16. 勉強からの解放☆
あの日から僕はあやと一緒にいることが多くなった。僕は頭が悪いので、勉強を教えてもらっている。
「柊、そこは円の方程式だから、展開して。そう、ソコからはきっと大丈夫。うん。正解。出来るようになってきたじゃん。」
「いや、あやの教えかたが良いからだよ。あー、テスト早く終わらないかなー。」
「そう言えば、柊はうちの部活の代表として県大会出るんだよね?」
「そうだよ。楽しみだよ。上に行きたいな。」
「そんなこと言ってさ、フツーに上に行けるんでしょ。良いよなー。全国区は。」
「そんなこと、言わないでよ。それに、あやも、全国区でしょ。決勝で合おうよ。」
「それもそうだね。完封してあげるよ。」
そんなこと言って笑っていたら、望月先生がかた。
「良かった。四柳さんいたのね。今度の大会なんだけどね、四柳さんは本選ストレートインでしょ?本選の日程がテストと被っちゃったから、学校側がテスト受けなくてもいい形にしてくれたのよ。だから、放課後は練習に行っても構わないって。」
「いゃっほー!」
「「うるさい!」」
「ごめんなさい。」
そんなこんなで、大会の練習をあやとしている。
「あやー。3setやろー。」
「望むところだよ。」
試合を開始した。
少し体調が優れないから、思うように体が動かない。そう思っているうちに5ゲーム進んでいた。
「柊、しっかりしてよー。私が第一set取っちゃうよ。」
「うー。ごめん。次のsetからはズタボロにしてあげるから。」
何とか次のsetは取ろうかと思って頑張ってみた。椿が使っていた展開はかなり使えたので、自分のアレンジを入れてみた。
「ねぇ、なんでさっきのストレートにスライス入れたの?少し前はスピンだったのに。」
「相手がそう思うようになるからそのためにやってるの。パワーだけじゃないんだよ。」
等と言うことをやっていたら電話がきた。
『ヤッホー柊ちゃん。永井だよ。これから臨海来れる?インドア空いているから出来るよ。』
「大丈夫ですけど…… 土田あやっていう全国区の選手が今一緒にいるんだけど、大丈夫ですかね?」
『大丈夫よー。一緒に来なさいよ。二人で使っていいから。私も居るけどね。どう?』
「はい!行きます。 あや、大丈夫?行ける?」
「大丈夫だよ。しかも行きたいんだよね。柊のスクール!」
と言うことで歩いて行くこととなった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
挿絵はamさんに描いていただきました。




