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召喚されたけど、一般人その1だった。  作者: 初花優音
第1章 桜、狼騎士さんと出会う
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第21話 洗濯

「アイテムボックスにご飯とベットとお風呂が入ってるの。」


そういいながら、とりあえず、お風呂の特大桶をだした。


今日はまだ、時間があるから、軍馬くんを洗ってあげたい。腕の筋肉痛もそれができないほど酷くはない。

桶の中にはもうお湯が入ってる。


一緒にブラシと石鹸も出しておく。


「私と軍馬くんはお風呂に入ろうと思うけど、狼騎士さんはどうする?」


「俺も入っていいのか?」


「うん。いいよ。」


「そうか、なら俺は後で入らせてもらう。見張りをしておくが、この周りには隠すものはないのか?」


「あ!!ない。」


昨日までは、森の中で人はいなかったし、逆に、魔物とかが近づくのが分かるように隠すことは考えてなかった。


「、、そう、か。」


狼騎士さんは顔が赤くなった。


顔は強面なのに、可愛いな。


これがギャップ萌えか!!


「!!そうだ。獣人は人間に比べて、五感が鋭いから、目隠しでもしよう。そうすれば、安心だな。目が隠れていようと魔物を発見できる。よし、そうしよう。」


慌ててる、狼騎士さん面白いな。


私に言い聞かせてるのか、自分に言い聞かせてるのかよく分からないが、とても早口だ。


「別に目隠ししなくても、信じてるから大丈夫だよ。」


少し、笑みをもらしながら私は言った。


「今からは軍馬くんを洗うから、手伝ってくれる?」


「あぁ、わかった。」


「とりあえず、このブラシで軍馬くんの毛を梳いてくれる?それで、今脱いで持っている洋服貸して?落ちるかわからないけど、洗うから。」


上半身は特に汚れがひどい。

破れてる箇所もいくつかあるけど、裁縫セットがないから、難しい。

でも、汚れだけは落としておきたい。


「分かった。ありがとう。助かる。」


そういって、狼騎士さんは、洋服を渡してくれ、軍馬くんをブラッシングするために、移動した。


「よし、それじゃあ、私は洋服の汚れを落とそう。」


うーん、イメージは洗濯機だけど、『ウォ―ターボール』だけではイメージが難しいな。


水属性以外の属性を混ぜ合わせよう。


元は『ウォ―ターボール』をだし、その中に石鹸を粉々にしたのをいれて、風属性で、あわあわにしよう。


それを中くらいの桶に入れて、あとは手作業で落とそう。


まずは石鹸を粉々にする。

一番小さい桶を出す。


その中に、石鹸を入れる。


これを粉々にしていく。

余れば、この桶に入れて、そのまま保存しよう。

次の洗濯の時楽できる。


私の洋服も一緒に洗おう。


洋服は替えがあったし、汗もかいてなかったし、洗濯できる方法も時間も何もかもが足りなかった。もし洗う時間があっても、干せないからどうしようもないよね。


今持ってる洋服すべて洗うことにした。


粉々にする方法は、筆箱に入っていた、定規を使う。


削れた、薄い石鹸が出来上がっていく。


これは意外と時間がかかるな。

1つの石鹸だけ削ろうと思っていたけど、あと2つほど、削ろうかな。


次、いつこんな時間に余裕ができるかわからない。


ん?どうやら、狼騎士さんが軍馬くんのブラッシングを終えたようだ。

こっちに近づいてきた。


軍馬くんも満足そうだし、私がやったより、とても綺麗にブラッシングされている。

それに、とても丁寧にブラッシングしてくれたようだ。


「ありがとう。この石鹸で、軍馬くんのことを洗ってもらってもいい?まだ、洗濯できてないもんで、先にお風呂入っていいよ。これ頭洗うやつで、こっちが体洗うやつだから、間違えないようにね。はい、これタオルね。」


