ハードボイルド 〜2人で1つ〜
比呂…男
優也…男
ムー…不問
叶/カノン…女
サロワタ…男
比呂とサロワタが兼ね役
叶ナレーション
「できることならお姫様やどっかの屋敷のお嬢様みたいな護られる存在になりたかった」
比呂「寝ました……起きました、扉を開くとそこには……うん、ですよね〜、うん、これ夢だ」
優也「マスター、バーボンをロックで」
ムー「あいよ、ムー」
比呂「えーっと優也さん?これはぁ……」
優也「ハードボイルドだろ?」
比呂「はい?」
ムー「ハードボイルドだムー」
比呂「いやわからんて」
優也「俺もよくわからんがアレだよ、どこぞの怪盗の相棒居るだろ?」
比呂「あれれ〜?」
優也「違う、マグナム持ってる奴」
比呂「あーね」
優也「つまり、あんな男達が生きる世界観らしいぜ」
比呂「なるほど」
ムー「わかったのか?」
比呂「こーゆー感じだろ?」
ムー「おお!あれ?服の変え方教えたムー?」
比呂「いんや?なんつーか夢だろ?ここ、イメージしたら自分の服くらいは変えれるかと思って」
ムー「ほぇー、すごいムー、その通り自分の髪や服、肌の色くらいなら思えば変えることができふムー」
優也「相変わらず、そーゆーのは頭使えるよな」
比呂「まぁなー」
優也「褒めてねえ」
ムー「とりあえず外に出るムー」
優也「だな」
カノン「はぁっはぁっ……」
サロワタ「待ちやがれ!」
カノン「きゃー!誰かー!」
サロワタ「捕まえたっ!」
カノン「は、離して!」
サロワタ「大人しくしやがれ」
カノン「んっ!んぅう!」
サロワタ「いっ!!テメェ噛みやがったな待てゴラァ!」
カノン「はぁっ……はぁっ……」
サロワタ「くそ!小娘風情」
優也「そこまでだ、クソ野郎」
サロワタ「あん?」
比呂「そーゆーことだ、いくぞ、ヒーローの俺があい」
優也「あ……くそ……あの馬鹿」
サロワタ「ん?消えた?な、なんだ?」
優也「ちっ……起きやがった、タイミング悪りぃ」
サロワタ「起きたぁ?あーそうかお前ら外の人間か」
優也「そうだよ文句あるか?」
サロワタ「ああ、あるね、あの方の邪魔になる」
優也「アンタらのボスか」
サロワタ「ああ、そうさ、俺たち邪夢が尊敬する唯一の人間、いや神とでも言おうか!そこのチンチクリンな奴とは格が違う」
ムー「なんだと!!ムーー!!!やっちまえ優也!!ムムムムムー!!」
優也「うるっさい」
ムー「ぶべっ!ムゥ……」
優也「言われなくてもやるよ、夢刻開放!2時、双牙蒼奏」
サロワタ「ふーん、双刀か、この世界に合わねぇな、ここは銃社会だぜ、キッド」
優也「うるせぇな、関係ぇねぇ、来い」
比呂ナレーション
「突然何か聴こえた気がして、突然何かに引っ張られ気付けば、いつもの景色だった、部屋ではけたたましく着信音が鳴り響いてた」
比呂「あい……もしもし……」
叶「もしもし、あれ?寝てた?」
比呂「うん」
叶「早くない?」
比呂「そーでもねーよ、てか今何時よ」
叶「0時」
比呂「な、俺寝て2時間くらいしか経ってねーわ」
叶「んー、でも22時就寝は早くない?修学旅行?」
比呂「ちげーよ、てか俺休みだからいいけど、お前明日、いやもう今日だわ、早番だろ?寝ろよ」
叶「んー、そっかぁ……そー言われたら眠いかも」
比呂「なら寝ろ」
叶「ん、なんか比呂の声、落ち着く……おやすみ」
比呂「え?あ、切れてる……なんだよ……あ、戻んねーと!寝なきゃ!よし…………寝れるか!なんだよおい!気になるじゃん!あんなこと言われたら気になんじゃん!くそぉおお」
優也「ふっ!はっ!せいっ!」
サロワタ「ぬんっ!甘いぞ小僧!そらっ!」
ムー「優也!」
優也「はぁあ!蒼炎双舞!!」
サロワタ「ぐっ!あっちぃなこの!」
優也「へっ!ウェルダンで仕上げてやるよ」
サロワタ「言ってろ!バドリム変身、さぁ、サクッと殺してやるよ、このサロワタ様に牙立てたこと後悔して死んでいけよ」
優也「テメェもそれかよ、くそ」
叶(えー何これ〜、優也がなんか知らん化け物みたいなんとバトってる?えーと、うん、夢かな、あーうん、なんかわかるわー、たまーにあんのよ夢だってわかっちゃうの、それだ)
カノン(夢ではありません)
叶(誰?)
