腹に聞いとくれ...。』

『アンタの腹に何か聞いたって分からないわよ。』

『まあまあ、ご隠居もちょまるさんも、ここは少し冷静に...。』

『チロ子殿...すまぬのぅ...。』

『ゴメンね、チロ子...。』

『さて、この先に村がありますから、そこで宿でもとりましょう。』

こうして3人(匹?!)は村に入った。


『何か騒がしくね?』

『向こうに人だかりがあるわよ。』

『行ってみましょう。』

橋の周りに集まる村人。

『どしたん?ライブでもあるんか?』

「はぁ~、何がライブだよ!橋が...橋が...。」

『箸...落っことしたんか?』

「ちーがーうー!見ろよ、あの橋の真ん中。」

『落とし穴...作ったんか?』

「んな訳ないだろ!ブッ壊れたんだよ!」

『困りましたね、ご隠居。これでは先に進めませんよ。』

『らっちー、泳いで渡ったら?』

『ムリ...ワシ泳げん...。』

「そう言う問題じゃねぇだろ!橋の修理が必要なんだよ。」

『あの、修理にはどれくらいかかりますか?』

「まあ、50両ってとこだな。」

『違うでしょ。日数よ、日数。』

「そうだな...まあ30日もあれば出来っかな。」

『いやいや...かかり過ぎやん...。もうちょい早く出来んの?』

「ならば...5日かな。」

『最初から5日って言いなさいよ。なんで30日とか言うかな...。』

「ダルい...からかな...。」

『もぅ...らっちーみたいじゃない...。』

『ワシ呼んだ?』

『呼んでないわよ!』


『のぅ...ちょまる...、ワシ疲れた...。』

『そうね、宿で休みましょうか。』

「ちょいと、そこのお三方。うちに来なよ。」

『ダレ?アンタ?』

「アタシかい?アタシゃこの宿のおかみだよ。」

『おおっ神なんか!!』

「何言ってんだい。女主人ってことだよ。なぁ、アンタ面白いねぇ。気に入ったよ。安くしてやるよ、宿代。」

『マジか?流石オオカミは違うのぅ。』

『だ~か~ら~、おかみさんよ。』


「そうそう、アタシゃなっちってんだよ。よろしくな、ご隠居。」

『ワシらっちー。なっちとらっちー似とる。』

「おっいいねぇ、コンビでも組むかい。」

『トンビおるんか?』

「アンタはボケ担当なら、アタシゃツッコミかい。」

『あの...おかみさん...、そろそろいっすか?』

「ああ、ゴメンね。部屋あそこだから、テキトーにくつろいで。」

『大丈夫なの、この宿?』


『メシ...うまい...。』

『らっちー、ガッツキ過ぎじゃね?』

『よい食べっぷりですね、ご隠居。』

『うま...うま...うし...うきっ?!』

『どしたん、らっちー?』

『ご隠居、喉にでもつまったんですか?』

『ダレ?そこのヤツ?』

『ほぅ...オイラが分かるとは。やるなジジイ。』

『ジジイ言うなよ、ご隠居なんじゃが。』

『あのさぁ、ジジイとご隠居の何が違うわけ?同じじゃん。』

『違いの分かるブレンドワン様...なのよ...。』

『コーヒーみたく言うなよ!ネス○フェかい。』

『ところで...オマエ...ダレ?』

『オマエ言うなよ。オイラはばすこん、探偵さ。』

『コ○ンなんか?』

『ヤバいだろ、さっきから○字ばっかじゃん。』

『そのタンテーさんがワシに何の用かの?』

『用事...用件...、依頼内容...ナゾだ...。』

『ちょっと待ってよ、ばすこん用事無いのにここ来たの?』

『フッ...さすらいのフェレットなのさ...。』

『アホがまた一人...、やれやれだわ...。』


『ばすこん殿はどうするつもりじゃ?』

『オイラかい?暇だから、らっちーと旅してもいいよ。』

『軽いわね...、旅費どうすんのよ...。』

『ん?オイラの分は自分で払うよ。』

『ねぇ、らっちー。どうすんのよ?』

『ワシ...ばすこんと行く。』

『ヒャッハー!流石らっちー。話が分かるねぇ。』

『大丈夫なの?このフェレット...。』


「おや、新しい仲間かい。」

『おかみさん、どうしましたか?』

「ああ、橋の端が修理出来たから、急ぐなら渡れるよ。」

『なっち...でかした。』

「別にアタシが直した訳じゃないけどね。」

『ならば、ダッシュで行くかの。』

『なんで?走らなきゃなんないのよ!』

『なんとなくじゃが...いかんかのぅ...。』


『おかみさん、お世話になりました。』

「気ぃつけて行きな。特にらっちー。アンタ...ボケるから。」

『ワシ...なんでボケなん?』

『気にしないで、行くわよらっちー。』

こうして無事、らっちー一行は橋を渡ったのであった。


少し先のお屋敷。

「殿、如何されましたか?」

「おおっジイ...ビーフ?!」

「何言ってるんですか。それで何事なんですか?」

「この屏風の虎...出したい...。」

「アホな事言わんて下さいよ。出る訳ないじゃないですか。」

「でもさぁ...○休さんはトンチンカンでやったらしいじゃん。」

「それを言うならトンチです。」

「ダレか...いないかなぁ...。」


第5話 予告

屏風の虎とらっちーの対決!

果たしてトンチンカンな戦いや如何に?!

次回「屏風な丈夫なジョーズ?!」

他のSNSでアナザーワン様をアップし、やはり本編もこれか?!と思いたち、全面改稿しました。

続きはアナザーとは違うかも。

ではまた。

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