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MY STORY  作者: とえまる
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13/32

守る

そしてずっと2人は歩いていった。

細い道を見つけるとそこで2人は寝泊りをした。


『葵…?』

朝起きると葵の姿は無かった。

『(葵1人で…どこに)』

犬太は起き上がると4足で周りを見渡した。

人間に戻り葵の名前を呼び続けた。

『葵!!あーおーい!!』

葵の返事はなく、犬太の声だけが響き渡った。

犬太はだんだん心配になっていった。

『警察に見つかった…?いや、そんなわけない。見つかったら葵は大きな声で俺を呼ぶはず』


『犬太ー!助けて!』

泣きながら犬太のことを呼び、助けを求める葵の声だった。

それに葵が泣いている声だった。あと声も震えている。


『葵!!』

葵は大型犬に体を噛まれて運ばれているのが見えた。

犬太は犬に戻り、走ってその犬を追った。

『ワンワン!!ヴヴ…!』

犬太は大型犬の尻尾を噛むと『キャン!』と鳴き、葵を乱雑に置いて走っていった。

『葵…どうしたんだよ…』

『犬太のこと…噛み付こうとして…』

『え…?あの犬が…?』

『うん…だから…助けようと思ったらダメだった…』

葵の体は戦った形跡があった。守ったのか歯で腹部を刺したような跡があり、血が出ていた。

『ありがとう…。助けようとしてくれたんだな。』

犬太は人間に戻ると葵を抱っこした。けれど葵の体は弱っていて動かなかった。

『傷薬を塗るけど染みるから我慢してて』

犬太は傷薬をポケットから出すと葵の傷口に塗った。

『本当に弱くてごめんね…いつか犬太のこと守れるくらい強くなるから…』

葵はクゥーンと鳴きながら犬太の頬を舐めた。


『おう。それまで待ってる。歩けるか?』

『うん…!』

『よし、じゃあ栞のボス戦まであと少しだから頑張るぞ!』

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