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MY STORY  作者: とえまる
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12/32

お肉

気づけば夜になっていて葵と犬太は寝ていた。

『ん…あれ…』

最初に起きたのは犬太で、葵は犬太に抱きついたまま寝ていた。

『葵…?』

葵はスヤスヤ寝ていた。

『(雨は止んだか…)』

『うっ…』

急に眩しい光が犬太と葵を照らした。

『おい!君たち何してるんだ!』

声の持ち主は警察官だった。

『ん…眩しい…』

『ん?…そこの君、名前はなんだ』

警察は葵を見た。どんどん警察はこっちに向かってくる。

『葵、逃げるぞ!』

『え…?ってわぁ!』

犬太は葵の手を引っ張って路地裏を抜けた。

『君たち!待ちなさい!』

葵と犬太は行き先も考えずただただ走った。

『わぁ!』

葵は地面のくぼみに足を引っ掛けて転んでしまった。

『葵!大丈夫か?!』

犬太は葵のところに駆けつけて手を差し出した。

『膝…怪我してるな…』

『大丈夫!それより早く行かなきゃ!』

『行方不明になってた柴田葵を見つけたぞ!』

警察官は大声を出した。周りの視線は葵に向けられた。

『くっそ…まずいな…走れるか?』

『うん!』

『よし、行くぞ!』

犬太は葵の手を握って引っ張った。

葵と犬太は走って角を曲がった。

『どこだ…』

警察官たちは辺りを見回すと、犬太と葵をスルーしてどこかに行ってしまった。

『ハァハァ…巻いたな…』

『見つかるとは思ってなかった…ハァハァ』

葵は犬の姿に戻った。

『あ、膝大丈夫か?』

『すり傷だけだから大丈夫だよ。』

そう言うと犬太は葵を抱っこした。

『え?』

『この方が安心する…』

葵は犬太の頬を舐めた。

『くすぐったいw』

『えへへ』

『よし、じゃあ栞(しおり)のボス戦に行くか』

犬太は葵を降ろして犬太も犬に変身した。


葵がクンクンと匂いを嗅いだ。

『イイ匂いする…』

『また、お腹空いたのか?w』

『またって今日は1日なにも食べてないよ!?お腹空くよ…』

『じゃあ、ここで待ってて』

犬太は走ってお肉屋さんに行った。


『ワンワン!!クゥーン…』

『わんちゃん…お腹空いてるのかしら。お肉あげるからちょっと待っててね』

おばさんは店の中に戻ると焼いたお肉をくれた。

『あら、行っちゃうの?』

犬太はお肉をもらうと走って葵のところに持ってきてくれた。

『お肉だ!』

『へっへー。犬の力があれば金払わなくても貰えるんだぜ!』

犬太はニコニコ笑って葵にお肉をあげた。

『ん〜美味しい〜!』

『かなりこれでも腹いっぱいになるな…。』

『犬太って意外と草食系男子?』

『昔ッからすごい食べるってわけではなかったな…』

『…犬太、お肉食べていいよ!』

『え、葵食べないのか?』

『犬太、いっつも私に譲ってくれるでしょ?だからお返し!』

『いいのか…?』

『うん!』

『ありがとう!』


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