夢のヒーロータイム
夢野比呂…男
優也…音
叶、カノン…女
マエルド……女
ムー……不問
叶とマエルドは兼役
比呂ナレーション
「誰だって一度は夢を見る、俺は誰かを救うヒーローになりたかったんだ」
比呂「お疲れ様でーす!!」
優也「お疲れ〜!比呂〜今日も疲れたなー」
比呂「お疲れ〜優也」
優也「なぁ、この後暇?てか明日休みだろ?バイト上がりの飲みどう?」
叶「おつー何話してんのー?」
優也「なんだ叶か」
叶「なんだとは何よ?」
比呂「仕事上がり飲み行こって話、叶も来る」
叶「行く」
比呂ナレーション
「なんてことはない日々、夢なんてない、ガキの頃思ってた夢、ヒーローになりたい、そんな夢は現実に潰された、本当のヒーローなんて何処にもいない、これから俺はただ生きて只々死んでいくんだろう」
比呂「んー只今ぁ……酔ったなぁ〜ふぁあ……ねっむ……ぐーぐー……あ、うぉ!?な、なんだ!?地震!?」
優也「ふっ!はっ!せやぁ!!」
マエルド「はぁあ!!」
比呂ナレーション
「突然の揺れに目覚めた俺は外の声が気になって外に出た」
比呂「はぁ?なんだこれ?何処だよここ……」
優也「せいっ!」
マエルド「効かないわ…よっ!」
優也「ふんっ!これはどうだ!」
比呂「優也!?」
優也「?!」
マエルド「スキあり!」
優也「ぐっ!はぁ!!」
マエルド「ぐぁあ!み、見えないわ!何処!?何処いったの!?」
比呂ナレーション
「気づいたら知らない場所に居た……外に出たらさっき別れたばかりの優也と変な化け物みたいな女?が戦ってた、つい声が出た、優也が傷ついた」
優也「なんで居るんだ!このバカ!」
比呂「知らねーよ!起きたら変なとこ居るし!なんかお前戦ってるし、あ、えと……ごめん!」
優也「気にすんな、どうってことねえ」
マエルド「どこかしらー?あーはん?」
優也「ちっ……回復してきてやがる、目潰しも後どんくらい持つか……逃げるぞ」
比呂「あ!おい!」
優也「はぁっ……はぁっ……ここに隠れるぞ」
比呂「はぁはぁ……なんなんだよ一体!」
優也「ここは夢と現実の狭間、夢間だ」
比呂「夢と現実の狭間?」
優也「そうだ、そんで俺が戦ってた女、アイツはマエルド、夢の中に巣食う魔物、通称"邪夢"」
比呂「じゃむ?」
優也「食いもんじゃねーぞ」
比呂「お、おう」
優也「なんでかわからんがそいつ倒して夢の世界を救って欲しいんだとよ」
比呂「はぁ?」
優也「わかる、俺もそんな感じだ、しかも夢によって世界観がバラバラだ、今回は……戦隊ヒーローみたいな感じか?」
ムー「大正解だムー!」
比呂「うわっ!?なんだコイツ?」
ムー「僕はムー、それ以上でもそれ以下でもないムー」
比呂「はえ?」
優也「説明不足だ、ムー……比呂、コイツはムー……まぁ、ナビゲーターみたいなもんだ」
比呂「こんなちんちくりんな生物が?」
ムー「ちんちくりんとはなんだ!愛くるしいじゃろうが!!」
優也「ムー、語尾」
ムー「はっ!いや!その!とり乱したムー」
比呂「ほんとに何?」
優也「夢の中の神みたいなもんらしいぜ」
比呂「神?コイツがぁ?」
ムー「ムーはえらいんだムー!敬えムー!」
比呂「はいはい偉い偉い」
ムー「ムー!!」
比呂「うわっ!よせ!離れろ!んぅうう」
ムー「ムムムムムーッ!!」
優也「そこまで」
ムー「ムゥ〜」
比呂「ぷはっ!助かった!」
優也「まぁムーは神様みたいなもん、ほとんど力は無いらしいがな」
比呂「どういうことだ?」
優也「ムー、説明、語尾なしでな」
ムー「あい、わかった」
比呂「そこ臨機応変なんだ」
ムー「比呂と言ったな、儂は夢の世界の神である、儂は世界を繁栄させる為、夢喰刻を作り出した」
比呂「儂なんだ……あ、えっと……夢喰刻?」
ムー「夢を喰らい刻むことのできる代物じゃ、試しにお主に創ってやろう、腕を出せ」