軍馬くんを連れて、私の近くまで、来た狼騎士さんに言った。


「この高級そうな石鹸を使ってもいいのか?ありがたい。こんな高級そうな石鹸見たことない。本当にいいのか?軍馬くんのことは任せてくれ。」


石鹸に驚いたようだ。

これは執事店員さんが用意してくれた、お店にあり、大量に購入できる中で、一番高級な石鹸と頼んだものだ。

高価なだけはある。とても使い心地がいい。


「気にせず、使ってくれていいよ。軍馬くんを洗ってくれた、お礼だとでも思ってくれてどんどん使っていいよ。軍馬くんのことをよろしくね。」


石鹸などを受け取った、狼騎士さんは特大桶のお風呂に向かっていった。


ようやく、石鹸を粉々にすることができた。

ここから、ようやく洗濯だ。


中くらいの桶をアイテムボックスから出す。


桶の中に『ウォ―ターボール』を出す。


中くらいの桶の八分目くらい入る量の『ウォ―ターボール』を出す。


私の手のひらの上に浮いている、『ウォ―ターボール』をゆっくりと移していく。


これをもう一度、浮かして、混ぜて、あわあわにしたい。


私は水属性と風属性の魔法を同時使わないといけないと思っていたけど、魔法はイメージが大切。

『ウォ―ターボール』を作った後、桶に移動させたのは、風属性を使っていたのかもしれない。


もしかしたら、違うのかもしれないけど、やるだけやってみる。


違ったらまた、方法を考えよう。


それに、あわあわにするのに、激しい、風属性、『ウィンドウカッター』とかをつかうわけじゃない。

そういうのだったら、二つ同時に使うというかもしれないけど、今からするのはただ、あわあわにしたいだけだ。


先ほど、桶に入れていた、『ウォ―ターボール』を浮かせる。

大の桶をアイテムボックスから出しておく。

そして、小さい桶に入ってる、削った石鹸をそっと『ウォ―ターボール』に入れる。


石鹸入りの『ウォ―ターボール』を五個の『ウォ―ターボール』に分ける。

そして、それぞれを回転させる。


あんまり、混ざってないようなので、さらに、分裂させて、計十個にして、回転させる。


石鹸がとけて、石鹸水になったようなので、あわあわにするために、十個あった『ウォ―ターボール』のうち、とりあえず、二つ以外の回転を止める。


二つの『ウォ―ターボール』をそれぞれ違う方向に回転させながら、合わせる。


うん、いい感じに少し、泡立ってきたようだ。


このまま、一つずつ回転の仕方を変えながら合わせていく。


うーん、まだ、あわあわじゃないような気がする。

ちょろっと泡になってるかな。


濃密な泡を作りたい。


イメージは、泡だて器とか、ハンドミキサーとかなんだけど、目を開けたままイメージするのは難しいのか、うまくできない。


目を閉じる。


大きい『ウォ―ターボール』に手をかざし、まずは泡だて器で混ぜている、イメージを持つ。


うーん難しいな。


そうだ!!泡だて器とかを使う時はボウルとかに入れて、混ぜる。


大の桶に『ウォ―ターボール』を入れる。


これに、泡だて器で混ぜてるイメージを持つ。


うんうん。うまくいった。


これなら、ハンドミキサーのイメージもできそうだ。

ハンドミキサーの方が、断然早いイメージができるので、ハンドミキサーをイメージする。


おー!!濃密な泡。これぞ、私のイメージしたあわあわだ。


このあわあわな『ウォ―ターボール』?を五分の一ほど浮かせせる。

もう『ウォ―ターボール』って感じじゃない。

液体じゃないもん。あわあわだもん。


この中に、洗いたい洋服を全部入れる。


そして、あわあわな『ウォ―ターボール』を回転させる。

イメージはもちろん洗濯機だ。


すごい、いい感じ。

あ、でも、泡の量は多かったかも。


これに、新たに『ウォーターボール』を作って合わせる。


泡が落ちるようにまた、洗濯機みたいに回す。


泡がだいたいおちたようなので、回転をやめる。

ここからは手作業で、残った汚れを落とす。


うん!!だいぶ綺麗だ。


切れちゃってるところは洗濯ではどうしようもない。

裁縫セットあれば良かったな。


あとは、乾燥させる。


1番簡単な乾かし方は洗濯物を浮かせて、温風をかけることだけど、出来るかな?


やってみよう。


ん?1個ならできた。


1個ずつ乾かしていこう。


こうして、乾いたものも畳んで、とりあえずアイテムボックスに入れることにした。


どうやら、軍馬くんも狼騎士さんもお風呂が終わったようだ。

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