カノン(初めまして、もう1人の私)
叶(へ?)
カノン(私はカノン、ここ夢の世界でのアナタよ)
叶(え?私?)
カノン(そう、なぜかわからないけど私はアナタと繋がってる、叶さん此処は夢の世界だけど私には現実よ、アナタの世界の方が夢になる、見てたわずっとアナタの目を通して)
叶(う、うん)
カノン(お願い力を貸して、私に戦う力を)
叶(……うん、わかった)
カノン(信じてくれるの?)
叶(うん、なんかわかんないけどわかった、夢だけど嘘じゃない、信じれる、だってアンタは私なんでしょ?)
カノン(ありがとう)
叶ナレーション
「すぐに信じれるなんて思わなかった、でも信じた……だって私も見てたからアナタの景色、鳥籠に囚われてるみたいだった……どんな世界のアナタでも……だから言われたらなんとかしてあげたくなるじゃん、だって私なんだもん」
ムー「カノン様!」
叶「可愛いじゃん、ムー」
ムー「ムー?ああ!」
叶「気づいた?叶だよーん♪よろしくねームーちゃん、あ、えっと神様だから様付けの方がいい?」
ムー「ちゃんでいいムー、叶様」
叶「呼び捨てでいいって」
ムー「ムー、叶」
叶「よし、で、何すればいい?」
ムー「お主の首にある物、ソイツが夢喰刻じゃ」
叶「あ、キャラ抜けた」
ムー「ムムッ!?」
叶「頭ん中で聞こえてんの、カノンが言ってる、いいから続けて」
ムー「そうか、ならば作り変えんとな、ほれ」
叶「ありがとムー様」
ムー「様は要らんぞい」
叶「あはは、サンキュ、ムー……覚えてんだ夢だと思ってたカノンのこと、どんなに強く想っても自分にはこの時計使えなかったって」
ムー「そうか……やはりそうじゃったか」
叶「でも、もう平気、私が来たから、カノンは、私は…私が助ける!こっからは2人で1つだから!ね、最強でしょ?私ら!」
ムー「うぬ!頼む」
叶「いくよカノン、夢刻開放!ツヴァイ」
優也「……しぶてぇ」
サロワタ「お互い様だろ……な!?なんだアレは!」
叶「優也!伏せて」
優也「!?」
サロワタ「なっ!ぐっ!」
叶「よし、当たった!」
優也「叶……か?」
叶「そだよん」
サロワタ「な、何故だ!何故!お前がそれを使える!基準である筈のお前が何故!」
叶「基準?何それ?ちなみに今の私はカノンじゃなくて叶だよ、ほっ!」
サロワタ「ぬっ!甘い!叶だと……外の方とリンクしたか」
叶「まぁ、そんなとこっ!」
サロワタ「ぐっ!厄介な」
優也「後ろがお留守だぜ」
サロワタ「ぐぁっ!テメェ!」
叶「ナーイス!」
サロワタ「調子乗りやがって!」
優也「おっと!」
サロワタ「避けんじゃねぇ!」
優也「はい、そうですかって聞く奴居るか?」
サロワタ「黙れ小僧!」
叶「モード、ディ・カノーネ……エネルギー充填開始、弾丸を精製、発射まで3・2・1」
優也「サロワタ、もっと周り見た方がいいぜ」
サロワタ「なんだと?」
優也「叶!撃て!」
叶「やぁあああ!!」
サロワタ「ぬぅう!!くそがぁあああ!!こんなガキ2人に!!負けてたまるかよぉおお!!ぬぉおおお!!!」
叶「はぁあああ!!!」
優也「おいおい、女には華持たせてやれよ、悪食、飛べ、飛鎌!」
サロワタ「ぐぁっ!」
叶「はぁああああ!やぁっ!」
サロワタ「ぬぁあああ!このおれさまがぁああ!!!」
叶「はぁ……はぁ……」
優也「ん、立てるか」
叶「ありがと」
比呂「俺参上!ヒーローは遅れてやって来る!戻ってきたぜ!」
優也「遅すぎ」
比呂「あれ?」
叶「ぷっ!あはは!」
比呂「え?叶?」
優也「あはは!」
比呂「おい、笑うなって!」
叶「あはははは!おっかし」
比呂「なんで叶がここに居るんだよ」
叶「あーそれはねー」
ムー「ムーが説明しようムー」
比呂「あ、うん」
