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MY STORY  作者: とえまる
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25/32

犯罪

それから葵は治療を受けるとすぐに回復した。


高校を卒業すると葵と犬太は同じ大学に通った。

葵の親友である春江は近くのファッション関係の専門学校に行っていた。


『葵、昼過ぎも授業受けんの?』

『うん。単位早く稼がないと後々大変になっちゃうもん』

葵と犬太は大学の近くのカフェでご飯を食べながら話していた。

『犬太は?』

『俺、午後からバイト入ってるし午後は行くのやめようかな』

犬太はスポーツショップでバイトをしていた。

『葵はいつバイトなの?』

『今日は夜の19時から23時まで』

『5時間か…』

葵はカラオケ屋さんでバイトをしていた。

『でも明日は6時間なんだよね〜』

『うわぁ…それは辛いな…。俺は今日4時間!』

犬太は『よっしゃ!』といいながら手帳を見た。


『あれ!もうこんな時間!授業間に合わない!』

時計の針は午後1時20分を指していた。

『やばっ!俺も1時半からバイトだった!』

『ええ!大学はすぐだけど犬太もう間に合わないんじゃ…』

『いける!まだ!!』

2人は走って行った。



夜18時半

葵はカウンターで案内とレジ打ちを任された。

今日は祝日だからか人がたくさん来た。



『お嬢ちゃ〜ん。可愛いねぇ〜』

帰ろうとしていた酔っ払った20代程の男性3人が葵に話しかけた。

『あの…お会計は済みましたので…もうお帰りください…』

『冷たいこと言わないでさぁ』

『………っ!!』

1人の男性が葵の手を掴んだ。

『女の子の手だ〜!すっげーちっさくてぷにぷにしてるぜ〜』

『どれどれ…』

『や、やめてください!』

葵は他の2人の男性に掴まれそうになったが手を振り払って手を下に引っ込めた。

『しょうがないなぁ〜。お仕事頑張ってねぇ』

男性3人はゲラゲラ笑いながら店を出ていった。



23時

『お先に失礼しま〜す』

葵はバイトが終わると店を出ていった。

『えっ…』

店を出ると先ほどの男性3人が店の前の右端で座ってまたお酒を飲んで笑っていた。

『(こっちには気づいてないみたい…。でも右に行かなきゃ家帰れない…)』

葵はそろ〜っと男性の前を行き早歩きでその場を去った。

『ふぅ…よかった…』

葵が安心していると後ろから靴音が聞こえた。

『(え…誰かいる……?)』

葵は後ろを振り向くのが怖くなかなか後ろを振り向くことができなかった。

『(そうだ…)』

葵はスマホを取り出し、少し上に持っていき、画面で確認する作戦を実行した。

『(……!さっきの人だ…)』

さっきの男性3人が葵の後を追ってきていた。

『(どうしよう……あ、あそこにコンビニがある!)』

葵は早歩きでそのコンビニを目指し、入っていった。

『(うそ…)』

男性たちはその場で帰ると思ったら入口で待ち伏せをしていた。

『(帰れないじゃん…)』

葵は身震いが止まらなかった。

『(あっ……)』

葵はスマホを取り出すと犬太に電話した。

『もしもし。どうした?』

『犬太助けて…』

コンビニ内で話すため声は少し小さくした。

『え、え!?なにがあった?』

『今日、バイトで急に男性が私の手触ってきて…』

『は!?なにそれただのわいせつじゃん…!』

『それでバイト終わってお店出たらその男性がまたいてついてこられて、コンビニに逃げたんだけど入口で待ち伏せされてるの…。お願いだから助けて…』

『どこのコンビニ?』

『えっと…◯◯幼稚園の隣のコンビニ…』

『わかった、今行くから待ってて』

犬太は電話を切った。

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