比呂「こうか?」
ムー「ほい!」
比呂「時計?」
ムー「そうじゃ、これには夢を刻むことができる、各々の強い想いに応え、夢の欠片が現れる、ほれ、数字の内側にくぼみがあるじゃろ?」
比呂「ああ、これか」
ムー「そうじゃ、その12の窪みを埋めし者、夢を想いを刻みきった者に1つだけ願いを叶える、そう思い創ったんじゃ」
優也「だが悪用された」
ムー「うむ、邪夢の連中が夢の世界の住人から夢喰刻とその者が持ってた欠片を奪い、願いにて儂の力を奪ってしもうた、力は失われ、儂の願いを叶える力は失った……だが夢喰刻の力は……」
マエルド「みーつけたぁ!あらぁ!ムーも居るじゃない!そろそろ私らのボスにこの世界譲ってくれる?」
ムー「そんなもの聞くわけがないだろう!」
マエルド「あら?なら死んでくれる?はぁっ!」
優也「ぐっ!おい、お前の相手は俺だろ?」
マエルド「邪魔しないでよ!!」
優也「ぐあっ!!」
比呂「優也!!」
マエルド「アンタも邪魔よ!」
比呂「うぐっ!」
ムー「比呂!」
マエルド「ああそうそう、あれ見えるかしら?ムーちゃん」
ムー「あれ?なっ!?カノン姫!」
マエルド「そうよ〜連れ去っちゃった!」
比呂「……ぐっ……カノン……姫?え、叶?」
ムー「卑劣な」
マエルド「てな訳で死んでくれる?」
ムー「ここまでか……カノン姫の命には変えられん、やるならさっさとやれ」
マエルド「はぁい!じゃねー!」
比呂「ぐぉおおおお!!」
マエルド「きゃっ!このガキ!」
比呂「ぐっ!おい!ムー!あれはなんだ!叶じゃねーのか!?」
ムー「叶、ああ、そなたの友人か?」
比呂「ああ、そうだよ!」
ムー「そうか、だが彼女は其方の知る叶という者ではない、我が世界、我が夢の国の姫、王女カノンである」
比呂「カノン?」
マエルド「何くっちゃべってんのよ!殺すわよ!あの子」
優也「待てよ!」
マエルド「くぅっ!しぶといんだからもう!」
優也「もう許さねえかんな、テメェ……夢喰刻、夢刻解放、1時!悪食!さぁ悪い夢は喰らう時間だ!スッと刈ってやるよ!オラァ!」
マエルド「や!あっぶな!何よ!その大鎌!」
優也「これから消える奴に説明いるか?」
比呂「な、なんだあれ?」
ムー「ムー、あれは強気想いにより生まれ夢喰刻に喰わせ欠片となった力の開放の姿ムー」
比呂「あ、キャラ戻った」
ムー「優也はバクが居なくなったこの世界で悪い夢は喰らい尽くすという想いから、あの力が生まれたムー」
比呂「なぁ、アレ、俺にもできんのか?」
ムー「できるムー、強い想いがあれば!想いは力ムー」
比呂「想いは力」
ムー「少年、お主は何がしたい」
比呂「俺は……」
マエルド「ほらほらほらぁ!」
優也「くっ!そらぁ!」
マエルド「簡単に倒せるなんて思ってんじゃないよ!!」
比呂「あの子を救いたい」
ムー「なぜ?」
比呂「知った顔に死なれちゃ困る」
ムー「それだけか?」
比呂「………」
マエルド「ここからだよ!邪夢舐めんじゃないよ!バドリム変身!」
優也「は?なんだそれ?」
マエルド「私達は悪〜い夢から生まれた、その力でもーっと悪〜くて強ぉいモンに変身できるのよ」
優也「くっそが!悪食!夢幻乱舞!」
マエルド「なぁにそれ、ほいっ!」
優也「な!?止められっ…ぐぁあっ!!」
マエルド「ちっぽけね、結構頑張ったわね、アンタは最後に殺してあげる、さて先ずはあの2人…か・ら♡」
ムー「優也が……くっ……比呂!お主は何になりたい!強く想え!」
比呂「俺はあの子を……いや……」
ムー「その想いがお主の力となる!」
比呂「俺はヒーローになりたい!!!」
マエルド「きゃっ!何?この光」
ムー「まさかここまでとは、比呂、その光を手に取るのじゃ、それがお主の力じゃ!」
比呂「俺の力……うん」
優也「比呂……お前……」
