40. 意外な訪問者
次の日からは向こうの学校に午前中だけ在籍して午後はほとんど個人レッスンで1日を過ごしていた。
一ヶ月がたち、私が出場しなければならない大会が近づいてきた。
『ヒイラギ!リスクを落とせ!もっと高いところをとおせ!』
『そうだ!どんな状況においてもスピンコントロールは自分で出来るようになれ!』
とコーチの発破は熱を増してきた。
ヒッティングパートナーは当然のようにリアだが、私のコーチはテニスアカデミーが手配してくれた人材になっていた。そして何故かコートサイドに居るのは妹の蜜柑…………
「って何で蜜柑がいるの?」
「あら、お姉ちゃん随分なご挨拶だね。まぁ、何を隠そうお姉ちゃんのマネージャー兼栄養管理士は私の仕事よ。」
「いや、学校は?てか、いつ着いたの?」
「学校はこっちの大学に留学という体で、入ったよ。で、さっき着いたから止まるところはありませーん!」
「はぁ。それでマネージャーさん、お家欲しい?」
「お姉ちゃん、そんなお金何処に有るの?へそくり?それともすべて私に払わせる気?」
「まぁ、其処でコーチとかと話しててよ。何とかしてくるからね。」
校長室……
『失礼します。』
『おうヒイラギ、今はレッスンの時間ではなかったか?どうしたんだね。』
色々と困惑気味の校長に笑いそうになりながらも堪えていた。
『こっちを拠点にするためにお家が欲しい。一戸建てのいいやつ。』
『さらっと要望が大きいな。お金は?』
『そりゃあとーぜん『こっち持ち』と言うわけですよ。』
『まぁ、出来るだけバックアップするといったし不可能ではないからな。よしきた。初めての要望だし奮発するか。』
よろしくねーと言って出てきた私は少し鬼畜かな?まあいいや。
その頃コートでは……
一応英語がしゃべれる蜜柑と日本語が喋れないからどうしたら会話が通じるかわからなくなっているコーチとリアがにらみあいをしていた。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
同時進行で作っていたもう一方の小説は読んでくださっているかたもいらっしゃるかとは思いますが、投稿を停止しようと考えています。その代わり此方を進めていき、新しい作品を作ろうかと考えています。
もしよろしければ、ご意見を下さると嬉しいです。
感想が来ればハッスルして書くと思います!




