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チート称号

 一夜明けた朝。


「はぁ...はぁ...はぁ」


 俺は街をジョギングしていた。

 大通りから正門に向かい、そこから城壁に沿って走る。

 ペースは歩くに近い。


 前のアストは相当な怠け者のようで、体力なんて微塵もなかった。

 それこそ箸より重たい物を持てないレベルだ。


 これはいかん、と思って肉体改造をすることを決意した。

 それで朝からジョギングをしているのだ。


 一時間ほど体を動かし、宿に戻る。


「おかえりなさい」


 リセルが待っていた。

 出て行かないか心配したのだろう。


「本当に走ったのね」

「当たり前だろ。前のアストと比べるな」

「まだその設定を続けるの」


 未だに信用されていない。

 説得は昨日で諦めた。


「水洗いしたら魔法について教えてくれ」

「うん! お姉ちゃんに任せて」


 アストのやる気を再確認したリセルは満面の笑みだった。

 グータラ弟の更生がそれだけ嬉しかったのか。


 宿の裏で壺に入った水を使って体を拭いた。


「本当に走ってきたんだな」

「グラムさん」

「グラム『さん』、だとぉ? 気持ち悪いな。いつもみたいに呼び捨てにしろ」

「いやそれは失礼ですよ」

「本当に人が変わったようだな」

「別人ですからね」

「ふーむ。もしかしたら、本当にそうなのかもしれねぇな」


 思わぬ反応に驚く。


「半信半疑、ではあるがな」

「半分も信じてくれたんですね。ありがとうございます」


 理解者がいるのは嬉しい。


「その返しだ。オレの知っているアストは『ありがとうございます』なんて言わねぇ」


 アストぉ...どんだけダメ人間だったんだよ。


「これからの行動を見さしてもらうぞ。それで最終判断をくだす」


 言葉ではいくらでも取り繕える。

 行動で判断するのは正しいと思う。


「教える前に朝ごはんを食べましょ」


 グラムとの会話後、リセルに誘われた。

 宿の一階に設けられた小さなスペースで俺とリセル、グラムにフレイヤが席につく。

 パンと豆のスープを食べていると、ふとフレイヤの鋭い目つきが気になった。


「右利きなのね」

「ん? だめなのか」


 日本ではかつて左利きは矯正の対象だった。

 異世界では右利きがマナー違反なのかもしれない。


「弟さんは左利きだった」

「あーなんだ。そういうことか」


 心配は杞憂だった。


「...なんだよ?」


 右手で食事する様子を三人がジロジロと見てくる。


「まさか」

「...本当に」

「かも、しれん」


 食事を終えると魔法の勉強となった。

 しかし早朝と違い、リセルのテンションは下がっていた。


「どこから話せばいいのかな?」

「最初から頼む」

「分かった。じゃあ初歩の初歩からいくね」


 魔法は大きく分けて三種類存在する。

 ①武装魔法

 ②支援魔法

 ③生産魔法


「武装魔法は魔法空間から武器や防具を召還する魔法です。実例を見せるね。《イフリトの剣》」


 リセルの呼び声に応えて剣が出現する。

 見ているだけで背筋が凍る、鋭利な武器だった。


「説明だから名を唱えたけど、無詠唱でも出来ます。ただし訓練と集中力が必要だけどね」


 初心者は詠唱だけ、中級者からは時と場合で無詠唱を合わせて使う。


「武装魔法は店で売っている武器や防具もしくは作成した装備を登録します。登録は最大で三つまで。登録した武器は習熟度によって進化するの」


 《イフリトの剣》は五段階の進化を経た形態だと言う。


「武装魔法の最大のメリットはなんだと思う?」

「万能性、か...?」

「正解。無詠唱で、さらに瞬時に換装できます。例えば近距離、中距離、遠距離を登録しておくことでオールレンジにも対応できます」


 他のメリットに武装を携帯せずに済むこと。

 武器が進化するので身の丈に合った装備を整えられる。

 登録時の状態が基本となるのでメンテナンスが不用。

 などを挙げる。


「ここまでで質問はあるかな」

「進化するって、どうやるんだ?」

「魔物の素材や貴重な鉱石、草花などを求められ事もあるわ。でも一番大事なのは本人の素質と習熟度。《イフリトの剣》なんかは【炎の魔法】のLvを30以上にしないといけなかったの」


