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狂 い し 、 双 六

考えるな、感じろ。

「や…やっと、よ………」

 義経が息を切らしながら呟く。

 そりゃ当然だ。

「あと8マスぅぅぅうううう!!!!」

「よっしゃああ!やってくだせえ!義経の姉御!」

「くだせえくだせえ」

 後もう少しでこのクソゲーが終わるんだ!

 希望以外の何者でもない!

 僕と巴御前は一番ゴールに近い義経を兎に角応援した。

 それが僕らに与えられた使命だ!

 ちなみにそんな僕らの現財産だが、

 僕、3億7800万円

 巴御前、4億601万円

 言っておくが全部借金である。

「えー、ちょっと楽しもうよー」

「じゃかしゃあああ!!カネモ!資産家!高額納税者!!!長者番付殿堂入り!とっとと降りろ!」

「めっちゃ褒めるやん」

 借金する羽目になったのはこの教経の所為である。

 教経が起業したスポンサーに投資していたのだが、その企業が倒産してしまい…僕らは一文無し…

 もーお茶目な教経♡

 でもそんな教経は稼いだ金で別企業に投資したり、FXしてたので、

 結果的に僕らだけが損をする結果になってしまった…

 教経はやっぱりすごいなぁー!

「悪いね、教経…この勝負!私がもらった!」

 12

「…………」

「え?義経さん?嘘でしょ?」

「……ちなみに、その…戻った先のコマは…?」

「えーと…『闇バイトに手を染めてしまった!おっとポリスメン登場!お手つき一回!』……」

「教経さん????」

 巴御前が続ける

「…一発殴っていい?」

「やだ」

「じゃ二発」

「なんで増えんのよ」

 ここでなかなかゴールしきれない事案が発生してしまった!

 ここからはダイジェストでお楽しみください (^^

 

「よっしゃあああ僕の書いた本がベストセラーだ!これで印税生活っす!」

「あ、スキャンダル起こした政治家、その本大好きだったって……印税生活が…なんだって?」

「ざけんじゃねえええええええええええ!!!!…ですよおおおおおおおお!!!!!!」


「よおし!金投資始めちゃうよおおお!」

「あ、宇宙人が地球に金ばら撒いてるってさ」

「やめろおおおおおおおおおお!!!!!」

 金、1kg十円

「投資なんてクソだああああああああ!!!」


「巴御前?!何してんの?!」

「ふぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…付き合った人が、やばいくらいのヤンデレだったぁ…殺されるううううう…助けてよぉ教経ぇ…」

「しゃーないなあ…私が手を借しちゃる!」

「教経……!」

「え、まって ライバル企業の株暴落してんだけど?!よっしゃああああ!気もちぇえええええ!!私に投資しちゃってええええ!!」

「教経ええええええええええええええ!!!!!」




  〜2000 years later〜

「こ…今度、こそ……ゴール、してやる……」

「後3マス後3マス後3マス後3マス」

「やれやれやれやれやれやれ」

 皆が一心にルーレットを凝視する。

「いけえええええええ!!!」

 義経がルーレットを回した!

 カラカラカラカラ……

「何が…でる…?」

「でろ…3!!」

 ざわ…ざわ…



 11

「………」

 カチカチカチカチ… (ルーレットを手動で動かす音)


 3

「やったあああああああああああああ!!!!!クリアあああああああ!!!」

「よっしゃああああああああ!!!!!」

「オッシオッシオッシオッシ!」

 やっと…やっとこのクソゲーが終わる!

「やあやあやあ!おめでとうおめでとう!」

 教経が拍手をしながら出てきた。

「全く…とんだクソゲーだったよ…2度とやらせんなよー?ったくー」

「あははーわかったよー!はい転生」

 教経が盤をぐるりと裏返した

 すると、そこにも新たな盤面が登場した!

「「「…は?」」」

 僕らは迫真の声色で返事した。

「セカンドステージ!異世界!!」


 (※教経ボコボコTIME※表現できないモ!)


「な…なんで…ごんな…びどい…」

「当たり前だろが」

「地獄が呼んでるぜ」

 釘バットとクソでかい斧を担いだ義経&巴御前が教経に言葉を吐いた。

「いやなんでそれで殴られて生きてんすか」

 僕は思わず突っ込んでしまった。

「くっそざっけんじゃねえよ…」

「でも、始まったものは仕方ない……やるしかないのか…」

「ヤァだよ…!そんな!」

 義経と巴御前が言葉を交わす。

「まぁ…教経がおすすめなら…回すか」

 僕はその盤のルーレットに手を伸ばした。

「は!?マッジで?!鏡介!」

「まじ?まじで言ってんの?!」

 2人の言葉に耳も貸さず、僕はルーレットを回した。

 カラカラカラカラ…

 6

「6マス…か」

 僕は6マス先に駒を動かす

「えーっと…『おめでとう!君はなろう系主人公だ!ヨユーで生涯を終えたぞ!ゴールへGO!』」

 ……え?

