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26.ワン様漫遊記  作者: ひろーら


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第3話 よ•う•こ•そ•アタシのお店へ♥️

登場人物紹介

らっちー  ご隠居さん、しゃべる犬

ちょまる  くのいち、らっちーのお供、しゃべる犬

チロ子   女サムライ、しゃべる犬

たんとむ  商人

とんちゃん バーのママ


*登場する名称は全てフィクションです。

『ワシ...お腹空いた...。』

『ちょっと、らっちー。ここ食堂じゃないよ。』

「あら~ん、初めてのお客様かしら?」

「はいはい、今日初めてお店に入りましたよ。」

『ごめんなさい、騒がしくしてしまいました。』

「いいのよ~ん、賑やかな方が楽しいじゃな~い。」

『あの...店長さんは...。』

「ア•タ•シ•がここの...ママよ...。」

『なんじゃ...かあちゃんだったんか。』

『らっちー、そのママじゃないわよ。バーですよね、ここ。』

「そうよん♥️でも...そっちのご隠居さんには...と•く•べ•つ•に...裏メニューよ♥️」

『ワシに...ウラミがあるんか?』

『ウラミじゃなくて...裏のお品書きよ。』

『お尻掻くの?』

『だ•か•ら...特別な料理を出すってことよ!』

「面白いご隠居さんねぇ♥️気に入っちゃったわよ♥️」

『ワシ...お気になんか?』

『アンタのアホさ加減にはついてけないわよ...。』

「じゃあ、このスペシャル•グレート•ハイパー•ウルトラ•ダイナミック•アルティメット...。」

『あの...それって...何ですか?』

「ちょっと~、途中で割り込まないでよぅ...。最後まで...い•わ•せ•て♥️」

『ワシも聞きたい。』

『それで、何出すんですか?』

「味噌カツよ♥️」

『なんで?味噌カツってそんなに珍しいんですか?』

『なんじゃ...チロ子...知らんのか...。』

『チロ子さん、かつては食べられた味噌カツも、今や幻のメニューとなったのよ。』

『ワシ...味噌カツ食べたい...。』

『そうね、らっちー...いつポックリいくかわかんないもんね。』

『はにゃ?ワシ...コックリさんじゃったのか?』

『もう...どうでもいいわよ...。』


「はい、おまちどぉ~サマーバケーション♥️」

『もう夏なんか?』

『単なる語呂合わせよ...。』

『そう言えば、ママさん一人でここのお店やってんですか?』

「あらやだぁ~、ママ...じゃなくて...とんちゃんでいいわよ♥️」

『とんちゃんが...味噌カツ...共喰い?!』

『ちょっと、らっちー失礼じゃない。すいませんねぇ、とんちゃん。』

「あら、いいわよ。面白いご隠居さんだこと♥️」

『ワシのシッポ...白いんか...。』

『いやいや...尾が白いんじゃなくて、おもろいだから...。アンタの尻尾...黒いじゃん...。』

「そ•れ•で•こんなトコにナニしに来たのよん♥️」

『チロ子の天空の城に行くのじゃよ。』

『えっ...チロ子の地底城じゃなかったっけ。』

「いえいえ、チロ子さんの海底城ですよ。」

『もう...みなさん違います。私の城はフツーの平凡なノーマルキャッスルです。』

『チロ子...城変形せんのか?』

『しません。』

『つまらんのぅ...。変形してロボにならんのか...。』

『らっちー、どんな城なのよ...。』

「そ•れ•で、らっちーさん♥️その城には何かあるのかしらん?」

『なんだっけ...チロ子...。』

『黒い雲に覆われて、危ないんですよ。』

『そうじゃ...アブノーマルなんじゃよ。』

「ご隠居さんもアブノーマルなのかしらん♥️」

『ワシ...?え~と...どうなんちょまる?』

『単なるボケジジイじゃね?』

『ヒドいのじゃ...年寄りは親切にしないと...。』

『らっちー...天然過ぎるのよ。てかボケ王?!』

『ワシ...冒険王じゃったのか...知らんかった...。』

『もう...好きにして...。』


『とんちゃん殿...味噌カツまいうーじゃったぞ。』

『美味しかったわね。ありがと、とんちゃん。』

『素晴らしい味付けです。思わず、うーまーいーぞーとか言いそうになりました。』

『チロ子はハジ王かのぅ...。』

『それを言うなら味皇でしょ。』

『何ですか?その味何とかさん...。』

『チロ子さん...それ以上はOOO(ピー)よ...。』

「あのあの...とんちゃんさん...。」

「あら、なにかしら?」

「私たんとむ、この味噌カツに心奪われました。ここで働かせてもらえますか?」

『ちょっと、たんとむ。旅どうすんのよ。』

「はいはい、皆様には軍資金をしっかりお渡しするので、お三方で楽しくお続け下さい。」

『だって、とんちゃんも困ってなくね?』

「アタシ?全然オッケーよ♥️よろしく、たんとむ♥️」


「ではでは、皆様道中お気を付けて。」

「アデュ~、ご隠居アンドお供の2人♥️」

『とんちゃん、さらばなのじゃ。』

『お世話になりました。たんとむ、しっかりね。』

『お二人とも頑張って下さいね。』

こうして、一行は次の目的地に向かうのだった...。


さてさて、少し先にある大きい橋。

周囲には村人が集まっている。

「おいおい...この橋...ヤバいだろ...。」

「真ん中に...穴...空いてます...。」

「これじゃあ、渡れねぇじゃあないか。」

「やれやれだぜ...。」

そこへおかみさんが来る。

「どうすんだい。先に進めないじゃないか!」


第4話 予告

らっちーたちの前に立ち塞がる破壊橋。

どうする、どうなるワン様一行。

次回 「橋の端は箸で走る?!」

久々の新作じゃー。

とりあえず...to be continued →

ではまた。

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