比呂「ヒーロー見参!」
優也「ははっ!」
比呂「マエルドって言ったな、お前の相手は俺だ!」
マエルド「ふんっ!何よアンタ!変な格好して!」
比呂「変とは何だ変とは!ヒーローだ!かっこいいだろ!」
マエルド「あー戦隊ヒーローね、知ってる知ってるー、で、なんで黒?普通赤じゃない?」
比呂「るっせぇ!俺が憧れたのはブラックなんだよ!文句あっか!」
マエルド「ふんっ!何だっていいわ、蹴散らしてあげるっ!」
比呂「ほっ!あっぶないなー!」
マエルド「なかなか速いじゃない、ならコレはっ!」
比呂「よっ!ととっ……ふぅ……おい名乗りがまだだろ!」
マエルド「はぁ?」
比呂「えーと夢の世界で……この時計のやつだからー……よし、夢刻開放、1次!悪は絶対許さない!俺は正義の子!漆黒の戦士!ドリームブラック!!」
マエルド「だっさ」
比呂「ださくなーい!!」
マエルド「ぐぅっ!」
比呂「速攻で蹴りつけてやる!漆黒剣ブラック」
マエルド「頭痛が痛いみたいこと言ってんじゃないわよ」
ムー「確かにだムー」
優也「アホだなぁ」
マエルド「そらぁっ!」
比呂「斬っ!」
マエルド「うそっ!私のムチが斬られっ」
比呂「せいっ!はぁああ!!」
マエルド「がぁっ!!ああっ!」
比呂「終わりだ、必殺!ブラックスラッシャー!!!」
マエルド「あああああ!!こ、こんなところでこの私がぁあああ!!」
比呂「へへっ……正義は必ず勝つ!」
優也「はぁはぁ……良くやったな、技名モロパクリだったけどな」
比呂「うるへー」
ムー「おお!比呂!良くやってくれたムー、比呂、これを」
比呂「あ?なにこれ?」
ムー「夢の欠片じゃよ、奪われた……な」
比呂「……」
優也「邪夢はこの時計持ってないのに何でって顔だな」
比呂「うん」
ムー「そいつを話すと長くなるんだがなぁ、ムーは簡単に言うムー、奴らのボスが邪夢ではなく人なのじゃよ」
比呂「人か……でも悪いんだよな?」
ムー「……うむ」
比呂「なら、なんとかしないとな」
ムー「うぬ!」
優也「お前らしいな」
比呂「ヒーローだからな」
優也「アホだけどな」
比呂「うるせ!」
優也「ははっ……まぁいいや、そろそろ起きようぜ」
ムー「そうだムー、そろそろ起きないとダメだムー」
比呂「なんでだ?」
ムー「あまり長くこの世界居ると戻れなくなるムー」
比呂「マジか、でも起きるってどうやって」
優也「おかえりはあちらから、行きも帰もは扉でございます」
比呂「行きも?……あ」
優也「ほら、いくぞ」
比呂「あ、ああ」
優也「ムーまたな」
ムー「ムー」
比呂「あ、そうだ!この世界どうなる?悪い奴まだ居るんだろ?」
ムー「安心してくれムー、夢は常に生まれるが邪夢が狙うような強い想いで欠片が生まれそうな夢には君達のようなヒーローが居ない時は時を止めてるムー、そう簡単に邪夢による悪魔は産まれさせんよ……ムー」
比呂「最後キャラ忘れたな、無理につけなくても」
ムー「無理ではないムー!」
比呂「はは!そっかそっか!なら大丈夫なんだな!」
ムー「ムー!」
比呂「よし、帰るか」
優也「ああ、またなムー」
比呂ナレーション
「扉から出たら……知ってる天井だった……ただ寝ただけなのに、とんでもないことに巻き込まれた、でも凄え楽しかった、嬉しかった!俺がヒーロー夢のような時間だった、夢だけど」
「ふぁあ……はは、起きたらベッドじゃん、マジ夢だったんだな……うん、寝た気しねぇ〜〜!!」
【次回予告】
比呂「みんな〜俺、比呂、まさかのヒーローになっちまった!これからどうなるんだ俺」
優也「次の世界では奴隷かもな」
比呂「なんて事言うんだ優也」
優也「はいはい早く言えよ、次回」
比呂「ハードボイルド2人で1つ」
優也「次もまた会おうぜ」
比呂「あ!俺のセリフ取んな!くっそ!皆んな!また会おうぜ!」




