第32話 大剣をポキッとやっちゃいました
一月は余裕がなさそうなので、月曜日の週一で出します。
だから、私は木の下を探している。
あるかな?
翼をぱたぱたと動かしながら探す。
軍馬くんはあいかわらず私の後ろをついてきてくれる。
手綱がなくてもついてきてくれるのはありがたいね。
軍馬くんも探してくれているみたい。
私、虫とか動物とかは平気なんだよね、一部の虫でだめなのとかもあるんだけど。
森はやっぱり虫も動物もいるね。
動物は小動物が遠くから、私たちのことを見ている。
大きそうな動物を遠くの方で見つけたときは、翼をやめて、軍馬くんに乗って逃げる。
うん、逃げるよ、私は。
狼騎士さんが思うように、私は戦ったことがないから弱い。
でも私は狼騎士さんの元で働きたいと思ってる。
今の私は無職だもん。
安定した職場で働きたいのはもちろんだけど、信用できる人のもとで働きたい。
私はこの世界で頼れる人がいない。
だからこそ、何かあった時に、相談できそうな人が近くにいてほしい。
能力はあると思う。
あとは、心と経験だと思うんだよね。
騎士って安定もしてると思う。
だって国がつぶれなければ続いているからね。
あとは私が死なないことだ。
もしかしたら、体を張らなくていい、安定した職場が他にあるかもしれない。
その中で信用できる人がいるかもしれない。
でも、やっぱり、私が異世界人であることを知っていて、私のことを心配してくれる、狼騎士さんのような人は中々いないと思う。
私は狼騎士さんに会えて幸運だったよね。
そんなことを思いながらも、大剣を探す。
あ!なにか今光った気がする!!
たぶん、大剣の金属の部分だと思う。
勘違いかもしれないけど。
反射したように、光がきらっとした気がする。
大きな木が近づいてきた。
あの木の上に隠しておいたのかな?
あれなら落ちないかもね。
私で持ち上げあれるかな?
大きな木がしっかりと見えた。
周りにも木がたくさんある。
大きな木は遠くからだと目立っていたけど、周りに木があるからそんなに目立たない。
大きな木の上の方にまずは飛んでいく。
ないねー。
やっぱり下かな?
そう思って下に行った。
うーん、土に刺さっちゃてるね。
少しやって抜けなかったら、軍馬くんだけ先に戻ってもらおうかな?
いや、軍馬くんから降りただけで、怒った狼騎士さんだもん。
私だけ残る選択はないね。
逆も同じだね。
でも、逆だとまず、私が狼騎士さんの元まで帰れないと思う。
私がここで抜けなかったら、どうしようかな?
まー抜けなかった時はその時考えよう。
大剣はほとんど刺さっちゃている。
剣を握る柄?というのかな?そこを両手で握る。
大剣だけあって、柄も太くて大きい。
しっかり握って引っ張る。
どっすーんと思いっきり、しりもちをついた。
簡単に抜けた。
でも、私の顔から血の気がひいた。
あ、やばい、大剣をポキッとやっちゃいました。
どうしよう?




