22. 地獄の土曜日試合前の日曜日
今、冥土服を着ています。
あれ?間違えた?メイド服だって?今の状態でそんなことは言えないよ。罰ゲームとしてメイド服着てお茶を入れているのだから。
「お姉ちゃんかわいい!家でもその格好でいてよ!」
「なっ!何いってんの?罰ゲームだから着てるだけですー」
「何だったらあげちゃうよ?これ。」
「是非ください!必ず着せます!」
ぜひじゃないよ!と思うし、蜜柑てこんな性格だったっけ?
「柊ちゃん大変だねー。まぁ頑張ってね。陰ながら応援するよ!」
「そう思っているなら、あげないでくださいよ!かなり大変なことになってるじゃないですか!」
「柊ちゃんにも、受難が必要かと思って。まぁいつも上にたってる側から、転落してみるのもいいかもよ。」
「何ですかそれ!」
「よし、お姉ちゃん帰ろ。もうもらったから。」
結局蜜柑はメイド服もとい冥土服を貰ってきた。着てくれとせがまれたけれども、明日大会の決勝だから寝かせてほしいと言ったら、しょんぼりしながらゆるしてくれた。
「おねーちゃん。夕御飯だよー。起きてお皿を並べて。」
あれっ?服が何か違う。しかも頻りにパシャパシャとカメラの音が聞こえる。
「えへへ。お姉ちゃんいいね!金髪碧眼メイド服!こういうの欲しかった!」
「蜜柑!何で?何で私はメイド服を着ているの?けど、何故か動きやすきけどね。」
「お姉ちゃん、今度からお茶を入れるときはこの服をきて!お願い!」
「もう、その時だけだよ。」
「いやったー!」
ご飯を食べているときもきていた。意外とセンスはいい。
って感心している場合ではなくて明日は決勝だよ。よし、寝よう。
ジジジジジジ
朝五時試合前だから家の回りを軽くランニングしてきた。
「お姉ちゃん、頑張ってね!見に行くからね!」
「うん。ありがとう。勝ってくるね。」
そう言って家を出た。
「柊ちゃん、自分を信じてね。大丈夫だから。」
「ありがとうコーチ!いつも通りやるだけだから。」
(では、これから女子シングルス決勝を行います。3set match です。該当の選手はコートに入って練習を開始してください。)
「柊、負けないからね!」
「私だって負けないからね!」
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