「え」

「え」

「え」



「「「「え」」」」



      CAST

   吾妻鏡介(阿弥陀芳一)

      源義経

      平教経

      巴御前



「おい待てやこのクソゲー」

 とうとう巴御前がキレた!

「こんなクソゲーぶっ壊してやる!」

「まあ待てや!待て待て!」

 巴御前が荒ぶったその瞬間!


 ピカーーーーーーーーーッッッ

 盤面が光りだした!

「え?」

「な、何?」

〔ふっふっふ…〕

 ふと、どこからか声が聞こえた

「この声は!…盤面から?!」

「誰だよ! (迫真)」

〔今こそ告げよう、我がフルネーム!〕

「誰だよ! (聞く耳持たず)」

「いいから誰だよ (聞く耳持たずチャプター2)」

〔ほとばしる発声意欲!バルバルwブッティカ^^!『魔王 谷川ロレンディーヌ〜季節のパッションを添えて〜』だっでんて!〕

「誰なんだよ (事後)」

「誰だよ (断定)」

〔だから!我は『魔王 谷川ロレンダ…』〕

 谷川は噛んでしまった!

〔もう許さんぞゴキブリ&ハナクソ共!〕

「いやこっちに落ち度なくない?!」

「なくなくない?!」

「言い過ぎだろがよ」

〔我はこの人生ゲームに封印された魔王だ!封印を解いてくれたことは感謝している!まじ感謝!だがしかし!この不敬は許しがたしだっでんて!まつ毛の根元までこんがりきつね色に焼き尽くしてくれる!〕

「普通骨の髄だろ」

「うまそうに料理しないで」

「私ら玉ねぎかよ、淡路かよ淡路の民かよ」

 すると、巴御前がふと、気づいた。

「……貴様が、私の入園式を汚した、火の魔王……」

〔え?違うが?〕

「やっぱりか…!許さぬぞ…!谷川のれん!」

〔え?違うが?我は『魔王 谷川ロレンディーヌ〜季節のパッションを添えて〜』だが?〕

「どっちでも一緒だろうがああああああああ」

 〔なんちゅう位相じゃ〕

 巴御前は尚も続ける。

「もう許さん!入園式のことかぁーーーーーーーー!!!」

「あ、あれは…!」

「盤面頼んだぜ…」

 するとTさんは机の上から顔を出し、狙いを定め

「破ぁーーーーーー‼︎」と叫んだ

 するとTさんの両手から青白い光線が飛び出し、谷川を吹き飛ば……せなかった。

 谷川はそれを避けた!

〔うわ!あぶねっ〕

「色々とな」

「くらえもういっパーーーーーーつ!」

 巴御前が再度チャージを始めた途端、

「やめろおおおおおおおおお!!!!」

 教経の大技『粉砕回転峯脚真衝(金峰寺クリスティーナ)』が巴御前の向こう脛に直撃した!

「 (絶叫) 」

「と、と、と…巴御前ンンンンンンンンン!!!!!!ひどい…誰がこんな……」

「鮭は…白身魚……グフッ (絶命)」

「巴御前ンンンンンンんンンンンンンンンンンンんンンンンン!!!!!」

 教経は谷川の方を見つめる。

「おのれ谷山!」

〔谷川です〕

「よくんも巴御前ぬを!」

〔あなたです〕

「許さんぞ!谷田!」

〔谷川です。転嫁すんなです〕

 義経が姿を見せる。

「こうなりゃ、FPSで勝負だ!」

「おりゃああああ!!!わっちの義経パイパイセンセンなめんじゃねえよおおおおおおん????!!!」

「うおおおおおおおお!!!!きたあああああああああ!!!!」

「「ぎ!けい!ぎ!けい!ぎ!けい!」」

義「あ、メンテ中だった」

 とうとう谷川がキレたようです。

〔貴様ら…もう許さねえええええぜ……宇宙のプルコギにしてやるよおおおおおおおおお!!!!〕

「どーゆー比喩表現だよ」

 しかし、それはあながち間違いではないらしい。

 谷川はビビンバへと変身したのだ!

「なんと…いう魔力だ……」

「でも、私たちはこのビビンバを完食しなけりゃならない……」

「行きますよ!」

「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」







 ====定食屋〜お義母さんとの相席なう〜内====


店員「以上がビビンバをお楽しみいただくための導入となっています」

義経「導入いるかあああああああああああああああ!!!!!!」

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