8日目‥‥
あの人・・サイトに移ってた人に似てる。
俺の心臓がもう一段階早く鼓動するのを感じた。
なんでここにいるんだよ・・
俺はドアのロックを静かに確認し、玄関から音を立てずに部屋の奥へ離れてから警察に電話をかけた。
***事件ですか?事故ですか?***
俺は玄関の外にいるであろう不審者に聞こえないように小声で「え、えっと・・事件です!ってゆうか私が住んでいるマンションで警報が鳴っていないのに住人たちが外へ避難していて、逃げようと思ったら、中年くらいの人が俺の部屋の扉を強くたたいていて、怖くて逃げれないんです!!」
俺は簡潔に今の危機的状況を警察に説明した。
***わかりました。少し落ち着いてください。これから警察官を向かわせます。住所と部屋番号を教えてください。***
俺は、住所・部屋番号、部屋の前にいる不審者を伝えた。警察は電話を切らずに待っていてくれた。
***大丈夫ですよ!近くにいる警察官に向かってもらっています。あと数分で到着しますよ。***
「ありがとうございます!でもなるべく早くお願いいたします!!」俺は祈るように待った。
まだ部屋の扉は強くたたかれている。
***警察官はあと3分で到着すると連絡がありました!もし可能であれば現在の状況をもう一度教えてもらってもいいですか?玄関の外にいる不審者はまだいるでしょうか?扉は叩かれていますか?***
「微妙に長いですね・・」心臓の鼓動がさらに早くなる。
「また玄関の方へ行かなきゃダメですか?正直怖いです。」俺は恐怖からか、正直に答えていた。
***そうですうよね・・では、扉は叩かれていますか?***
玄関の方へ意識を飛ばすが、自分の心臓の音が邪魔してくる。「今は叩かれていません。」
***わかりました。今警察官がマンションへ到着しました。ですがまだ安心しないでください。火事場泥棒がいるように何があるかわかりませんので、このまま会話を繋げていましょう。***
安心したが、確かになりすましの警察官もいたりするのを思い出し恐怖する。「すみません。怖いので少しお願いがあります。」
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コンコンコン・・
『警察です。通報をうけて駆けつけました。安心してください。ここを開けてもらってもいいですか?』
・・・・・コンコンコン・・・『警察です!!!ここを開けてください!!!』口調が強くなり危機が迫っているかのような気迫を感じる。
俺は小声で叫ぶ。「犯人が来ました!!!」
***そのまま玄関から離れていてください!!確保します!!***
そのあとすぐに玄関の外では怒号やら玄関に何かが強くぶつかるような音やらが聞こえた。
『確保!!!・・動くな!!!』
・・・・・・
***もしもし、犯人を取り押さえました!安心してください!今度こそ大丈夫です。***
「よかった・・」俺は緊張の糸が切れたのか、呼吸が荒くなる・・息をするのを忘れていた。
***それにしても、あなたの作戦のおかげであなたに被害なく犯人を確保することができました。ありがとうございました。これから、佐々木とゆうものがチャイムを鳴らします。ドアスコープをのぞいてください。***
俺は言われるままに通話しながらドアスコープをのぞいた。
----佐々木 勉 巡査部長----警察手帳が提示されていた。
「もしもし、佐々木つとむ?さん?巡査部長、職員番号が○○・・・です。」
***確認しますね。・・・本人です。本人に直接こちらから通話します。少々お待ちください。***
ドアスコープの先にいる、佐々木さんがあ誰かと話している。俺のスマホは保留の音楽が流れている。少し緊張が解けた気がした。
***お待たせしました。ドアスコープをのぞいてください。変顔をした佐々木がいますので、鍵を開けてください。***
俺は少し吹き出し、鍵を開けて顔が赤くなっている佐々木さんに感謝を伝えた。緊張がいっきにとけた。電話先の方にも感謝を伝え、電話を切った。
取り調べが3、4時間かかったが、解放されて家に帰ってきた。
布団に寝転がり、大きなため息をつく。
なぜあの男はここに来たんだろう・・・
警察が調べて今わかっている事件の概要を教えてくれた。
あの男は何の目的かわからないが、住人の家を周り、火事だ!と触れ回り、最後に俺の家の前へきたが、なぜか俺には何も言わずに無言で扉を叩いていたとのこと。また、所持品としてスマホ、PC、SDカード、イヤホンを持っており、現金は持っていなかったという。
動機についてはこれから、取り調べで明らかになっていくので、わかり次第警察から連絡がいくとのことだった。
俺は直感で気になったことがあった。
SDカードの中身だ。あのゲームに関係があるのだろうか・・
SDカードの中身とは・・・!犯人の動機とは・・・!




