また喧嘩ー3ー
『わんわん!キャンキャン!』
その頃、葵は警察に見つかって捕まる寸前だった。
『大人しくしろ!』
犬太は人間の姿になり、警察のところに行った。
『すみません!その犬…僕の犬です。』
犬太は息を切らして警察に申し出た。
『君の犬か…ちゃんとリードで繋ぐか見ててくれよ…?』
警察は葵を犬太に渡してパトカーに乗っていた。
『葵…さっきは…』
犬太が謝ろうとした瞬間、葵は犬太の腕から抜け出して人間の姿に戻った。
『今は犬太に助けてもらっても嬉しくない!さっき犬太、「お前1人でできるんだな!?」って言ってきたじゃん!私、1人で…できるもん!』
葵は泣きながら叫ぶと犬に戻って走って行った。
『葵!待て!』
葵が向かったのは赤信号。
キキィーーーーー!
『おい!犬がが轢かれたぞ!』
周りの人が叫んだ。
『葵!!!!』
犬太は走って人混みを掻き分けるとぐったり倒れ血がたくさん出ている葵の姿があった。
『もしかして君、飼い主かい?』
『はい…!僕がなんとかするんで大丈夫です!』
犬太は葵を抱き抱えて走り出した。
『(葵…ごめん…)』
犬太は走りながらずっと葵に心の中で謝り続けた。
犬太は細道で葵を寝かせ、持っていたハンカチで葵のお腹に巻き付けた。
『葵…お願いだから…目を覚ましてくれ…』
そう言うと葵が人間の姿に戻った。
『(人間の姿に戻れるって事は生きてるってことか…)』
犬太は葵の手を握りしめた。
『………けん………』
『葵!?』
犬太はいつの間にか寝ていたが葵が口を開いた。
『…………バカ…』
葵は涙を流しながら顔は少し寂しそうに言った。
『ごめん…葵、本当にごめん。葵の本当の気持ちわかってあげられなくて…ごめん…。』
『…許すけど……そのときすごい犬太怖くて……もう犬太、私のこと嫌いになっちゃったかなって不安になって…けど素直になれなくて……私こそごめんね…』
葵は『痛…』と言いながら、起き上がった。
『葵!まだ、横になっ………!』
葵は犬太のことをぎゅっと抱きしめた。
『この方が安心する……犬太も言ってたよね』
『………うん』
葵と犬太は仲直りしたとさ…




