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召喚されたけど、一般人その1だった。  作者: 初花優音
第1章 桜、狼騎士さんと出会う
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第25話 隣にいたのは、レオンだった

「ん〜。」


私は、パニック状態になり、倒れて30分ほどして目覚めた。


ゆっくりと瞼をあける。


「お!サクラ!!おきたか?」


ぼやけた視界に1番最初にはいったのは、私をのぞき込んでいる、レオンだった。


頭に耳があり、尻尾もあるレオン。


目に入った、尻尾を撫でそれが幻覚じゃないことを確認する。


「お、おい!!サクラ!!しっ、ぽ、を触らないでくれ!」


顔を赤くして抗議するレオンが目に入り、撫でるのをやめる。


「レオン。よかった。」


安堵した私は、起き上がってレオンの頭を撫でる。


「あのな、」


それを見て、レオンが話そうとするも、私の耳にはレオンの話は、入ってこなくて、そのまま話す。


「しらない男の人が、」


思い出すのは、あの黒よりの灰色髪の男の人。

私が知らない人が、私のことを知っていた。


「いや、あのな、」


また、レオンが口をはさもうとするも、私の耳には入ってこない。


「私のベットを使って、レオンの洋服を着てたの。」


また、確認するようにレオンの頭をなで、そこについている、耳も一緒になでる。


そこにちゃんとレオンがいると実感するように。


「レオンが無事でよかった。あの男の人になにかされたのかと、、。」


少し、涙が滲んでくる。

本当に無事でよかった。


最悪な場合、あの男の人に、、、。



「いや、だから、あのな、落ち着いて聞いてほしい。」


そこまで話して落ち着いた、私は、レオンの言葉が頭に入ってきた。


「何?」


どことなく、飼っていたマサシに似ている、レオンを撫でながら聞く。


犬なのに狼みたいだったマサシと強面の狼なレオンという、じっくりみると、強そうな顔という所しか似てないけど、マサシが近くにいるようでなんとなく安心する。


そう思いながら、頭を抱いて、撫でる。


起きた時は、私がレオンの膝の上にいたけど、今はその逆だ。


「サ、サクラ!?」


さっきより、赤くなった顔でレオンは私をよぶ。


「ん?どうしたの?」


落ち着いた私はそんな余裕まである。


「その、サクラがみたという、男の人ってのは、俺なんだ。」


その言葉を聞いて、レオンの頭を撫でていた手がとまる。


「え?」


聞き間違いかと思ってもう一度聞く。


「サクラが知らない人っていっていたのは、俺なんだ。」


頭を上げて、私の顔を真正面から見て言う。


「あの、不審者が、レオン?」


私の中では、もうあの男の人は、不審者だった。


「ふ、不審者!?」


不審者って言葉に驚いてレオンは、声をあげる。


「朝、起きて隣に寝てたのがレオン?」


声が震えながらも、レオンを指さして、再度問う。


「あぁ、俺だ。」


しっかりと頷いた、レオン。


「でも、あの姿は、、。」


信じられなくて、またレオンに聞く。


「俺たち獣人は普段は人間の姿なんだ。」


そう言って、私が朝、起きた時にみた、知らない男の人の姿にレオンはなった。

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