 モンスター○ンターみたいな感じか。

 強い装備には上級モンスターの素材が必要になったり、任意のクエスト達成が必須みたいな。


「じゃ、続いて支援魔法ね」


 二つ目の魔法だ。


「能力向上や回復、それに火や水なんかを生み出し操る魔法ね。あとは探知や鑑定、戦闘技術支援なんてモノもあるの」


 ゲームに出てくるような魔法は全て支援魔法に分類されると考えて間違いはなさそうだ。


「質問はあるかな」

「さっき【炎の魔法】のLvがって言っていたけど、あれはなんだ?」

「魔法にはそれぞれ習熟度があって、使えば使うほど強くなっていくの」

「その目安がLvってことか」


 ゲーム的な感覚でオールOKということだ。


「最後に生産魔法ね。これは実践した方が早いね」


 リセルは部屋にあった椅子を壊し始める。


「お、おい!」

「見てて」


 接合部が分離して木の板と棒、釘になる。


「〔ブック〕」


 詠唱で分厚い本が現れる。


「〔椅子〕」


 本がペラペラと自動で捲れる。

 開かれたページには椅子に関する内容が記載、登録されていた。

 本が淡く光だし、同時に椅子の残骸も光りだす。


 次の瞬間。

 まるで逆再生するように椅子が元に戻る。


「これが生産魔法ね。一度登録してしまえば材料と魔力を使って加工の過程を魔法が行ってくれるの。でも欠点がいくつかあってね」


 見て、と椅子を指差す。


「さっきのと、ちょっと違う」

「そう。私が登録したのはとても簡素な椅子よ。壊す前のと細部が違ってくるの。生産魔法はあくまで登録した物を作りだす魔法なの」


 登録には一度、己ひとりで手作りする必要がある。

 そういったデメリットはあるが、メリットも大きい。

 例えば飲み水だ。

 一度ろ過した飲み水を作って登録すると、泥水からでも飲み水を生産出来る。


「最初に苦労すると後が楽になる魔法、って感じかな」


 リセルがまとめる。


「以上が魔法の説明ね。質問はあるかな」

「いますぐ魔法って使えるのか?」

「支援魔法に限れば使えない。習得の段階を踏まないといけないの。そうね、火の魔法で説明すると、まずは火に慣れて、知り、理解する。理解が深まると、ある瞬間に使えるの」

「書物や魔方陣はないのか?」

「解説やコツを紹介した本はあるけど、読んだだけで魔法が使える訳じゃないの。魔方陣なんて便利なモノもない。でも武装魔法や生産魔法は今すぐ使えるのよ」


 試しに〔ブック〕と唱える。

 本が現れた。

 しかし中身は白紙だった。


「本を消すには?」

「一度所有者が触った後は、放り投げれば消えるよ」


 本を手放してみる。

 地面に落ちる途中で発光して消えた。


「おおー」


 異世界っぽさに感動した。


「武装魔法はどうやって確認するんだ?」

「早いのはステータスを開くこと。〔ステータスオープン〕で見れるからやってみて」

「〔ステータスオープン〕」


  アスト・ヴェルホロウ


  称号『黒』  役割:剣士

  職業:平民  階級:五級


  Lv.01

  HP 10/10 MP 12/12

  物攻   8 物防   9

  魔攻   6 魔防   7

  俊敏   9 耐久   8


  武装魔法

  壱 《ショートソード》 弐 《登録なし》 参 《登録なし》


  支援魔法

  【なし】


  生産魔法

  〔なし〕


「すごい! なになに...登録してあるのは一つだけか」

「戦う気があるなら武装屋で見繕って二枠を埋めた方がいいよ」

「《ショートソード》」


 ずっしりと重い剣が召還される。


「おもっ」

「...それは筋力が」


 リセルが目を逸らす。

 運動しないデブだから、と言外に告げられた気がした。


「ま、まぁいい。これで魔法は理解した。ん? ステータスに称号ってあるけど、なんだこれ」

「称号は...」

「なんだよ?」


 リセルが口を噤む。

 そうなる理由が分からず首を傾げる。

 本気で理解していない俺の表情を見て、リセルは悲しそうに「そっか」と呟く。


「お、おい...どうした」

「ご、ごめんなさい。えっーと称号の話よね」


 態度の豹変は気になるが、それ以上に称号への興味が勝った。


「称号っていうのは特定の条件を満たすことで手に入る能力サポートって漢字かな。ステータスから装着している称号をタッチしてみて」


 称号詳細説明

 名称『黒』

 効果:補正なし

 条件:初期習得


「『黒』で補正なし、だってよ」

「なんとも思わないの?」

「思わん」

「...そっか。そうだよね。ごめんね。なんでもないの。えっと私のステータスを見て比べた方が良さそうかな」


 ステータスを開いて見せてくれる。


 リセル・ヴェルホロウ


 称号『姫』  役割:剣士

 職業:冒険者 階級:準一級


 Lv.35

 HP 421/421 MP 359/359

 物攻   566 物防   508

 魔攻   377 魔防   429

 俊敏   499 耐久   454


 武装魔法

 壱 《イフリトの剣》 弐 《穿槍》 参 《メタートルの盾》

 

