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選律の星環譜  作者: 刹那
39/67

窓影検証

午後。実技室の片側だけ大窓。日差しは斜め、床に長方形の窓影が落ちている。

黒円はその窓影の内側に半分かかるよう配置。中央には四角白点(角濃)、周囲には退避線(一足幅)。


掲示の小紙が一枚、貼り足される。


【窓影検証(室内)】

外枠=窓枠の影、中心=四角白点の角、揺れ/流れ=中点。角の優先は左上→右上→左下→右下。

前後半拍→合図(1/2/3)→最後→二拍。走者のみ白点、非走者=退避線内で床白線。

方位は短語で記述(EPとは別)。


(屋外の“影輪”と違って、窓影は長方形。外枠は四角、中心も四角。胃評議会は四に優しい)


—扉が開く。黒鐘イツキが入る。監督者へだけ会釈。見学席に楓。

志水は反射板/遮光幕/霧吹きを準備。ミレイユ教官は白板、三ノ宮は判子。



◆四問で固定(室内版)



ルナが短く整える。

「対象=三人、場所=実技室(窓影内の黒円)、主体=監督者、時間=本セッション」


三ノ宮が三行で要約。


『角>影>中点』


『流れ→中点/滲み→角順位』


『前後半拍→最後→二拍』


(胃評議会は“午後はカフェラテ希望”。可決)



◆セットX(基準の一本)



前静0.5拍→ピッ→後静0.5拍。


A=俺が反応→当て(軽)。交代の二拍で短く置く。「角=左上」——EP-1回収。


前静0.5拍→ピッピ→後静0.5拍。


B=イツキが姿勢→反応。無言で0%。


前静0.5拍→ピッピッピ→後静0.5拍。


C=楓が反応→当て。肩は沈む。外枠=窓影は静止。


ログ(X)


誤読:0


逸脱:0.4%/0%/0.5%(A/B/C)


退避線:遵守(非走者=床白線)


EP-1:A=『角=左上』



◆小トラブル1(雲で流れる)



雲が薄くかかって、窓影がゆっくりスライド。外枠の方位が少しずれる。


胸の中にポコン……。


A:角のまま頑張る / B:中点で固定(流れ吸収)


「B。中点」


—二拍の頭で目だけ中点へ。体は角(左上)に置いたまま。最後→二拍で流れを吸う。


イツキも同じ操作で0%。楓は半拍遅れて中点へ——肩が浮きかけ。


「呼吸前倒し」ルナ。


楓は二吸で沈む。


ログ(流れ)


処理:『流れ→中点』


逸脱:0.6%(楓のみ)→修正



◆小トラブル2(反射=机の光)



見学席の銀トレイが日を返して、白点の上辺がまぶむ。


胸の中にポコン……。


A:角を維持 / B:角順位で右上へ


「B。右上」


二拍の頭で角=右上。外枠(窓影)は中点でキープ。二重基準で安定。


ログ(反射)


角切替:左上→右上(二拍頭=100%)


逸脱:0.5/0/0.6%(A/B/C)



◆縞影(ブラインド半開)



志水が遮光幕を半分だけ下ろす。窓影に縞が走る。外枠の四角は残るが、内側に細い帯が何本も。


胸の中にポコン……。


A:細帯の一本を見に行く / B:外枠=窓枠の角に戻す


「B。外枠角」


ルナが短く補足。「細帯=運用外(迷いやすい)。外枠の角>内側の縞」


—全員、外枠の角を優先。視線は右上のまま、二拍で安定。


ログ(縞)


ルール:『縞影→外枠角』


誤読:0



◆割込み(窓を少し開ける→音)



窓の上で金具がカランと鳴る。前静の0.4秒後。


胸の中にポコン……。


A:続行 / B:E-12bで二拍静止


「B。二拍」——最後の音の終わりから二拍。再開。


ミレイユが白板に一行。「窓金具→二拍」



◆方位の記述(EPと分ける)



外枠の北側が薄く、南側が濃い。俺は交代の二拍で短語を一行。「影=南濃」。


ミレイユが念押し。「方位は記述、EPは別」


次の合図後、イツキが低く一言。「前後半拍」——EP-1、回収。楓は今回は温存。


ログ(方位)


メモ:『方位=短語記述(別枠)』


EP-1:B=『前後半拍』



◆休憩帯(カフェラテ+1)



楓がカフェラテを配る(+1)。真白はブラインド位置のメモを貼る(+1)。

胃評議会は満場一致で可決。



◆仕上げ(窓影の一本)



最後の一巡。1→2→3。


A=俺:角=右上/中点=維持。終盤の二拍末尾で「時間の穴→静止」(EP-1)。


B=イツキ:**0%**で通し、方位記述だけに留める(『影=南濃』)。


C=楓:縞影を見ないで外枠角に固定。肩は沈む。


集計(本日)


R-6(ALT-02通算/窓影)


誤読:0


逸脱:0.6%/0%/0.6%(A/B/C)


例外:E-12b×1(窓金具)


角切替:左上→右上(反射)


ルール追記:『縞影→外枠角』『流れ→中点』


協調:+2(飲料/メモ)/干渉:0


三ノ宮がスタンプを押す。「窓影検証:運用可。外枠=窓枠、中心=角、流れ=中点。掲示へ追記」


ミレイユが二行で締める。


『縞は見ない→外枠角』


『方位は記述/EPは別』


—イツキは会釈だけして去る。午後の光は移ろうけれど、二拍は時間に強い。

床の影が少し伸び、足音はたん、たん、たん。



◆掲示(追記)



【窓影】外枠=窓枠/縞は見ない→外枠角/流れ→中点。方位は記述。前後半拍→最後→二拍。



◆廊下(二択)



掲示の端に、窓影の小さなイラスト。四角の外枠に、角が四つ。覚えやすい。


胸の中にポコン……。


A:この学園で静かに暮らす / B:全力で勝ちにいく


「保留」——外枠と角。流れは中点。午後の速度は、これでちょうどいい。

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