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蒼い空のその下で  作者: 柊 ピロシキ
第二章 一学期
23/45

23. 一つの殻

日本ナショナルチームの練習に参加していたからか、球が軽い。楽にボールを潰してコントロールすることができた。


「(行ける!体が軽いし球も軽い。最高だー!)」


「(何で!?何で柊のボールがここまで重く感じるの?)」


対象的な事を考えている二人だった。


(The best of three sets match . 土田 to service. Pray!)


バック側にフラットサーブがはいってきた。飛び付いてリターンする。帰ってきた球はフラットで、速攻してこようとするスタイルだったので、スピンで返していった。


どっちの腕でラケットを持っているかって?

当然右です。出来るだけ隠しておきたいのですよ、利き手と逆で打っているってことをばれないように。


次のボールもフラットで返ってきた。何処まで攻撃的なんだ!と思った。セオリーとしては、最終段階でフラットを打つのが普通なのだから。


また、あやのプレースタイル的には少し相反するものがあると、感じてしまった。フラットと言うことには変わらないのだが、前のは機会がないと強く叩いてこないスタイルだった。


それなのに今回は違う。多分意味するところだと、先にsetを取りたいのだと思う。3setだと体力を使うので後々の事を考えると良い作戦なのかもしれないが、今回は分が悪かったのではないかと、思った。1set目は踊ってみて、2set目からは本気を出してみようと思う。


初めのゲームと第2ゲームは双方が互いにキープした。


その後の第3ゲームはあやがキープ第四ゲームを、わざと柊はミスを作った。


「あの無敵艦隊の四柳柊が先にブレイクを許したぞ!」


「調子は良いらしいけど…………」


「(おかしい。柊は自分からミスをしないはずなのに。何か嵌められている?)」


「(さて、どこでひっくり返そうかな。5-3からひっくり返していこう!)」


双方がキープしあって5-3。


柊は大きな決断をした。これまで隠しとおしてきた左利きと言う事実を世の中に公表することにした。


もとのスタイルに椿のスタイルを組み込んだ方が効率的だとかんがえたからだ。


「あれ?四柳柊の構え方が左右逆になってないか?」


「ほんとだ!なんでだ?」


「(柊!?やけくそになったのかな?)」


あやはスライスサーブをワイドに入れた。

柊が動いたのは見えた。綺麗に連鎖運動していくところまで見えた。


「ラブフィフティーン!」

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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