 支援魔法

 ○【物理上昇Lv20】【魔法上昇Lv5】【俊敏上昇Lv15】【耐久上昇Lv10】

  →【身体強化Lv16】

 ○【HP回復Lv10】【MP自動回復頻度Lv10】【異常回復Lv10】

  →【HP自動回復上昇Lv6】【MP自動回復上昇Lv3】【異常自動回復Lv1】

 ○【火の魔法Lv50】

  →【炎の魔法Lv43】

 ○【火の耐性上昇Lv23】【水の耐性上昇Lv10】【木の耐性上昇Lv10】【土の耐性上昇Lv10】【金の耐性上昇Lv10】

  →【全耐性Lv2】

 ○【察知Lv17】【探査Lv5】【把握Lv12】【精査Lv3】【隠匿Lv12】【霧消Lv6】【剥取Lv18】【伝達Lv24】【指示Lv14】

  →【探知Lv2】【隠蔽Lv3】【解体Lv5】【教育Lv2】

 ○【移動Lv5】【停止Lv6】

 ○【切の技術支援Lv50】【打の技術支援Lv18】【刺の技術支援Lv36】

  →【斬の技術支援Lv24】

 ○【範囲拡大Lv3】【規模拡大Lv10】


 生産魔法

 〔水〕〔生活水〕〔肉〕〔家〕〔家(簡易)〕〔テント〕〔飲み水〕〔布〕〔綿〕〔HPポーション〕〔MPポーション〕〔毒薬〕〔痺薬〕〔乱薬〕


「...え? 強すぎね」


 俺の能力は一桁が多いのに、リセルは全て三桁で高い項目だと500を超えている。

 これでLvが35って、おかしくね。

 RPGなら中盤ぐらいじゃん。なのに能力値は仮に天井が999だとしたら半分を通り越している。

 この成長率でいけばLv70でカンスト項目が複数になる。


「称号の詳細を見て」


 称号詳細説明

 名称『姫』

 効果:成長時の能力上昇値を1.5倍

 条件:女が『白』を取得済みで絶え間ぬ努力を積む


「チートやん」


 あまりの衝撃に関西弁になってしまった。


 なにこれ。上昇値1.5倍って、成長チートじゃん!


「これ、俺も習得できる?」

「...条件も載っているよ」

「女性、限定ですか...」

「それに『白』じゃないとダメなの」

「『白』って何?」


 リセルは獲得称号一覧を開き『白』の詳細を見せてくれる。


 称号詳細説明

 名称『白』

 効果:全能力+30

 条件:初期習得(才能に対応)


「才能って...もしかして生まれた段階でランク分けされてんの?」

「う、うん」


 躊躇いがちに説明してくれる。

 白が一番良く、赤、黄、青と続き、一番悪いのが黒だと言う。


「俺、黒なんですけど」

「...」

「才能ないの?」

「...」


 目を見て話してくれない。

 その態度が雄弁に物語っていた。


「そっか俺、才能ないのか―――ま、いっか」

「え!?」

「称号って他にもあるんだろ?」

「も、もちろん」

「努力で手に入る強い称号もあるに違いない」


 前世で実家は貧しかった。

 借金があるため家計に余裕は無く、学校は公立を第一とされた。母のおかげで高校までは通えた。

 一般平均から少し低いスタート地点だったけど、努力した結果、普通の会社員になれた。

 一度終わった人生を振り返り、俺の感想は「まずまず良かったんじゃね?」だ。

 今が辛くても、その先は悪いものじゃない。


 だから才能がなくても構わない。

 あれば嬉しいけど、ないからと匙を投げるのは違う。

 

