第2話 おかしなお菓子なカラクリ職人
登場人物紹介
らっちー ご隠居さん、しゃべる犬
ちょまる くのいち、らっちーのお供、しゃべる犬
チロ子 女サムライ、しゃべる犬
たんとむ 商人
ツェペラ カラクリ職人
*登場する名称は全てフィクションです。
『そういや...チロ子の天空の城って...ドコにあるんじゃ?』
『何言ってんのよ、らっちー。チロ子の地底城じゃない。』
『あの...私の城...天空でも地底でもありません...。』
「ではでは、海底城ですかな。」
『いや...あの...普通に平原にありますよ。』
『つまらんのぅ...ワシ...天空城に行きたかったぞぃ。』
『アタシだって、地底城でヒャッハーしたかったわよ。』
「あらあら、わたくしの海底城は...儚く泡に...。」
『あの...みなさん、私は普通の城から来た普通のサムライです。』
『そんなこと言って...ボケ...かましたじゃろ。』
『そっ...それは...らっちーさんを真似ただけです。』
「まあまあ、チロ子さん。皆さん楽しいからいいじゃありませんか。」
『そういやチロ子、城までどれくらいあるんじゃ?』
『唐の都長安から遥か西方3万キロじゃない?』
『ワシらは、猿、豚、河童かい?』
「いえいえ、それを言うなら、犬、猿、雉ですよ。」
『もう...違う話になっちゃうじゃないですか。経典を取りにも行きませんし、鬼も退治しません。』
『なら...やっぱ...悪代官じゃな。』
『ささ、ご隠居...印籠...じゃなくて...首輪の鈴...。』
『カッコ悪いじゃろ...、控えチリ~ンとか...。』
「う~ん...ないですね...。」
『まあ、おふざけはこれくらいにして、チロ子、アンタの城はどうなっているのよ。』
『はい、ちょまるさん。私が城を出た直後に黒い雲に覆われました。今はどうなっているかは分かりません。』
『つまり...天空の黒い雲に...。』
『らっちー、そう言うのいいから。』
『城にいた預言者が災いが近づくと言ったので、城の古文書を調べたんですよ。詳しくは分かりませんが、かつて城が襲われたみたいですね。』
『まあ、ワシらはただの越後のちりめん問屋の...。』
『らっちー、やめてよ。それ以上はNGだわ。』
『HG...ふぉーーー!』
「やれやれだぜ...。」
『あそこに小屋があるぞぃ。』
『誰かいるみたいね。』
「ではでは、ご挨拶を。」
小屋のドアを3回叩く。
『何か意味あんの、たんとむ?』
「はいはい...無意味です...。」
『意味ないんかーーーい!』
ドアが開く。
「ん?ダレ?オイラに何か用かい?」
『ワシら妖怪じゃないよ。』
「いえいえ、妖怪ではなく用かいです。」
「用が無いなら帰ってくれ。オイラ忙しいんだよ。」
『あの...もしや...ツェペラ様ではないでしょうか?』
「何でオイラの名前知ってんだよ。誰だいアンタ。」
『私は城に仕えていたサムライのチロ子です。』
「チロ子さん?あのチロ子さんかい。サムライトリッパーの!」
『ツェペラ様...違います...。只のサムライです。』
「なんだよ...カッコいい鎧とか...いいじゃん。」
『コイツもヤベーヤツかよ...。らっちー、行こうよ。』
『そうじゃな、邪魔したなツェペラ。』
「ちょっと待ちなよ。オイラの発明したカラクリを持って行きな。」
『カリントウ?お菓子くれるんか?』
「やるわきゃないだろ。何でカラクリがカリントウになっちゃうんだよ。」
『ハラ...減った...。』
「なんだかなぁ...。」
「この先は危険地帯だぜ。気を付けな。」
『ツェペラ様、どう危険なのでしょうか。』
「ヤベーヤツが...いるんだよ...。」
『アンタもヤベーけどな...。』
『そうなのか、ちょまる...。』
『らっちー級にヤバいのかな。』
『ワシ...ダメなんかい?』
「まあ、オイラ的にはアンタらがどうなろうと関係ないから、好きにしなよ。」
『ツェペラ様、このカラクリの使用方法はどうすればよろしいのでしょうか。』
「チロ子さん、アンタにマニュアルを渡しておくから確認してくれ。」
『角煮をくれるんか?』
「やらんわい!」
『それでは、ツェペラ様行きます。』
「チロ子さん、アホツアー...ご苦労さん。」
『なんじゃ?あほつあって...。』
『行くわよらっちー。ツェペラありがとね。』
「ではでは、参りましょうかね。」
『みなさん、この先がツェペラ様が言っていた危険地帯になります。気を付けて進みますね。』
『ちょまる~お腹空いたぞぃ。』
『らっちー、さっき団子食べたじゃない。認知症でもなったの?』
「はいはい、あそこに店があるようですが。」
『おおっ...メシ...メシ...。』
『何だか怪しい店ね。』
『入るのは危険そうですね。みなさん、別のルートで...。』
らっちーは店に入った。
『ちょ...待ってよらっちー。アタシも行くからさ。』
「ではでは、みなさんで行きましょうかね。」
店の中は暗かった。
『ん?あそこに誰かおるぞぃ。』
『お店の人かな。それにしても...この店...何の店なんだろ?』
『あの方にお話してみましょう。何か分かるかもしれません。』
「ではでは、失礼ですがあなたはこの店の方でしょうか?」
「あら~ん、なに...ヤダ...。こんな時間から...何の用なのよぅ...。」
第3話 予告
怪しい店に入ったらっちー一行。ツェペラの言う危険な所とは?
次回 「よ•う•こ•そ•アタシのお店へ♥️」
ふぅ...濃いキャラばっかだったよ...お嬢様...。
次...とん...いや...なんでもないよ...。
ではまた。




