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繭のほころび  作者: 変汁
19/22

①⑨

私の所に警察が尋ねて来る事はなかった。


LINEのやり取りや着信履歴や通話記録などで恋人同士だというのはバレバレの筈だった。


けれど、連絡すら来なかった。


あっさりと自殺として処理されたようだ。


彼の衣服には私の指紋もついているだろうに。


ある程度、覚悟はしていた。


その分、肩透かしにあった感じがして、この手で突き落としたのも自分の妄想だと思ってしまうくらいあっけらかんとした最後を迎えた。


これで私が、ターくんに殺される事はなくなった。


それについては喜びも不安もなかった。


単に彼氏と別れたという程度の物と同じだった。


この日から私自身の中に変化が生じたとすれば、結婚願望が無くなった事だった。


一生独身で構わない、そう思った。


ターくんから乳首が大好きな元彼と別れるまでの間、2人の男と付き合った。


2人とも年下だった。


年下だからと言って格別可愛いとは思わなかった。


2人共、向こうから付き合って欲しいと言われ付き合い、俺の事、好きじゃ無くなったでしょ?と言われ2人に振られた。


そこに悲しみも痛みもなかった。


想い出は?と聞かれたら、その2人については答えられない。


乳首大好き元彼だと乳首ネタが想い出になるのか。


なんだか自分って滑稽だなと思った。


今の私の姿を見たら何と思うだろう?


笑うに決まっている。


けど私自身は笑い事じゃ済まされなかった。


美香はパッと目を見開きスマホに糸が付かないよう指先であらゆる人へ電話をかけた。


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