「本当に...アストじゃ、ないのね」

「何度も言っているだろ。俺は異世界人だ」

「そう、ね...ごめんなさい。勉強はこれでおしまいにします」

「ありが...って」


 感謝を告げるよりも早く、リセルは出て行く。


「泣いて、いたのか」


 ちらっと見えた顔は泣いているように見えた。

 追いかけよう。


「ちょっと待て」

「おわっ! グラムさん」


 宿を出ようとしたらグラムが立ちはだかった。


「ちょっといま急いでいるので用事ならまた後で」

「リセルちゃんを追いかけるつもりだろ」

「っ!?」

「やめろ」

「なんで、ですか」

「すでにフレイヤちゃんが追いかけてる。お前が行くと面倒なことになる」

「意味が分かりません」

「そうか。お前はなんでリセルちゃんが泣いたのか分からないか」

「ええ。でも確かに俺の『せい』です」


 魔法を教えている途中で泣き出した。

 俺の『せい』で誰かが泣くのは矜持に反する。

 グラムを無視して追いかける。

 しかし目にもとまらぬ速さで肩を掴まれ、身動きがとれない。


「ぐっ」


 片手で動きを封じられた。

 信じられない力と技だ。


「理由を教えてやる。リセルちゃんはお前がアストじゃないと納得したんだ」

「何度も言いましたからね。俺としてはやっと理解してくれたかって感じです」

「そこだよ。お前にとっては良い事なんだろうけどな、少しはリセルちゃんの立場になって考えてみろ」


 グラムの言葉がキッカケとなり、考えてみるとすぐに分かった。


「気付いたか?」

「...はい」


 体から力が抜ける。

 逃げないと悟ったグラムが手を離してくれた。


 こんな簡単なことにも気づかないとは...俺は馬鹿だ。

 異世界で心が躍っていたから...なんて言い訳は通用しないか。


「俺が俺だとすると、前のアストは...」

「死んだ、ってことだな」


 リセルにとってアストはたった一人の血の繋がった家族だ。

 家族の死んだのだから泣いて当然だった。

 ましてや弟の肉体にはまったく知らない奴が宿っているなんて大泣きしたくなる。

 いや、そもそも。


「俺が、奪ったのか...」

「アストの体を乗っ取ったのはワザとか?」

「違うっ!」

「...目を見る限り、本当のようだな」

「転生に憧れたことはあるけど、こんな誰かを犠牲にした転生なんて望んでないっ!!」

「そうか。本当なんだな」

「はい!」


 グラムは懐から小袋を取り出す。


「受け取れ」


 じゃら、と鳴る。

 袋の中には硬貨が詰まっていた。


「どういう、ことです?」

「出て行け」

「っ!?」

「リセルちゃん達と一緒にいてもお互い不幸になるだけだ」


 俺にアストの記憶はなく、体を返してやる術も知らない。

 あるならグラム達が教えてくれるはずだ。


 想像してみる。

 ある日、兄弟の中身だけが変わっている。

 記憶喪失ではなく、自己を持った何者かに変わっている。

 不気味だ。

 一緒になんていられない。

 泣かせてしまう。


「幸い魔法については説明済みで当面の金は渡した。しばらく無理や無茶をせず、着実に力をつけていけば生きていける」

「そう、ですね」

「リセルちゃんも冒険者だ。時間が経てば落ち着くだろう。その頃にまた会いに来い」

「会って良いんですか...俺が、殺したようなもんですよ」

「意図的ではないんだろ。異世界人が憑依するなんて、もしそんな事ができるとしたら神様ぐらいだ。なら、悪いのは神様であってお前じゃない」

「...グラムさん」


 肩が軽くなるのを感じた。


「オレはそう割り切れる。アストのことは正直目障りに思っていたからな。でもリセルちゃんは違う。たった一人の家族だった。その気持ちを汲んでやってくれ」

「分かりました。元々旅に出ようと思っていたんです。それが早まったと思えばいいだけです」

「すまねぇな」

「グラムさんが謝る必要はないですよ」

「いや、お前を何度もなぐちまった。すまなかった」


 それは仕方のないことだと思う。

 グラムの立場なら、そうするしかなかった。


「頭を上げてください。グラムさんに謝れると心苦しいです」

「ありがとよ。もしお前が冒険者になるならギルドでオレの名前を出せ。多少は融通してくれるはずだ。おススメだ」


 只者ではないと思っていたが、どうやら大物らしい。


「二人が戻ってくる前にさっさっと行け。後はオレが引き受ける」

「何から何までありがとうございます」

「達者でな」

「はい! また今度」


 簡単な挨拶を交わしてリセルと逆方向に走り出す。

 こうして俺は一人、旅に出る。


 .........。

 ......。

 ...。


「アストぉ...ぅう、アストぉ」

「姉さま、こちらにいましたか」


 街の北部にある小高い丘でリセルは泣いていた。

 フレイヤは息を整えて横に座る。


「本当に別人だったのですか」

「...ん。アストが、あんなに拘っていた称号を『ま、いっか』だって」

「それは...」


 フレイヤは思い起こす。

 何度も称号という歴然とした才能差を恨んだアストを。


 生まれた時の潜在能力に応じて取得する称号が変わる五色の初期称号。

 姉は最高の白で、弟は最低の黒だった。


 傍で姉の優秀さを見せられ、周りからは能力差を笑われた。

 それがアストを卑屈にさせた。

 心の均衡を保つためとはいえ、自身の無能を姉が才能を奪ったからだと考えてしまった。


「記憶喪失、の可能性もあります...生まれ変わっただけかもしれません」

「そうとも考えたけど、違う。アストは―――あの人は自己があった。知識はなかったけど主義や主張を持っていた。あれは、本当に、別人だった」

「そう、でしたか」

「アスト...お姉ちゃんを、一人にしないでよぉ」

「姉さま!」


 フレイヤがリセルを抱きしめる。


「姉さまには私がいます! 私はずっと傍にいます」

「...フレイヤ」

「血は繋がっておりませんが、私にとって姉さまは家族です!」

「ありがとう」

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