第39話 魔物に逃げられた
あれから何日かして薙刀を教えてもらいながら魔法の練習もしていた。
今はもうあの、新人冒険者と二番隊の騎士が鍛えるために使う森の中だ。
あと2日したら門のところにつくそうだ。
普通ならもっと早いそうなんだけどね。
冒険者とかなら門まで1日はかかならい位置まできてるそうだ。
でも、今の私たちはとってもゆっくり進んでいるうえに休憩も多い。
薙刀とかも教えてもらいながらだから余計遅い。
途中で思い出して、狼騎士さんの部下の人たちは大丈夫なのかと聞いたら、
「ここらへんにしては、強かった魔物も討伐した。この森ぐらいなら簡単に抜けられるだろうし、もう町についているだろう。それに、なぜか連絡用の鳥が飛んでいたから、部下たちの元へ手紙と共に返したしな。」
それ、なぜかじゃなくてその部下の人たちが狼騎士さんが連絡できるように送ったんじゃないかな?って思ったけどいうのはやめておいた。
「よし!サクラ。あのウサギを狩ったら休憩にしよう。」
狼騎士さんが私がぎりぎりうさぎだと思えるモノを指しながらそう言った。
「え!?」
うさぎ?
ペットとして飼う人も多い、うさぎを狩るの?
あのかわいいうさぎを?
「サクラ見えないか?あそこ。」
狼騎士さんが指をさしながら言う。
ん?私の中に一瞬頭にはてなが浮かんだが、私が驚いたのをうさぎが見えなかったからだと判断したようだ。
「うさぎを狩るの?」
諦められなくて、そういった。
「そうだなぁ。イノシシの方がよかったか。」
あ、動物って選択は変わらないんだ。
私、動物好きなんだけどなぁ。
もちろんお肉は好きだよ。
矛盾してるんだけどね。
偽善者だって言われるんだろうけど。
実際自分が狩るとなると、、。
うさぎがいたところをもう一度見る。
「いいか、サクラ。あれは動物に見えるが、魔物の一種だ。目が赤いだろ?」
「ん?あれ、魔物なの?」
「あぁ。あれはウサギだが魔物だ。名前はなんだったか?とりあえず目が赤いのが魔物だ。、まだ気づいていないな。」
エゴかもしれないが、魔物と分かったら可愛いは可愛いんだけど、さっきよりは、、、だめだ無理だよ。
でも、私がここで殺れなくても、魔物であるかぎり他のだれかに倒される。
自分の手を汚したくないって思っているのかな?
三番隊は魔物と主に戦う隊だもん。
この先、三番隊に入りたいって思っているならこうゆう可愛い魔物を討伐しないといけなくなる。
こんなところでやれないなんて思っているなら、三番隊に入りたいなんていう資格は私にはない。
そういうやつが一番、他の人の足を引っ張るんだ。
そんなやつ隊にいてほしくないだろう。
私はこの世界で生きていくって決めたし、生きるしかない。
よし、覚悟を決めろ!!
目をかっと思いっきり開いて、さっきウサギがいたところを見る。
「サクラ、逃げられた。」
狼騎士さんがそう言った。
私がうじうじ悩んでいたせいか。
もう迷わない。