優也「比呂もムーも目立ってなかったしなぁ、いいよ話せ話せ」
比呂「なんだと貴様ぁ!」
ムー「そうだそうだムームー!」
優也「はいはいごめんごめん」
叶「まぁまぁ、あ、カノンが話したいって」
比呂「カノン?あー、お姫様だっけか?」
叶「お姫様なの?」
ムー「そうだムー」
叶「あ、そうそう、倒した奴言ってきた基準ってない?」
ムー「それは」
カノン「私が説明します」
ムー「ムムッ」
カノン「初めまして2人とも」
比呂「えっとカノン?」
カノン「ええ、そうですわ」
優也「で、基準てのはなんだ?」
カノン「それは世界での基準の存在」
比呂「基準の存在?」
カノン「私だけがこの夢の世界で記憶を残したまま世界を移動できるのです」
比呂「ん?」
ムー「世界は産まれる度、そこに存在する生命に役割が生まれる、だが其奴らはそこに生まれそこで終わる、世界が変われば中身も変わる、ただ」
カノン「私は私のままで世界が産まれる度、そこに居る、護られる存在として」
ムー「邪夢達のボスはそこに目をつけた、彼女を利用すれば世界を統べれると」
比呂「どういう事だ?」
カノン「夢喰刻の話は聞いてますね」
比呂「ああ、全部の文字盤にカケラを埋めるとなんでも願いが叶うとか」
カノン「そうです」
優也「どういう事じゃ?」
ムー「カノンはこの世界の特異点、願いの塊なんじゃよ」
優也「願いの塊」
ムー「ワシがこの世界を産み、そして夢喰刻で夢を喰らい力にする物を生み出した、人々の願いは些細な物でそれすら強く想い力に変え世界は平穏に変わっていった」
比呂「うん」
ムー「ただ特異な存在が産まれた、1つの想いが12の欠片を全て埋め尽くしてしまう程の想い」
優也「それがカノンか」
ムー「左様、この子は世界が産まれ変わっても自らは変わらんかった、それ故に想いは募り強くなった」
比呂「想い?」
カノン「救われたい、この世界から、私も皆んな全てを」
比呂「……」
ムー「純粋たるその想いは一つで全てを担う、だからこそ封じたのじゃ、この時計は悪しき想いには応えん、それを気づいた者が居る」
優也「それがアイツらのボスって事か」
ムー「そうじゃ、そのせいで彼奴も世界の理から外れ力を手に入れた、だが願いは叶えられん、だからこそカノンを手に入れようとしてる、奴の名は邪夢を支配する王、邪王ドレアムという……頼む、この子を護ってくれ!」
比呂「はぁ、そんな事か」
ムー「そんな事とはなんじゃ!」
比呂「あったりまえだろ?女の子を救う!世界を救う!それがヒーローだ!」
カノン「……」
比呂「んだよ、じっと見て」
叶「あら引っ込んじゃった」
比呂「え?」
叶「まあまあいいじゃん、それより世界救ってやろーじゃん?カノンのためにさ!」
比呂「そーだな、俺はヒーローだしな」
優也「次は遅刻すんなよ」
比呂「わぁーってるはアホ!」
優也「アホはお前だろ」
比呂「なんだとー!!」
叶「あはは!」
ムー「ありがとう……ありがとう……」
比呂「おいおい泣くなよ、まだこれからなんだから、それにキャラ忘れっぱなしだぞ、ムー」
ムー「うるさいわい、ムー……ムームームムムー!」
比呂「はは!いい感じ!」
叶ナレーション
「こうして私は2人で1つの私になって、お供2人と神様1匹?と世界を救う旅に出るのです……って感じかな?でも今回はここまで、そろそろ朝が来て起きちゃうから、じゃあ、またね」
【次回予告】
比呂「ういっす!俺、比呂!おいおいカノンが叶で叶がカノン?訳わかんねー!」
叶「どっちも私だよ、2人で1つ、最強っしょ!」
優也「それに繋がるのは分からん」
叶「は?わかれし」
比呂「あ!えーっとえーと!!次回【さらば!血に飢えた者よ】みんな!次も必ず会おうぜ!」




