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第51話 言葉


俺は助けを求めることが苦手だ。


なにか問題があっても、自分で解決する。


なにかわからないことがあっても、自分で調べる。


自己解決。今思えば、俺はそういうところがあった。


それが良い結果を産むとは限らなかったがな。


いや、大抵、意地貼って一人でやって、最悪の状況になることばかりだった。


ああ。そうだな。


思えば、俺の周りの奴らは、いつも俺に手を差し伸べていた。


小学校の同級生。母親、父親、友達。先生。


俺がその手を取れなかった。


なぜだ。


・・・


・・・


・・・


それは、俺が、対等ではなくなると思ったからだ。


助けられる。慰められる。優しくされる。


それは、俺が、対等ではない証だから。


そうだ。それが嫌だった。それが最も、許せなかった。


だが、今はそんな事を言ってる場合じゃあない。


世界が滅ぶかどうか。


あいつらを、友達を守れるかどうか。


なら悪魔にだって助けを求める。


いや、違うな。


そうじゃない。


そんな、理屈じゃない。


俺は・・・


・・・


・・・


・・・


助けてほしかった。


だから、言葉にしたんだ。


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