第12話 軍馬くんとお風呂
というか、時間たつのがはやい。
もう4時だ。
軍馬くんごめん、お腹すいてるよね?
あ、森の中に生えている草を食べてた。
「頭いいな!!ごめんね!お詫びに果物盛りいっぱいあげるね。」
喜んでくれた。
軍馬くんが自立していて、本当に良かった。
今度から何かする時は小腹用のを何か置いておこうかな。
とりあえず、夜ご飯として、私はクリームシチューとナン。
軍馬くんはフルーツ盛りとコーンスープと森の中の草。
干し草よりも森の中に生えている草の方が好きみたいだ。
少し、積んでおこう。アイテムボックスもあるしね。
ちょっとはやいけど、お風呂はいろうかな。
お風呂にのんびりとつかり、何気なく軍馬くんをみた。
「軍馬くん、お風呂入る?」
日本人にとって、お風呂は外せない。
動物はあんまり好きじゃないみたいだけど、ブラッシングして、お湯をかけるだけでも違うと思う。
昨日までと違って、水は使い放題!!
そう思って、声をかけたのだが、軍馬くんは元々入りたかったのか、嬉しそうだ。
「じゃあ、私が上がったら洗ってあげる。そしたら、お湯につかってもいいよ。」
手早く出て、洋服を着た。
この世界にドライヤーなんてものはないから自然乾燥だ。タオルをまいておく。
「おいで~。」
まず先に、ブラッシングをした。
とても丁寧に行った。
気持ちよさそうだ。
『ウォーターボール』を多めの魔力を込めて出し、私の手のひらの上に浮いてる『ウォーターボール』を軍馬くんに向けてゆっくり下ろす。
だいぶコントロールが良くなった気がする。
たくさん石鹸は買ったので、軍馬くんに少しぐらい使っても問題ない。
軍馬くんあわあわになった。
「軍馬くん、かゆいところはないですかー?」
美容師さんの真似をして聞いてみた。
大丈夫なようだ。
だいぶ、軍馬くんの言いたいことが分かってきた気がする。
また、同じように、『ウォーターボール』を出して、泡を落としていく。
軍馬くんは私が入っていた特大の桶に飛び込んだ。
どうやら私にも入ってほしいようだ。
1人じゃ寂しいもんね。
「でもね、軍馬くん、洋服びちょびちょになっちゃったじゃん!!」
もう1回入るのはいいけど、洋服はたくさんもってるわけじゃない。
「はぁーきもちいいね!軍馬くん。」
入り直した私は軍馬くんを撫でた。
軍馬くんもお気に召したようだ。
でも、あんまり長くは浸かりたくないようだ。
10分くらいで、外に出さそうにしたので、
「出たかったら出てもいいよ。でも、返事を待ってて偉いね。」
と言った。
軍馬くんは1人でも出れるのにちゃんと出ていいかの確認をしたのだ。
偉い偉いとよしよしした。
軍馬くんは出たあと、ぶるぶる震えて水を落とした。
動物は簡単にかわいて羨ましいわ。
私も出て、さっきとは違う洋服を着た。もちろん私の髪はタオルドライと自然乾燥だ。
全然乾かない。
髪の毛がだいぶかわいたところで、寝ることにした。
「軍馬くん、おやすみ。」




