第26話 驚きの事実
「俺たち獣人は普段は人間の姿なんだ。」
そう言いながら、私が朝、起きた時にみた、知らない男の人の姿にレオンはなった。
朝、見た時の顔にそっくりなレオンがいた。
信じられなくて、ぺたぺたとレオンの頬に手をあてる。
「ほんとうにレオンなの?」
頭に耳が生えていた部分にも手をあてるけど、普通に人間の髪みたい、、じゃない!!
髪でよく分からなかったけど、耳はあった。
普通に見ればある。
気が動転してて、分からなかっただけだった。
「あぁ。俺たち獣人は大人になるにつれて、姿を変えられるようになる。そして、俺みたいな戦うやつは、戦闘する時だけあの獣人の姿になる。あと、街の外にいる時は完全な獣人化をするな。」
そうやって説明してくれた。
なんて、ファンタジーな。
まー、そっか、ここは、異世界だもんね。
「あれでもここは、街の外だよね?なんで、朝、狼騎士さんの姿じゃなかったの?」
当然の疑問だよね。
「う、、それは、、。」
言葉をつまらせて、顔が赤くなっていく。
でも、話そうとしているあたり、聞いちゃいけないことじゃないよね?
「それは?」
だから、話をうながした。
「軍で事務作業をする時とかは、獣人の手だとやりにくいから人間の姿になったりする。、、、ま、街の中の家とかでは、人間の姿で眠るんだ。あとは、家にいる時とか。、、、つまり、、、。」
レオンは何を言いたいのか、いまいち良く分からない。
「つまり?」
「お、俺がリラックスしてたんだぁ!!!」
レオンは、大声で叫んで、頬が赤くなっている。
叫んだと同時に尻尾が出てきた。
耳はしまえないみたいだけど、尻尾は、しまえるのかな?
だんだん、獣人化しているみたい。
レオンの体が、もこもこに包まれていって、狼騎士さんになっていく。
あー、頬が赤くなっていたのは、羞恥で赤くなってたんだね。
騎士として、この街の外なのに、リラックスしてたのも恥ずかしいと。
「そんな、恥ずかしいことじゃないよ?」
だから、そうやって慰めた。
「あと、気づかなくてごめんね?レオンが狼騎士さんだってこと。」
ひどいよね、起きたら不審者扱いされたんだから。
「う、それは、もう大丈夫だ。」
話がひと段落したので、朝ごはんにしようと思った。
すると、それに気づいた、軍馬くんが私に擦り寄ってきた。
とっても甘えてるみたい。
「ごめんね?軍馬くん。すぐご飯にするから。」
そう言って、レオンにベットを降りてもらいアイテムボックスにしまった。




