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26.ワン様漫遊記  作者: ひろーら


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第2話 おかしなお菓子なカラクリ職人

登場人物紹介

らっちー  ご隠居さん、しゃべる犬

ちょまる  くのいち、らっちーのお供、しゃべる犬

チロ子   女サムライ、しゃべる犬

たんとむ  商人

ツェペラ  カラクリ職人


*登場する名称は全てフィクションです。

『そういや...チロ子の天空の城って...ドコにあるんじゃ?』

『何言ってんのよ、らっちー。チロ子の地底城じゃない。』

『あの...私の城...天空でも地底でもありません...。』

「ではでは、海底城ですかな。」

『いや...あの...普通に平原にありますよ。』

『つまらんのぅ...ワシ...天空城に行きたかったぞぃ。』

『アタシだって、地底城でヒャッハーしたかったわよ。』

「あらあら、わたくしの海底城は...儚く泡に...。」

『あの...みなさん、私は普通の城から来た普通のサムライです。』

『そんなこと言って...ボケ...かましたじゃろ。』

『そっ...それは...らっちーさんを真似ただけです。』

「まあまあ、チロ子さん。皆さん楽しいからいいじゃありませんか。」

『そういやチロ子、城までどれくらいあるんじゃ?』

『唐の都長安から遥か西方3万キロじゃない?』

『ワシらは、猿、豚、河童かい?』

「いえいえ、それを言うなら、犬、猿、雉ですよ。」

『もう...違う話になっちゃうじゃないですか。経典を取りにも行きませんし、鬼も退治しません。』

『なら...やっぱ...悪代官じゃな。』

『ささ、ご隠居...印籠...じゃなくて...首輪の鈴...。』

『カッコ悪いじゃろ...、控えチリ~ンとか...。』

「う~ん...ないですね...。」

『まあ、おふざけはこれくらいにして、チロ子、アンタの城はどうなっているのよ。』

『はい、ちょまるさん。私が城を出た直後に黒い雲に覆われました。今はどうなっているかは分かりません。』

『つまり...天空の黒い雲に...。』

『らっちー、そう言うのいいから。』

『城にいた預言者が災いが近づくと言ったので、城の古文書を調べたんですよ。詳しくは分かりませんが、かつて城が襲われたみたいですね。』

『まあ、ワシらはただの越後のちりめん問屋の...。』

『らっちー、やめてよ。それ以上はNGだわ。』

『HG...ふぉーーー!』

「やれやれだぜ...。」


『あそこに小屋があるぞぃ。』

『誰かいるみたいね。』

「ではでは、ご挨拶を。」

小屋のドアを3回叩く。

『何か意味あんの、たんとむ?』

「はいはい...無意味です...。」

『意味ないんかーーーい!』

ドアが開く。

「ん?ダレ?オイラに何か用かい?」

『ワシら妖怪じゃないよ。』

「いえいえ、妖怪ではなく用かいです。」

「用が無いなら帰ってくれ。オイラ忙しいんだよ。」

『あの...もしや...ツェペラ様ではないでしょうか?』

「何でオイラの名前知ってんだよ。誰だいアンタ。」

『私は城に仕えていたサムライのチロ子です。』

「チロ子さん?あのチロ子さんかい。サムライトリッパーの!」

『ツェペラ様...違います...。只のサムライです。』

「なんだよ...カッコいい鎧とか...いいじゃん。」

『コイツもヤベーヤツかよ...。らっちー、行こうよ。』

『そうじゃな、邪魔したなツェペラ。』

「ちょっと待ちなよ。オイラの発明したカラクリを持って行きな。」

『カリントウ?お菓子くれるんか?』

「やるわきゃないだろ。何でカラクリがカリントウになっちゃうんだよ。」

『ハラ...減った...。』

「なんだかなぁ...。」


「この先は危険地帯だぜ。気を付けな。」

『ツェペラ様、どう危険なのでしょうか。』

「ヤベーヤツが...いるんだよ...。」

『アンタもヤベーけどな...。』

『そうなのか、ちょまる...。』

『らっちー級にヤバいのかな。』

『ワシ...ダメなんかい?』

「まあ、オイラ的にはアンタらがどうなろうと関係ないから、好きにしなよ。」

『ツェペラ様、このカラクリの使用方法はどうすればよろしいのでしょうか。』

「チロ子さん、アンタにマニュアルを渡しておくから確認してくれ。」

『角煮をくれるんか?』

「やらんわい!」


『それでは、ツェペラ様行きます。』

「チロ子さん、アホツアー...ご苦労さん。」

『なんじゃ?あほつあって...。』

『行くわよらっちー。ツェペラありがとね。』

「ではでは、参りましょうかね。」


『みなさん、この先がツェペラ様が言っていた危険地帯になります。気を付けて進みますね。』

『ちょまる~お腹空いたぞぃ。』

『らっちー、さっき団子食べたじゃない。認知症でもなったの?』

「はいはい、あそこに店があるようですが。」

『おおっ...メシ...メシ...。』

『何だか怪しい店ね。』

『入るのは危険そうですね。みなさん、別のルートで...。』

らっちーは店に入った。

『ちょ...待ってよらっちー。アタシも行くからさ。』

「ではでは、みなさんで行きましょうかね。」


店の中は暗かった。

『ん?あそこに誰かおるぞぃ。』

『お店の人かな。それにしても...この店...何の店なんだろ?』

『あの方にお話してみましょう。何か分かるかもしれません。』

「ではでは、失礼ですがあなたはこの店の方でしょうか?」

「あら~ん、なに...ヤダ...。こんな時間から...何の用なのよぅ...。」


第3話 予告

怪しい店に入ったらっちー一行。ツェペラの言う危険な所とは?

次回 「よ•う•こ•そ•アタシのお店へ♥️」

ふぅ...濃いキャラばっかだったよ...お嬢様...。

次...とん...いや...なんでもないよ...。

ではまた。

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