第36話 私の決意
え?大剣は元々折れちゃってたの?
「そういえば、すごい簡単にひっこ抜けたなって思った。」
確かに、元々折れてなかったら引っ張って折れることはないのか。
焦ってて、そんな単純なことにも気づかなかった。
「壊れていてもいい。見つけてくれてありがとな。」
この大剣は大事な剣なのかな?
誰かにもらったとかな。
「魔物の方は見つからなかった。」
狼騎士さんはその後、申し訳なさそうにそう謝ってきた。
私たちはまた狼騎士さんの国、バルレリアに向けて出発している。
大剣の鞘は、大きな木の葉の部分にあった。
木の上に隠してあったのが落ちたのかな?
重みで鞘だけ葉の所に落ちて、刃だけ落ちちゃったのかな?って思っている。
大剣は鞘に戻して入っている。
鞘に入っていると折れているようには見えない。
私は軍馬くんの上に乗っている。
最初よりだいぶ慣れたけどそれでも速度はゆっくりだし、休憩も多い。
狼騎士さんの歩きより遅いと思う。
狼騎士さんが歩くのが早いっていうのもあるけど。
でも、狼騎士さんはゆっくり歩いてくれている。
軍馬くんが何を言いたいのかなんとなくわかっても、会話はできない。
誰かと話しながらというのは楽しいものだね。
今は森での注意とか、役立つ話を色々聞いている。
薙刀も教えてくれるそうだが、私は魔法での戦い方の方がいいという。
私は平和な国で育った人間だからだそうだ。
遠距離から安全な場所から戦う方法を身に着けてほしいのだという。
それができるようになてから、だんだんと近距離で戦えるようになれと言われた。
いつでも遠距離で戦えるわけではないからだそうだ。
いつでも、遠距離で戦えるとは限らないから、薙刀の訓練もするようにとのこと。
そして、狼騎士さんは私が騎士になろうとしていることは話していないし、気づいてもいないようだ。
だって、『まー国についてさえしまえば、安全だろう。』って言ってたから。
でも、自分の身を自分で守れるには、こしたことがないからと教えてくれるようだ。
気づいてないなら、私が騎士になってから驚かせようとも思う。
一応、どうやって、騎士になるかだけは聞いておいた。
まず、騎士になるには、騎士見習いというものにならないといけないそうだ。
騎士見習いは半人前、騎士に慣れたら一人前って感じだそうだ。
少し空くかもです。
すみません。




