9日目・・・
オレは、すっかり“本当の都市伝説”にハマってしまっていた。
昨日なんて、ゲームの展開がすごかった。
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“本当の都市伝説”は細かいミニゲームもある。
自宅に帰った主人公は、ラーメンを作るために、パズルをこなしたり、お湯を沸かすためにリズムゲームしたりしていた。
オレにはこのゲーム性がビビッときて、楽しく遊んでいた。
ラーメンを作り終えて、食べながら、本筋の主人公の友人を探すために、ゲームショーのサイトから、例のSDカードのゲーム物販をしていた会社を探そうとしていた。するとBGMが変わり、ゲーム内のディスプレイが消える。
突然サウンドノベルゲームのような選択肢が現れた。
1.パソコンを再起動する。
2.何度もクリックを連打する。
3.そのままゲームをやめ、ラーメンを食べる。
マジか・・・俺は突然の選択肢に感心してしまった。昨年、ゲーム仲間の勧めで、昔流行していたサウンドノベルゲームを、全エンディングが出るまでドハマりし、完全攻略していた。
「このゲーム神かよ・・」
オレは選択肢に悩んだ。
1.はありきたりすぎる。どうせ何事もなかったかのようになるか、起動した瞬間に何か起きるか・・・
2.は俺の選択肢の中にはないな。つまらん。
3.はちょっと考え方がオレっぽい気がする。
オレは3.を選択した。
ズルズル・・・ふう・・うまっ。
ふう、ふう・・ズルズル・・・うーん・・うん!?
PC画面が・・・電源が消えているわけではなく、ブラックアウトしている?!
「もしかして・・・罠?」オレは謎解きや何かがあるのかと思い、画面が消えているので、音声に何か変化がないか音量を上げてみた。
*** ! ” % $ # % $ $ & 。 ***
なにか聞こえる!!
ゲーム画面が変わる。一人称だ。
息の荒い男の人がマンションへ向かっている。足元は少しおぼつかない。
声色から年齢がわからなかった。中年?ただの声が太い若者?
マンションの入り口のオートロックは、他の住人が開けた隙に入っている。・・手口が慣れてる?!
どうやら、1階の住人達へ火事があるから避難してくれと言いまわっているようだ。
「なにが関係するんだ?」・・・・・・・・まさか!!!
ゲーム内の主人公を操作して窓の外を、下を見る。いろんな人が小走りで家の外へ逃げている。
主人公は自動でパソコンのスピーカーからの音を聞こうとしている。あれ?キャラが動かねえ・・・
強制イベントかよ・・
画面が切り替わる。一人称の謎の男だ。
どうやら上の階まで上がってきている!!!!
しかも、この廊下見覚えがある!
ゲーム内で主人公の部屋につながる廊下だ・・
主人公は玄関に目印のためのよくわからんマグネットを張り付けていた。それが一人称の目の前に!!
謎の男の視点だ!!
しかも少し笑い声のような声が聞こえる・・・!
「***えっ・・・意味わからん・・・なんで・・・この男は誰だ?・・・ ***」
すると、この謎の男がこちらを見て叫んだ。
『にげろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』
大祐は、ゲームから流れた大音量にビックリして椅子から転げそうになっていた。ゲーム実況者顔負けのリアクションだったかもしれない・・・
「マジでビビった・・」額に冷や汗が出ていた。
おいおいおい・・・ゲーム内にて、叫んだ男が主人公の部屋の玄関を、強くたたいている。
主人公視点に切り替わる。叫び声がゲーム内のゲームから聞こえたようで、主人公はパソコンの電源を切ってしまった。「なんだよビビらせるなよ・・」主人公のセリフだが、正直オレもそう思う。
ふとゲーム内の主人公の家の外が騒がしい・・と主人公の思考がゲーム内に表示された。
オレは主人公を操作し、窓の外をのぞいた。
・・うん?!また自動的にゲームが進行している。強制イベントだ。
なにやらパトカー、救急車が走り回っている。住人たちが外へ走って逃げている・・・
「ここで主人公が気づかされるのかよ・・・選択肢は何かあるのか?・・・」
謎の男視点の行動を思い出したオレは、主人公が何かしら狙われていると思った。
まだ強制イベント(ムービー)中だ・・・主人公は強制的に玄関のドアスコープを見る。
画面いっぱいに、サイトに写っていた人に似た人が玄関を叩いている様子が移っている。表情は無表情だ。何とも不気味な・・・
BGMに主人公の心臓の音が流れる。
選択肢が表示された。
1.玄関のロックを確認し、部屋の奥へ避難したら警察へ連絡する。
2.武器になりそうなものを持ち、勢いよく立ち向かう。
3.内側からドアを強くたたく。
何とも極端な選択肢だ。
個人的には2.がすごい気になる・・・・けどこの場合、普通に助かりそうな1.しかないでしょ。
主人公は選択肢道理の行動をして、警察へ通報した。画面が切り替わった。
ドアの向こうの視点だ。画面は廊下から斜めに主人公の部屋の玄関に向かって映しだされている。
いるはずの男が映っていない。
「はっ?」鳥肌がたつのを感じた。
これって、オレんちだよな・・?




